テーマ:ヘンデルの器楽曲

ミーントーンで何故か破綻しない謎

ヘンデルのハープシコード組曲集第8番、ヘ短調組曲HWV433のプレリュードです。 ウルフを大きく移動、分割した専用ミーントーンで鳴らしています。 ★音律推定の詳細はこちらの記事で 実はこの曲、楽譜を見ると破綻するんじゃないの?な箇所がいくつかあります。 1分10秒~の箇所↓↓↓ 1分40秒~の箇所↓↓↓ …

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HWV427はウルフ分割するのか?の謎

再びヘンデルのハープシコード組曲HWV427(ヘ長調)の音律の話です。 この組曲は通常の、G#-E♭にウルフがあるミートーンで破綻なく演奏できますが、冒頭アダージョの12小節目に謎のD#があります。 (E♭で演奏した方が良い箇所なのに、D#になっている) ⇒ 以前こちらの記事でも「何でやろ?」と書きました。 他の組曲で音律を…

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HWV426をウルフ分割ミーントーンで

以前の記事から間が開いてしまいましたが、ヘンデルのハープシコード組曲集(1720年刊)の音律で、音の見落としがあって後から修正した、イ長調 HWV426のアルマンドを打ち込んでみました。 使われている音を調べてミーントーンのウルフを動かし、必要な音を出現させます。 異名異音のB#とCが両方出てくるので、ウルフを分割して兼用音…

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組曲の「ヘンデル音律」総まとめ

BGM用~組曲ホ長調 HWV430 より「アルマンド」(繰り返し省略) (下図の「III」音律を使用・・・「II」ではF##音の箇所で不具合を起こします) ヘンデルのハープシコード組曲集・第1巻(1720)、各組曲(調性)とその音律を、音名も入れた五度圏図にしてみました。 この曲集は、音律も作品の重要な一要素だと思いま…

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ヘンデルのミーントーンでパッサカリア

ヘンデルのハープシコード組曲集・第1巻(1720)の音律調べ、最後は有名なパッサカリアを含むト短調組曲 HWV432 です。 この組曲は、通常のEs型ミーントーンで演奏しても、それほど大崩れするわけではありません。 しかし例えば、パッサカリアの第11~12変奏の所で・・・↓↓↓ 左手和音がだらしなく崩れたり、右手分散和音と合わ…

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音律の限界に挑むフーガ

今度は、ヘンデルのホ短調組曲HWV249の音律を調べましょう。 この組曲は冒頭に、Allegroの堂々たるフーガが置かれ、その後お決まりの舞曲、(アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ)が続きます。 今までと同様に、使われている音を調べ、もし通常のミーントーンに存在しない音があったら、それが出現するようにウルフを動かせばよさそう…

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ヘ短調組曲★ヘンデルの解決法

今度はヘンデルのへ短調組曲 HWV433の音律を考えてみます。 フラット4つのこの組曲、通常のミーントーン(Es型)では・・・↓↓↓ 笑ってる場合じゃないですよ・・・!(^ ^;) この組曲も、嬰へ短調組曲の場合と同じく曲中に使われている音を調べ、ウルフの移動で通常のミーントーンに存在しない音を出現させれば弾けそうですね。 …

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嬰ヘ短調組曲の音律はコレだ!

ヘンデルのハープシコード組曲集第1巻で、通常のミーントーンで演奏できない組曲のうち、嬰へ短調(HWV431)組曲を例に、楽譜から調律替えのヒントを見つける方法を説明します。 ★今回の記事の内容は、kotenさんの研究によるものです まず通常のミーントーン(Es型)で、プレリュードを演奏すると・・・ 最初何とか持ちこたえてますが…

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★速報★ヘンデルの「音律問題」解決

シューマンの途中ですが(笑)、当ブログの主役ヘンデルの「音律問題」が突然解決したので、その話題です。 ところでヘンデルの音律問題って何? それは、ヘンデルが長三度が純正なミーントーン(中全音律)を愛したとか、異名同音扱いできないミーントーンのために分割鍵盤の楽器を持っていたとか、英国は大陸よりもずっと後までミーントーンが使われていた…

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オイラー純正律で「調子の良い鍛冶屋」

ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」を打ち込んで、オイラーの純正律で演奏してみました。 (後半の繰り返しは省略しています) L.オイラー(1707 ~ 1783)は、数学の時間で習ったあのオイラーです! 私は最初、同名別人かと思ってましたが、あのオイラーです!(←くどい) 覚えてますか?「オイラーの定理」 多面体の頂…

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モテたい男はリコーダー?「紳士のフルート」

店頭で特別価格だったので、あまり期待しないで買ったのですが、抜群のテクニックと人声を上回る?表現力で超面白い! 南アフリカのケープタウン生まれ、現在はミュンヘン在住のシュテファン・テミングが、ヘンデルのオペラ・アリアをメインに、リコーダーで素晴らしい演奏を聴かせてくれます。 Handel: the Gentleman's Flu…

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ボーモンのヘンデル鍵盤曲集・廉価2枚組

長らく廃盤になっていた、オリヴィエ・ボーモンのヘンデル/ハープシコード組曲集のCD2種が、2枚組になって廉価再発売されたので紹介します。 まだ持ってない方には、超おトクなセットですよ~♪ ★ Amazonでは検索しても出ませんでした・・・ HMVの情報ページはこちら まず HWV435 の「シャコンヌ ト長調」が、ヘ…

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ガラッシの流麗なハープでヘンデル

イタリアの古楽ハープ奏者、マラ・ガラッシの「ヘンデル/ハープのための音楽」を聴いてみました。 Handel - Microcosm Concerto - Harp WorksGlossa 2010-01-19 Mara Galassi & Giovanni Togni Amazonアソシエイト by HVVの情報ページ…

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やっと「水上の音楽」

やっとCD買いました・・・「水上の音楽」! ベルナルディーニ指揮、アンサンブル・ゼフィロ盤です。 Handel, Telemann: Water MusicAmbroisie 2009-08-25 Amazonアソシエイト by ウェブリブログ HMVの情報ページはこちら こんな有名曲のCDを、何故今まで持ってなかっ…

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ヘンデルのサラバンドと言えば?

