テーマ:バロック器楽

イタリア協奏曲♪今度はチェンバロで

ウルフ三分割・修正ミーントーンによるバッハのイタリア協奏曲、今度は第三楽章をチェンバロ版で打ち込んでみました。 楽譜に二段鍵盤の使い分けが示されているので、その効果も再現しています。 第一楽章(ピアノ版)と、音律五度圏図はこちら 第三楽章は113小節目にA♭が三回出ますが、それ以外は全て通常のミーントーンにある音で…

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修正ミーントーンで「イタリア協奏曲」ピアノ版

修正ミーントーンによるバッハの「イタリア協奏曲」第一楽章(ピアノ版)です。 前回の記事で、A♭とG#の兼用音を作るべくウルフを二分割したミーントーンでひとまずOK・・・と書いてますが、実際にはそれだと少々問題があるので、結局「半音階的幻想曲とフーガ」の時と同じ、ウルフ三分割の修正ミーントーンで演奏しています。 (通常のミ…

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修正ミーントーンで「半音階的幻想曲とフーガ」

しばらく現代モノやってましたが、再び古楽の世界に戻ってきました。(笑) いきなりバッハの超有名曲、半音階的幻想曲とフーガBWV903です! この曲は、スヴェーリンクの「半音階的ファンタジア」などで有名な、ミーントーンの半音階が持つ独特の歪み(半音に大小二種ある)に触発された一連の鍵盤曲の、最後にして最大の名曲と思います。 なの…

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セイシャスのソナタ/50番ト短調

(前記事からの続き)ではセイシャスをミーントーンで行ってみます♪ とりわけ短調曲が素晴らしいセイシャスですが、その中でも超人気曲の50番ト短調アレグロを打ち込んでみました。 ウルフ位置は通常のG# - E♭、曲中G#とA♭音の混用があるので、56秒過ぎからの後半に何度か出てくるA♭音は、G#で代用しています。 そのため、A♭音は正…

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セイシャスもミーントーンか!?

お久しぶりです・・・諸事情により引越しせねばならず、年末から部屋探し&不用物の整理&各種手続きなど、まったくもって苦手で慣れないことをやってまして、更新がお留守になってしまいました。 確か12月は、スカルラッティとミーントーンのことでゴチャゴチャやっていたような・・・(遠い目) 実は、スカルラッティがミーントーンで行けそうだと私…

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K.159でスカルラッティの「ペア」問題を考える

ピアノでも良く演奏される、スカルラッティのK.159ハ長調です。↓↓↓ 中間部分、短調のところで A♭とD♭音が使われていますが、上の演奏では通常ウルフ位置のミーントーンのまま、これらの音をG#とC#(共に正しい音より低い)で代用しています。 これでも全然OKですよね? ⇒つまり「代用可能」に書かれているということです。 …

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しのび寄る「ニセG音」

ミーントーンによるスカルラッティ、今度は嬰ヘ短調曲をやってみました。 1738年、唯一スカルラッティ自身が出版に関わった、30曲収録の「Essercizi per Gravicembalo」に含まれるK.25です。 嬰へ短調は#が3つですが、和声的短音階ではE音の代わりにE#を使い、さらに五度上に転調した嬰ハ短調ではB#も必…

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ミーントーンの魔術師♪スカルラッティ

スカルラッティ=ミーントーンシリーズ、♭系の曲が続いたので今度はホ長調のK.264を取り上げました。 この曲はベートーヴェン並みの大胆な和声と転調の連続で、たとえウルフをどこに動かそうとも、ミーントーンで演奏するのは到底無理な譜面ヅラです。 (以下、ピアノ用のロンゴ版楽譜ですが、手元の原典版と音は同じです) C##って、ここは…

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あなたはどっち?2種類のスカルラッティK519

「スカルラッティ=ミーントーン」シリーズ、今回はK.519(ヘ短調)を、2通りのウルフ位置で鳴らしてみました ♪ その1:A♭-C#ウルフ(曲中のD♭・G♭を、それぞれC#・F#で代用) その2:G♭-Bウルフ(曲中のC#・F#を、それぞれD♭・G♭で代用) 1の冒頭がかなり歪んでいるのは、ヘ短調のD♭がC#(正し…

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スカルラッティ=ミーントーン♪ K.84 ハ短調

「スカルラッティ&ミーントーン」シリーズ(笑)、打ち込みが仕上がったものからドンドン行きます! 理屈より、音楽そのものが答えを語っていると思いますので。 K.84(ハ短調)、G#をA♭に調律替えしたミーントーンです(繰り返し省略)↓↓↓ 冒頭から澄んだ和音の響きが美しく、とてもモダンな曲に聴こえますね。 この音律にはD♭…

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驚愕!ミーントーンのスカルラッティ

ヘンデル音律について、続きを書く予定だったんですが・・・ そんなことやってる場合じゃないって!モーツァルトも後回し!(爆) あのドメニコ・スカルラッティがぁぁあああ・・・! ケツの穴までミーントーン男だった可能性が出てきました!! え~~~!?ウソでしょ、彼のソナタってメチャクチャ転調する上に、過激な和音のテンコ盛り、そ…

