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ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱
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ヘンデルの声楽曲を中心とした、バロックの埋もれ名曲や、ちょっと珍しい音楽の話題など♪
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ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019 〜今年も楽しかった♪

2019/05/07 20:36
前半は天候がパッとしなかった大型10連休も、ラ・フォル・ジュルネ開催の5月3〜5日には初夏らしい陽気となりました。
今年聴いたのは以下の4公演。(【】内は公演番号)

【125】「さすらいの音楽」シルバ・オクテット(クレズマー&ロマ音楽アンサンブル)、アレクセイ・ビリュコフ(バラライカ)
【158】「フランソワ・クープランが聴いた音楽」スキップ・センペ(チェンバロ)
【333】「地中海のポリフォニー」タバーニャ(コルシカの男声声楽アンサンブル)
【315】ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」、ラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」小曽根真、フランク・ブラレイ(ピアノ)、ミハイル・ゲルツ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア


ここ5年ほどの経験から、チケットを申し込む時「抽選にハズレにくいよう」「普段あまり聴かないものの方が面白い」に加え、「なるべく違う会場で」「声楽・器楽・編成の大小などバランス良く」等考えて決めたところ、全て希望が通った結果です。
(抽選でハズレ無しだったのは、今回初めてだったかも)
今年のテーマ「ボヤージュ 旅から生まれた音楽」を反映してか、プログラムは民族音楽系が目立ち、私も4公演のうち【125】【333】がそれでした。

【125】はバラライカを「生で」聴きたい…と思い選んだのに、PAだったのが少々残念でした。 去年もそうでしたが、LFJのホールB7公演はPA使用が常態化してるのかもしれません。(そうでないと後方席は辛いかも)
私は前から3列目で、生音とPAが混じったような音でした。
バラライカとツィンバロン以外は、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノなどフツーのクラシック楽器で、曲は民族音楽でもサウンドはクラシック寄りでしたね。
期待と少々違ってはいましたが、演奏はノリノリの楽しいもので、終わり近くでメリー・ホプキンや森山良子の歌で昔ヒットした「悲しき天使」の旋律が出てきたのには驚きました。場内にも「あ!?」と思った人が年配者を中心に、多かったのではないでしょうか。

「カルト・ブランシュ(シェフのおまかせメニュー)」で、事前に一切曲目発表がなかった【158】は、フランス17世紀モノを調性で3つのグループにまとめたプログラムでした。
ホールD7の公演は久々で、以前は高さ数十センチのステージを設営し、その上で演奏していたと記憶していますが、今回はステージがなく床に直接チェンバロが置いてあってビックリ!
しかも私は最前列で、低音がジャラ〜ンとかき鳴らされると、スニーカーの厚い靴底を介してでも、ほんのわずかですが振動が伝わってるように感じました。
渋い印象の曲が多い中、最後は華やかなシャコンヌで締め、満足満足♪

【333】も最前列、しかもど真ん中!で聴けました。
黒服で登場した9人の男性メンバーは皆さん体格が良く、地声?発生も土臭くて迫力満点でした。
曲も独特で、日本の常磐津から三味線を除いて、三度でハモったらこんな感じになりますかね(笑)?
「ポリフォニー」と謳っている割には、ホモフォニックな曲が多かったと思います。

【315】は曲や演奏者の取り合わせがLFJならではで、人気の小曽根さん効果か(私はブラレイ氏が目当てでしたが)、5,008席のホールAはほぼ満員!
ガーシュインとラヴェルは1928年にニューヨークで会っており、ラヴェルのピアノ協奏曲は彼が米国訪問からフランスに戻った1931年に作曲されています。
この2曲を続けて聴くと「どことなく似ている」、つまりラヴェルがジャズの要素を取り入れつつピアノ協奏曲を書いたことが良く分かります。
この曲は「フツーのクラシック耳」より「ジャズ耳」で聴いた方が分かり良く、魅力的かもしれません。こそれは私にとっても発見でした。
当公演を選んだ人が皆楽しみにしていたと思われる「ラプソディ〜」での小曽根さんの即興は、何と!ピアノだけでなくオケからトランペットとホルン奏者が前に出てきて3人の掛け合いという、大サービス付きでした。これもLFJならではの趣向でしょうか。

