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みんなの「階名と移動ド♪」ブログ


「固定ド」教育を状況別に考察

2018/06/14 20:02
ドレミを使った階名教育の障害となっている「固定ド」教育に関し、状況を少し細かく分けて、その背景や問題点を考察してみました。
注)以下、★ ★ ★の部分まで「ドレミ」は「固定ド」のそれを指します

【固定ド唱】
・楽譜をドレミで読みながら、その音高で歌うこと

◆何調でも読み方が同じで、簡単だから普及?
◆ハ長調ばかり階名唱しているうち、それを音高を表す音名と勘違いして「固定」?
◆本来は階名唱のシラブルだったものを、イタリア音名と勘違い?
◆ドレミで絶対音感がついている指導者、またそのような学習者には好都合?
◆歌やソルフェージュだけでなく器楽指導でも、音を覚える目的で「曲の旋律や声部をドレミで歌う」場合あり。(後述の「固定ド奏」とも関連)

《問題点》
◆調号や臨時記号は無視して幹音のシラブルで歌うので、実際には音名唱にもなっていない。五線上の音符の位置をドレミに直しているだけ。
◆調によって同じシラブルの組み合わせでも音程が異なり、全く相対音感の訓練にはならない。むしろ害になる?
◆すでに絶対音感がついている人は、ドレミが分かれば(調号や臨時記号は脳内で付加)楽譜を自力で音楽に直せるが、そうでない人は楽器に頼るか覚えて歌うしかなく、ソルフェージュ力の向上は望めない。

【固定ド指示】
・単音やフレーズをドレミで指示すること
・重音や和音をまとめてドレミで指示すること

◆学校の音楽の授業・部活動や一般の音楽団体の練習、個人の音楽レッスンなどで、楽曲上の特定の箇所を指し示すのに使われる。
例:「3小節目のファ」「そのミソシ和音」「シレラミの所からもう一度」
◆本来はハニホやCDE音名が使われるべきケースだが、ドレミの方が子供や初学者にも通じやすい(=ハニホやCDEを教えるのが面倒?)から使用?
◆特に複数音を並べる場合は、ハニホやCDE音名より言いやすく普及?

《問題点》
◆単音の場合、派生音で「ファのシャープ」「ミのフラット」などの、俗用音名?が使われることも。逆にフレーズでは調号も臨時記号も無視されることがある。(通じればいいのだからメチャクチャ)
◆「固定ド指示」ばかりの音楽環境にいると、いつまで経っても正しい音名が身につかず、楽典などの勉強や音楽関係の文献を読むのに支障が出る。

【固定ド読み】
・複数の連続した音符を、音程をつけずにドレミで読むこと
・楽譜にドレミを書き込むこと
・声に出したり書き込んだりはしないが、音符を逐一ドレミに直しながら見ること

◆これらを「譜読み」あるいはその準備と考える人が相当数いる?
◆後で述べる「固定ド奏」との併用で普及?

《問題点》
全く音楽がイメージできておらず、実は譜読みになっていない。
◆ドレミを言いながら音程をつけない行為は非音楽的。
◆これができることを「楽譜が読める」と勘違いしている人が非常に多く、本当に楽譜が読めるようになる勉強に関心が向かない。

【固定ド奏】
・ドレミを言ったり脳内で意識しながら、その音に対応する楽器操作(の練習)をすること
・上記の「固定ド読み」と併用して、楽譜の音楽を演奏すること

◆子供や初心者に手っ取り早く楽器を演奏させる方法として普及?
◆学校の音楽授業などで、集団相手に楽器指導する時は便利?
◆ドレミで絶対音感がついている指導者は、自身が楽器演奏しながら反射的にドレミを想起するため、ドレミ癒着の楽器指導に何の疑問も持たない?

《問題点》
◆ドレミという「通訳を介した」演奏は、「通訳抜き」に比べて非効率。自然に後者に移行できればよいが、通訳依存から卒業できない人も多数。
全ての音符をドレミに直さないと演奏できない(と思い込んでいる)ため、長かったり音符が多い曲だと大変。また直す速度が演奏テンポより遅い場合はドレミを覚えてから練習するしかなく、そのうち行き詰まる。(直す手間を省こうと、全ての音符にドレミを振ったピアノ楽譜が大量に出ているほど)
◆音を並べるだけでは音楽の演奏にならないのだが…?
◆ピアノや鍵盤ハーモニカだけでなく、ヴァイオリン、クラシックギター、オカリナなどでも「固定ド奏」の教本や指導が見受けられ、楽器の特性から考えてもはなはだ疑問。
◆器楽演奏は「固定ド」が便利、あるいは「固定ド」でないと指導できないという言い分は、この「固定ド奏」を指していると思われる。確かにこれで楽譜の音を並べて演奏(というより楽器操作?)はできるが、初心者レベルはともかく長期的に見た場合、この奏法から卒業できないと上達が頭打ちになるのでは?