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フィオッコのアダージョをミーントーン・ピアノで

電子ピアノの古典調律機能で弾くおススメ曲シリーズ、今回はバッハ以外もちゃんと聴いているチェンバロ好きの人には名曲として人気だが、ピアノ愛好家には全く知られていない?フィオッコ(ベルギー 1703 - 41)の「アダージョ」です。 元々は、1730年刊クラヴサン組曲集・第1番の中の曲ですが、あえてピアノの音色と表現で打ち込んでみました。…

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パッヘルベルの「ガヴォットと変奏」

パッヘルベル(1653 - 1706)と言えば、すぐに「カノン」・・・な世間ですが、彼はドイツバロックの鍵盤音楽史上、とても重要な作曲家の一人です。 子供の頃NHK教育「ピアノのおけいこ」のテキストに載っていて、大好きで弾いていた「ガヴォットと変奏」がパッヘルベル作曲と知ったのは、つい最近のことでした。 打ち込んでみました↓↓↓(繰…

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ミーントーンピアノでパーセル

キルンベルガーだのヘンデルのミーントーンだのを研究している間に、最近の電子ピアノにはほとんど音律(スケール)変更機能が付いていることを知って驚いています。 つまり(あなたも?)簡単に古典調律が試せるのです! ◆AMAHAでもRo◆andでもKA◆AIでも構いません、ここ10年くらいに買った電子ピアノをお持ちの方は、取り扱い説明書を隅…

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「神秘の障壁」音律聴き比べ

もしかしてクープランが使ったかも?音律で演奏した「神秘の障壁」の記事で、「期待したほど壊れてない」「もっとA♭音低くてもいい」などのコメントをいただいたので、もう少し大胆な音律を試してみることにしました。 ★演奏に若干手を入れました(少し遅くして、イネガルっぽい乗りをつけています) ★各音律のA音を440Hzに合わせています ★五…

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F.クープラン「神秘の障壁」と音律

フランソワ・クープランのクラヴサン曲集第2巻、第6オルドルの「神秘の障壁」を打ち込んでみました。 何度も繰り返されるロンドー部分は白で、挿入されるクプレ(3つあります)は、黄色・ピンク・水色に楽譜を色分けしたムービーです。↓↓↓ この曲は♭2つの変ロ長調ですが、ヘ長調や変ホ長調などの近親調を行ったり来たりしています。 …

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バイエルで弾ける!?スヴェーリンク

確か高校生の頃、NHKの「名曲アルバム」で、スヴェーリンクの鍵盤曲「我が青春は過ぎ去りし」を初めて聴き、その題名と古風でわびしい曲調が、とても印象に残りました。 漠然と「バッハよりもずっと昔の曲」と覚え、そういう中で最初に好きになった曲かもしれません。 しかしまだ当時は、バッハより古い時代の音楽なんて、誰が何をしてたのかサッパリ知り…

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鬼才メールラ、現代音楽とコラボ!

久しぶりにCDショップ店頭で、面白いCDを見つけました。 初期バロックと現代音楽のコラボ?です。 Timeless株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 2010-03-23 Lautten Compagney Amazonアソシエイト by HMVの情報ページはこちら まずバロックの方、タルクィニオ・メールラ…

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イベリアのオルガンはプログレだ!?

前回、ガスパール・サンスのギター曲でスペイン・バロックに触れたので、その流れで今回はイベリア(スペイン・ポルトガル)のオルガン音楽です。 このオルガン音楽・・・日本では無知・無理解の上に誤解も重なり、クラシック音楽では最も人気のないジャンルとして知られています。(笑) (そもそも「パイプオルガン」なる呼称が、非常にハズカシイ) …

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ギターのサンス、没後300年

まだいるのか!?と言われそうですが(笑)、古楽関係で今年没後300年のメモリアル・イヤー作曲家を見つけました。 ガスパール・サンス(Gaspar Sanz) 1640 - 1710 ・・・と言われても、リアクションに困る人が多いかもしれませんけど。 彼は17世紀のスペインバロックか、クラシックギターに興味のある人には、結構…

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フリーデマンの「春」は真作なのか?

今年生誕300年、フリーデマン・バッハの話題が続きます。 大バッハの長男なので名前だけは有名ですが、お世辞にも曲が一般クラシック・ファンに親しまれてるとは言えないフリーデマン。 しかし(日本だけかもしれませんが)、ピアノ学習者には結構知られている彼の曲があります。 私も昔、好きでよく弾いていました。 その名も「春」(Fr…

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フリーデマンを忘れてた!

今頃気づきました・・・! 昨年末から、2010年がメモリアル・イヤーの作曲家について、ショパンやシューマンはもとより、ペルゴレージ、アレッサンドロ・スカルラッティ、バーバー、アルベニス・・・とか、そんなところまで皆でワイワイ?やっとりましたが、大切な人を忘れていたことに! 大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(17…

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NAXOSがようやくルクレール

最近嬉しかったことは、NAXOSからようやく私の大好きな、ルクレールのヴァイオリン・ソナタのCDが出たことです。 ルクレールの出版されたヴァイオリン・ソナタは、全4巻各12曲の計48曲。。 今回NAXOSから出たのは、1723年刊の作品1に当たる第1巻で、4曲ずつ3枚の分売です。 Jean-Marie Leclair: Vio…

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