今年は公演を聴き終えたら割とすぐ会場を離れ、周辺の書店や博物館に寄ったり、日比谷公園、皇居前広場&二重橋などの散策を楽しみました。特に5日は夏を思わせる好天で、屋外はどこも人で一杯でした。
2005年に丸の内にLFJが上陸してから数年間は、会場から一歩外へ出ると周辺は皆「休み」で、人影も少なく閑散としていたのが嘘のようです。
変われば変わるものですね…ということで、来年もまた期待しています♪
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重音や和音を読むコツ〜ピアノ「固定ド奏」からの脱却【2】

2018/12/28 18:28
音符を一つ一つドレミに直す方法では「和音は音が多いから読むのが大変、楽譜を見ながら弾こうとしても和音のところで止まってしまう」になりますね。
しかし音程読みでは、個々の音符が示している音高よりも、音の動き方に着目するのでした。
では問題♪ 以下の楽譜、最初の大きな跳躍の後、両手とも和音が並んでいますが、どのように楽譜を「見たら」簡単に弾けるでしょう?

ヒント:積み上がった和音をタテに見るのでなく、ヨコ方向に見ると…前の和音と違っている音はどのように動いている?

こんな風に見えてきませんか…↓↓↓

この例では、動いてない音は同じ指で弾いていればよく、(同一小節内で)前の和音から変化している音は隣に動いているだけ、しかも右手と左手は上下対称の動き! ─── と気づけばすぐに弾けます。

重音・和音の連続は、前と同じ音・違う音をまず見分け、後者がどのように動いているか、そのパターンを見抜きましょう
そして同じ音(共通音)を支点のように上手く使い、手指の広げ方を加減しながら、動く音も手元を見ずに弾くようにします。
なお共通音なしで重音・和音がいくつも続く時は、たいてい3度や6度の連続…と相場は決まっています。
絵やグラフのように音楽を読み解けるのが五線譜の利点ですから、それを大いに利用してサッと弾きたいものです。例↓↓↓


なお重音・和音の場合も運指は重要で、音程によって原則が決まっています。
自己流で弾いていると、いつまで経っても指の幅が決まらず、つい手元を見てしまうことに繋がるので注意しましょう。
(自分で適切な運指が付けられるようになるまでは、運指無しの楽譜は使わない方が無難)

今までに学んだ、あまり難しくない曲の楽譜を使い、上記のような見方&弾き方を試してみて下さい。片手ずつ、テンポは遅くても構いません。
目は楽譜で、視野の下端に手の甲が少し見える程度です。
鍵盤を指先で探りながら、手元を見なくても弾ける部分がかなりあるでしょう?つまりこういうことです↓↓↓

弾き始めや大きな跳躍を除いた、音程読みで拾える音は、全て手元を見ないで弾ける(=弾くようにする)!

ピアノはプロの演奏や発表会などで、暗譜で弾いている場面を見ることが多いため「暗譜して弾くもの」と思いがちですが、実際は楽譜を見ながら弾けることが学習上とても重要なのです。
暗譜は必要なら「その後」でやることなんですね。

米国のピアノ教育学専門家が、楽譜を見ながら弾いている動画↓↓↓


目はほとんど楽譜を凝視…つまり「覚えてない」んです!
覚えなくても上手に弾ければ、覚えなくてもいいんですよ!
「固定ド奏」でドレミが重宝されていたのは、覚えて弾く必要(=覚えないと弾けない)があったからではないですか?
ズラズラ並べて読んだり覚えたりし易いから…とか何とか。
しかし覚えなくていいなら、もうドレミなんて要らないのです。
そうすれば「不要になった(固定ドの)ドレミ」を、ドレミ本来の用途、階名に使えるのですが ──── ここでいくつか問題があります。