今度は、ヘンデルの超有名曲を打ち込みしてみました。 ハープシコード組曲 ニ短調 HWV437から、サラバンドです。 普通、ヘンデルのサラバンドと言えば、この曲を指すみたいですね。 初心者向けピアノ楽譜に良く載っているので、それで有名なのかと思ってましたが、「バリー・リンドン」とかいう映画(私は映画音痴なので、内容は全く知りませんが…

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駄曲か名曲か?もう1つのシャコンヌ ト長調

こちらで紹介しているヘンデル・ハープシコード曲集のCDで、演奏・鑑賞に値しないと省かれている、HWV442 のシャコンヌト長調(有名な HWV435 とは別曲)を、打ち込んでみました。 (1733年出版の、「第2集」9曲目です) このシャコンヌは、8小節の(低音)主題の後、何と!62の変奏曲が続きます。 楽譜を見ると、音型がツ…

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ハープ協奏曲を1人で弾いてる坊や

2007年の録画時8歳の男の子(ロシアのAlexander Andrushchenko )が、独奏でヘンデルのハープ協奏曲 HWV294 を弾いています♪ 小さなお手手が可愛すぎます~~~~~! まだ背が低いので、お尻の下に本?を置いて座っています。 でもそうすると、ペダルに足が届かなくなるので、補助台を使っていますね…

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謎のブーレー、打ってみた♪

初心者用のピアノ教材として良く使われる、ヘンデルのBourrée(ブーレー、ブーレ、ブレ)を、シーケンサーで「打って」みました。 この曲、元が HWV 363b のフルート・ソナタ ト長調のブーレーなのは間違いないですが、はたしてヘンデル自身が鍵盤用に書いたものかどうかは、ちょっとわかりません。 クリュザンダー版の…

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偽作も一緒のヴァイオリン・ソナタ

声楽以外のヘンデルの作品で、一番好きな曲は何か?と聞かれたら、何と答えますか? 私だったらたぶん、ニ長調のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ HWV371(作品1の13)と答えると思います。 いつ頃この曲の存在を知ったのか、良く覚えていません。 子供時代に、自分でレコードをかけて聴いた記憶もないし。 たぶんテレビで、ヴァイ…

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パッサカリア ト短調~打ってみた♪

ヘンデルのクラヴィーア組曲 ト短調 HWV432 の終曲、パッサカリア(Passacaille)を打ち込みしてみました。 クリュザンダー版の楽譜と一緒にどうぞ♪ ↓↓↓ この曲は、子供の頃は知らなかったし、その辺のピアノ楽譜にも載っていなかったので、実際に弾いたことはありません。 シャコンヌ ト長調(HWV435)ほど…

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ソナティナ変ロ長調~打ってみた

子供の頃、好きで良くピアノで弾いていた、ヘンデルのソナティナ(ソナチネ)変ロ長調 HWV585 を、シーケンサーで「打って」みました。 本当は「弾きたい」のですが、今手元に楽器がないので。 この曲、昔使っていたのは「バイエル併用ピアノ小曲集」みたいな楽譜で、その後ろの方に載っていたんです。 スラーやスタッカート、和音が付いてい…

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クラヴィーア曲をマリンバで

実は、ヘンデルの応援歌を打ち込みで作ってるのですが(笑)、しばらくシーケンサー(打ち込みに使う音楽編集ソフト)を触ってなかったので、勘を取り戻そうと簡単な曲を打ってみました。 1720年出版:ヘンデルのクラヴィーア組曲第1巻、第2組曲(へ長調)HWV427から、アレグロです。 冒頭部分の、クリュザンダー版の楽譜 ↓↓↓ …

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ヘンデルもビックリ?の「合奏協奏曲作品6」

1739年、ヘンデル54歳の時に書かれた「合奏協奏曲 作品6」(全12曲)は、わずか1ヶ月の間に集中して作曲されました。 ヘンデルの器楽作品としては、最もまとまり良く密度も高いこの作品集に、ジョバンニ・アントニーニ率いるイタリアの古楽アンサンブル、イル・ジャルディーノ・アルモニコ(以下IGA)が挑戦しています。 12 Conce…

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ヘンデル鍵盤曲集~ジークベルト・ランペ

ヘンデルの鍵盤(クラヴィーア)作品では、「調子の良い鍛冶屋」が一般に有名ですが、もちろん他にも素晴らしい曲がたくさんあります。 ドイツの鍵盤楽器奏者ジークベルト・ランペは、独自の研究に基づく新鮮な解釈と重厚な芸風で、私が大好きなアーティストですが、その彼が何と!ヘンデルを録音してくれたのがこのCDです。 Handel: Keyb…

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