弾いた鍵盤(=鳴った音)が正しいか、手元を見ずに分かるか?
手の感触がある程度助けになるとしても、で判断できるか?⇒ソルフェージュ力の問題

調号に関し、今まの「♯2個ならドとファに♯が付く」などが使えないが、どうするのか?⇒楽典の問題

次回はこれについて考えます。(続く)
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ドレミに直さず楽々弾ける〜ピアノ「固定ド奏」からの脱却【1】

2018/11/15 21:51
特定の鍵盤や音符に張り付いていたドレミ(いわゆる「固定ド」)を解放し、楽譜を見ながら楽々ピアノを弾く方法を紹介します。
注)リズムに関しては後に回し、弾く鍵盤の特定についてのみ考えます
基本的な考え方はこちら↓↓↓

大部分の音符について…

今まで) 音符を 1つ1つ  ドレミに 直す

これから)音符を 比べながら 動き方を 見る
★音符の動き方と手や指の開き、移動の方向をリンクさせ、手元を見ずに弾くようにします

弾き始めや跳躍後の音のみ…

今まで) この音符は?⇒「ミ」だ!⇒「ミ」は?⇒この鍵盤だ!

これから)この音符は?⇒(何もナシ)⇒この鍵盤だ!
★音符の位置から音名抜きで、直接鍵盤をイメージできるようにしましょう、その方が早いです

音名が分かっていなくても、ピアノから音は出ます!
音名は音楽の勉強に必要ですが、演奏中に一々楽譜から読み取ったり、脳内で意識する必要はありません。(パフォーマンスが落ちる原因になります)


【五線譜とピアノ鍵盤の関係】
ピアノの楽譜を、音部記号が上になるようタテ置きしてみると…タマが右に動けば鍵盤も右(高音側)、左に動けば鍵盤も左(低音側)になりますね?

もしも日本人が五線譜を考案していたなら、楽譜もタテ書きになり、もっと直感的にピアノが弾けたのに、残念ながら西洋の人達はヨコ書きにしてしまいました。
つまり実際の楽譜は、タマの上下の動きが鍵盤の右左と対応しています。
これを最大限に利用しましょう。 そしてドレミ変換に煩わされずに済むぶん、運指番号に注意を払うようにします。

【例題】
次の譜例、右手・左手とも、丸で囲った弾き始めの鍵盤にそれぞれ3・2指が、他の指も1本ずつ順に隣の白鍵上に乗っているとします。
この3小節を弾くのに、音符を逐一ドレミに直す必要があるでしょうか?
楽譜をよく見て考えて下さい。


私ならこのように楽譜を捉えて弾きます。

まず右手、最初から15個目までの8分音符は、隣の音(2度)が並んでいるだけです。2度は隣の指で弾くのが原則ですから、タマの上がり下がり(⇒鍵盤の右左に直結)のパターンに沿えば、ドレミが分からなくても簡単に弾けますね?
しかし2小節目・4拍目は、音が1つ飛んで音程(音と音の隔たり)が3度になっています。3度は「1・3」など指1本飛ばした運指で弾くのが原則ですが、ここでは上に「2」と指番号が付いています…何故でしょう?
はい、ここで「2」にしておかないと、次の小節で指が足りなくなるんですね。
そしてその先を見ると、また隣の音が並んでいるだけです。

左手は、最初の手指の位置が正しければ、指番号だけでも弾けます。一応説明しておくと、1小節目の2つの音の音程は4度で、これを「2⇒5」で弾くのも原則どおり。3小節目・1拍目は指番号がありませんが、その前の音の上隣だから当然1で、もう指がその鍵盤上に乗っていますから「押すだけ」です。
……はい、ドレミに直さず、手元も見ないで弾けました…!?

★音程の読み取り方・音程と運指の関係は、こちらのページ(外部サイト)の「音程の速読」「音程の認識と指の関係」に図解があります

「固定ド」読みが、一種の音高(ピッチ)読みなのに対し、こちらは音程(インターバル)読みになります。
音高と運指は一切関係ありませんが(例えばピアノの中央ハ音を何指で弾くかという原則は全く無い)、音程は運指と密接な関係にあります
そして運指というのは、手を完全に鍵盤から離した跳躍が必要な場合を除き、親指の位置を適宜移しながら手を移動して、指の自然な位置を利用するか、指や手を広げた時の感覚(=間隔?)を覚えれば、手元を見なくても弾けるよう考えて付けてあるのです。
このような面から楽譜を見る&弾く習慣がつくと、すぐに1曲通して弾けるようになる上、楽譜を図のように眺めているだけなので、テンポが上がってもちゃんと目が追っていけます。
何よりも煩雑なドレミ変換から脳が解放されて、ずっと演奏しやすくなるでしょう。

今まで逐一音符をドレミに直していた方には、あまりに楽譜の見方が違うので、驚かれたかもしれません。
今まで学んだ曲の楽譜を、上記のような目線で見直してみて下さい。ドレミ無しでも弾けそうな部分がたくさんありませんか?
次回も、この音程読みの具体例をもう少しあげてみます。
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【序の2】ピアノ「固定ド奏」からの脱却〜ドレミの解放に向けて

2018/11/10 22:24
前回考察したピアノの「固定ド奏」におけるドレミ、実は音楽とは関係の無い、音符と鍵盤を紐付けする単なる記号でしかありません。
すなわち ────

◆「音符位置⇒ドレミ」の変換作業は、音楽的能力とは別のもの
◆直したドレミから何ら音楽がイメージされていない
 (イメージ無しで鍵盤を押し、出てきた音を聴いているだけ)
◆「固定ド」は正しい音名ではなく、調名(ハ長調など)や音部記号名との関係もない ⇒楽典と不整合


そうです!だったら、わざわざ階名に使っていたドレミを横取りしなくても、他の言葉でも良かったのです!↓↓↓


日本では鍵盤の白鍵に「ドレミ…」が書いてある図が溢れているため、ピアノはドレミで学ぶ&弾くものと思い込んでいる人も多いでしょう。
しかし「CDE」を使う英独などに倣えば、日本なら「ハニホ」のはず。
そうなっていたなら、何ら階名と競合することもなく、楽典もスムーズに理解できたかと思うと、残念で残念で仕方ありません。

そしてさらなる「固定ド奏」の問題は、ソルフェージュ(楽譜と音楽の仲立ちをする)力や楽典の知識が全く無くても、とりあえずピアノが弾けるため、それらの訓練・勉強を怠りがちなこと。
しかも「固定ド」のせいでドレミ階名が使えなくなっていて、一層ソルフェージュや楽典の勉強が難しくなるというオマケ?まで付いています(笑)。
これは指導者、学習者、いずれの側にも言え、その結果音楽の基礎勉強をないがしろにしたまま、楽器の操作技術の向上にばかり目が行くようになります。
(だから日本のピアノ教育はハノンやチェルニーが大好き?なのでしょう)
しかしそれでは、初歩のうちはともかく、だんだん曲が長く&複雑になるにつれ、「譜読み」が憂鬱になってきませんか?


もちろん、次のような特別な人ならそれほど苦労しないでしょうが…

タイプ1:元々音楽(またはピアノ)の才能に恵まれていた
タイプ2:ドレミ変換や鍵盤に指を持っていく反応が異常に速く正確
タイプ3:ドレミ抜きで音符と鍵盤を速攻で結ぶ術を身に付けた
タイプ4:とにかく長時間練習する


(音大ピアノ科出身者には、2〜4の複合タイプが相当数いるはず)

…でも多くはフツーの人ですよね?
「少し難しい曲だと楽譜を読むのにとても苦労する」「1曲仕上がるまで長い日数がかかる」「もう根性?が尽きた…」

音楽の基礎がないまま楽器の練習をしていたら、何年かして行き詰まるのは当然なんです ────
これが「固定ド奏」が陥りがちな最大の欠点だと思います。

しかし鍵盤名として正しい音名を使ったとしても、私はそもそも楽譜の音符を逐一音名(のようなもの)に変換し、それに対応する鍵盤を探して弾く、という方法自体に大きな疑問を抱くのです。
それなら五線譜でなく、(リズムも表記できるようにした)音名文字譜でも考案した方が早いですよね?
なぜそういうものが普及しないのでしょう?

五線譜はそのまま見るのが一番カンタンなんです♪♪♪

五線譜の利点を最大限に活かし、音符を一々「ドレミに直さずに」楽譜を見ながら楽々ピアノを弾く方法があるのです!
(実際私は子供の時からその方法で、よほど技術的に無理な選曲でもない限り、すぐに新しい曲が弾けてしまいます)
ドレミ抜きでピアノが弾ければラクな上、解放されたドレミを階名に使い、音楽の基礎勉強に役立てることができますね。
次回からは、それについて説明します♪
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0


【序の1】ピアノ「固定ド奏」からの脱却〜ドレミの解放に向けて

2018/11/08 21:55
階名用に考えられたドレミを、音名のように使う「固定ド」教育について苦言を呈すると、ありがちな反論に「器楽指導に必要」というのがあります。特にピアノは「固定ド」じゃないと教えられないとか何とか。
最初私は、その意味が全く分かりませんでした。(子供の時からピアノ弾いてるけど、ドレミなんて一度も使ったことがないのに…)

「固定ド」を使った楽器演奏である固定ド奏を定義すると、こうなります。
1.楽器操作とドレミを関連付けておく
2.楽譜の音符を逐一ドレミに直す
3.1と2を併用して、楽譜を演奏する

 ◆上記ドレミはいずれも「固定ド」
 ★こちらの「固定ド」教育に関する考察記事もご参考に

これがピアノでは具体的にどうなるのか、まとめてみました。
どうもこんな感じらしいです↓↓(譜例はブルグミュラー《無邪気》)


まず「固定ド」なので、五線上の音符位置から自動的にドレミが決まります。
これは音楽的能力とは全く関係のない、単純な変換作業ですから、子供なら年齢相応に、大人なら理解するのは容易です。(あとは変換速度だけの問題)
練習前に下見してある程度覚えておくか、逐一変換しながら弾きます。
(楽譜にカナ振りすると、習っている人なら先生に「音符を読む力がつかないから書くのはダメ」と怒られるのが普通)

「固定ド」教育ではハニホ音名をほとんど教えない(習っても「使わない」からピンと来ない)ため、調号が♭1個はヘ長調かニ短調…などの調名は、先生はともかく学習者側ではどうでもよく(調名が形骸化)、その代わり♭1個なら「シ」に、2個なら「シとミ」、3個なら「シ、ミ、ラ」が♭(半音下がる)などと覚えます。
♯も同様に、調号の個数によって半音上がる音を覚えますが、「何故そうなるのか」はあまり理解してないようです。
このようにして確定したドレミに対応する鍵盤を順に弾けば、音を並べることができます。

リズムの方は、頑張って自力で読み取る場合もあるでしょうが、昨今ではYoutubeで音源を探して耳コピになっている人も多いと思われます。
なにしろ日本では(米国とは違い)、幼児・子供の入門〜初級前半を除けば、皆が同じような教材・楽曲でピアノを習っており、音源が見つからず困るなんてことはまずないでしょう。
また主要な教材は、たいていプロ演奏のお手本CDも発売されています。
ポピュラーの編曲モノは原曲自体を既に知っているし、その曲に聴こえれば多少楽譜と違っていても構わないので、まあテキトーでも構いませんね。

練習の初期段階は「譜読み」と称して鍵盤を探しながら弾くため、視線が楽譜と手元を行ったり来たりする、手間のかかる作業となります。
または短い単位でドレミを丸暗記してから、手元だけを見て何度も弾き、手指が覚えたら次…とやる人もいるようです。
当初はゆっくりでも、練習しているうちに徐々にテンポが上がり(というか、上げなければならないのが通常)、演奏の速さが音符をドレミに直す速度を超えるようになると、もう楽譜を見ながら弾けないので暗譜が演奏の絶対条件になってきます。
注)大人・子供を問わず、「楽譜を見ながら弾けない(=暗譜で弾くしかない)」人が多数いる理由がこれ。
とにかく弾いて覚えて覚えて弾いて…練習、頑張ります!!!

まあでも人間は同じ動作を何度も繰り返していると、体に必ず定着しますから、よほど難しい曲を選んだのでもない限り、そのうち何とかカタチになるんですね。(これは本当です!)
その後しばらく弾き込めば、そこそこセンスのある演奏ができる人もいるでしょう。
さてようやく1曲仕上がりました。すぐに次の曲を決めて練習開始です。
また音符を逐一ドレミに直しながら譜読み…大変だけど、頑張ろ♪

……以上の繰り返し

大人になってからピアノを習い始めた、または子供の頃に初級程度で止めてしまいその後再開した人達の練習記録ブログや、そのコメント欄、入門ピアノ教本および大人ピアノ学習者向け指南書などを総合すると、こんな感じなんです。
で、こうしてまとめてみて、私は心底驚きました…!

「固定ド奏」って、す…スゴい!!?
楽典の知識もソルフェージュ力も、なぁ〜〜んにも要らない!
音楽のことが何も分からなくてもピアノが弾けるんだ!!
そのかわり、日本人の大好きな?「気合」と「根性」で「一生懸命頑張る」んだわ!?
こりゃあ人気?が出るのも当然〜〜!?(続く)
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【階名連打】も面白い♪♪♪

2018/11/02 22:10
前回の「階名伸ばし」に続き、階名連打というのも考えてみました。
曲の冒頭や主題の初めで、同音が5回以上連続する曲を探し、その階名(連打後の続きを含めることも)を考え、曲名当てクイズにするものです。
いつの間にかツイッターで#階名連打のハッシュタグもでき、階名仲間でワイワイ楽しんでいます。

同音が5回以上連続する曲を思い出すのは比較的簡単ですが、それだけでは勉強にならないので、必ず階名も考えましょう。
なおここで注意することがあります。
連打の間、単音だけで和声が付いていない曲が結構あることです。
たとえばこちら↓

この場合(少なくともこの曲を初めて聴く時は)連打部分だけでは階名が特定できません。
ある程度続きを聴いて「ソーソソソー ソソソッソソ…」だったと分かるんですね。
長音階のソは明るくキッパリとした印象の音で、また属音として上行跳躍の踏み切り台になったり、主音や主和音に導くなどの働きがあります。
ここでは「さあ、始まるよ〜準備はいいかい?ほらっ♪♪♪」という感じでしょうか。

ところで「伸ばし」と「連打」、該当する曲を比べてみると、似ているようで違う点も結構あるなと気づきました。
まず類似点は、どちらも「ミ」が非常に多い、ということです。
実際に曲例が多いというだけでなく、ミは非常に目立つ音なので、他の音で始まる場合より印象が強く、記憶に残りやすい(=思い出しやすい)ことも関係していると思われます。
短調曲(ラ・ド・ミのいずれかから始まることが多い)に関しては特に、「伸ばし」はミが圧倒的に多いですね。
試しに短音階をイメージしてから「ラーーーー」あるいは「ドーーーー」と伸ばしてみると…こりゃあちょっと地味だ、と感じますよね?

一方、連打になると短調曲でも「ラ」が、なかなかの存在感を持って聴こえてきます。例えばこちらの曲など。
ポピュラーの歌モノでは「語りかけ型」「訴え型」の歌詞で、冒頭「ミの連打」が非常に多く名曲多数です。例えばこちらなど。

で、階名の勉強はリズムとは無縁だ…と思ってましたが、今回そうでもないことに気づきました。
それは、長い音価の「伸ばし」の次は、音が下行することが多く、逆に「連打」はその後に上行音型が続きやすいということです。
同じ音を長く伸ばしているうちに、パワーを消費するのか?ダラっと下がりやすくなる一方、連打は同音反復ごとにエネルギーが充填され、上を目指す感じです。
また「伸ばし」後に上行する際、伸ばしていた音を短くもう1回反復して勢いをつける例もありました。
例えばこちら「ミーーーーーーー ミラドシソーレミーーーー」。
二回目の短いミが非常に効いています。これが無く、長く伸ばしたミから直接4度上のラに行ったら、少々パンチに欠けると思います。

ということで、いや〜〜階名って、ほんっっとに面白いですね♪
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やってみよう♪【階名伸ばし】

2018/10/28 16:37
最近ハマっている音楽暇つぶし、それが階名伸ばしです。
何じゃそれ?
はい、ある特定の階名を長ぁ〜〜〜〜く伸ばして歌い、その続きが脳内自動再生されるのを楽しむ遊びです。
ある程度階名音感が身についた人なら、どなたでもできますよ。

例えば ─── 長音階の「ソ」をイメージして「ソーーーーーーー…」
(階名なので自分の歌いやすい音高で構いませんが、ドレミファソの「ソ」だと強く意識しながら伸ばします)

……クラシックの有名な歌が出た人いませんか?

ソーーーーーーーーミーーーレードドーーー♪

(オーーーーーーンブラーーマァーーイフーーー♪)

もちろん他の曲でも構いません。(まだまだたくさんあります)
伸ばしている間、その階名の性格や音階内での音程環境、付随する和音などを元に頭が脳内楽曲データバンクを超高速検索し、何か見つかるとスーッと続きが再生される、この出て来る時の感覚が超面白いんですよ(笑)。
これは階名ならではの音楽遊びではないでしょうか?

特におススメはミ伸ばしです。
ミで始まる曲はたくさんあるので、できるだけ長く伸ばして何か出るのを待ちしょう。

「ミーーーーーーーーーーーーーー…」

クラシックならこちらの旋律、ポピュラーではこちらのイントロが続いた人がたくさんいるはず。
ツイッターではこのゲーム音楽が出たという方もいました。
「ミーーーーー…」は短調曲にもあり、クラシックの名曲ならこちらが代表的でしょうか。
他に「(長・短調で)ドーーーーーー」「(短調の)ラーーーーーー」もやってみましょう。 何が出てくるかな???

ではそれ以外の階名はどうでしょう?
例えば長音階の「レ」を伸ばしてみると…

「レーーーーーーー……??」

「うっ…ド…ドに行きたい、ド…早くぅ〜〜〜!」ってなりませんか?
階名レは不安定な音で、特に長音階の場合は主音のドに強く引き寄せられてしまうため、長く伸ばしたレで始まる旋律は滅多にありません。(少なくとも西洋の音楽では)
長音階ほどではありませんが、短音階の時もやはりレはドに行きたがります。
同様に「ファ」や「シ(ティ)」も不安定で、長く伸ばしているのが辛い階名となります。
長音階・短音階それぞれで、これらの階名を伸ばして歌ってみて下さい。
どんな音に行きたがるでしょう?

…いやぁ〜〜階名って、ほんっっっとに面白いですね!(^ ^)
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