★(以上全ての使用例が)直接誰かに指導を受ける場合に限らず、各種の教本や学習系音楽書などで用いられる場合も、広義の「固定ド教育」と言える

            ★ ★ ★ 

こうして見てみると、階名教育の障害になるという点を除いたとしても、「固定ド」教育は音楽的に疑問が多いことがよく分かります。

《問題点》は、「絶対音感はなく、相対音感はあるが階名のラベリングはまだ無い」、また音楽的な素質もごく普通の人を想定しました。
彼&彼女らは、絶対音感に「固定ド」が紐付けされてしまった人よりは、ドレミを使った階名(移動ド)に抵抗が少ないはずなのに、例えば「固定ド指示」指導者の元で「固定ド読み」+「固定ド奏」をある程度続けてしまうと、階名の存在や必要性を知ったとしても、その学習に積極的になれないケースが多々あるようです。(または「異文化」として遠ざけるなど)
実際は、ごく普通の人ほど階名を学ぶと音楽的に得るものが多いのですが…。

また、私のようにすでにドレミが階名と紐付けされている場合は、上記の「固定ド」教育例がたとえ短期間&一時的なものであっても、大きな苦痛や混乱の元となります。
私はもう自分の音感状態や「固定ド」問題について熟知しているので、自分にとって有害な状況にすぐ気づき、そこから遠ざかれますが、無自覚(少し前までは私だってそうでした!)な、しかも将来のある若い方が、「固定ド」環境に放り込まれ引っ掻き回されるのは、大きな音楽的損失になるでしょう。
どうぞお気をつけください。
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階名パワー全開♪♪松下耕《合唱のためのエチュード》集

2018/06/04 22:50
階名(移動ド)を全面的に採用し、音の機能や性格を踏まえて美しいハーモニー作りに役立てようという、全6巻・100曲からなる合唱曲集が刊行中です。(現在4巻まで)

シリーズ全体の手引きがこちら。
合唱のためのエチュード 導入書 演奏のための手引き
パナムジカ
松下耕


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私はこれに加えて、とりあえず「初級編・下」も一緒に買ってみました。
作曲者の松下耕さんは日本の合唱界では著名な方で、エチュードとは言っても練習曲風なところは全く無く、どれも素朴ながら美しい歌になっています。
毎回の練習時間の一部を使って、効率的にトレーニングできるよう短くまとめられているのが、コンサート用の曲と違うだけですね。
また合唱団以外でも、ソルフェージュやソルミゼーションの教材として、あるいは各種の音階(旋法・5音音階なども含む)を使った作品の実例に触れたい方には、とても興味深い曲集だと思います。

【特徴】
・全曲ア・カペラ(ピアノ伴奏では音楽的な音感が身につかないため)
・(初級編・下では)2〜4部の同声合唱
・一般的な長・短音階の他に、教会旋法や和旋法など多彩な音階を使用
・階名を d r m などの略記で赤字で付記(初級編は全ての音符に、中級編はポイント的に) ⇒何と、楽譜が二色刷りなんです!
・移高や移旋に伴う階名読み替えの位置や方法も表記
・音名はCDE(英語)
・ホモフォニーだけでなく、カノンなどのポリフォニー曲も多数
・谷川俊太郎、まど・みちお氏らによる易しい日本語歌詞

巻末の「全曲一覧表」によると、中・上級編では「半音階」「全音音階」「倍音列音階」なども登場し、どうも松下さんは無調や非調性音楽にも階名を使用するようです。(ど…どうなるんですかね!?)

音階外の音(臨時変化音)の表記は、「正しいドレミの使い方」63Pの説明とほぼ同じです(re♭が ra でなく ro となる点だけが相違)。 「階名唱(いわゆる「移動ド」唱)77のウォームアップ集」とも合わせて、自力で音取りできるようになったら、仲間を集めるとかグループレッスンなどで、このエチュード集を使い美しくハモってみるというように、続けて使えます。
「練習課題」だけでなく、このような「楽曲」にも挑戦すれば、さらに楽しく音楽的にも有意義なことでしょう。

ただしこの合唱曲集では、必ずしも「階名は調号の一番右側の♯がティ、♭ならファ」になっていない点は注意が必要です。それは ────

・教会旋法の階名の振り方が違う
 ⇒リディア、ミクソリディアは長音階の、ドリア、フリギア、ロクリアは短音階の変種と考えている
例:リディア旋法(ファ旋法)は「ファソラティドレミファ」でなく「ドレミフィソラティド」  (これはまあ分かります)

・ベースになっている7音音階には調号が必要でも、5音音階で曲中に派生音が登場しない時は、調号が付いていない
例:ニ短調ベースの「ラドレミソ」5音音階の曲では、「ファ」の変ロ音が出てこないので、調号の♭が書いてない  (これは少々残念)

そして一番印象的だったこと ─── 導入書の中に「実際のところ、移動ドってそんなに効果あるの?」と題したコラムがあります。
それによると、松下さんは幼少の頃からピアノを習い、音大付属の音楽教室でも徹底した「固定ド」で教わった、ガチガチの「絶対音感+固定ド」の人だったんですね!
ですがコダーイ研究家の人達と交流する中で…(以下、青字部分は引用)

私が移動ドの効力がどのくらいなのか、と尋ねると、「移動ドで読めば、ハーモニーの違いが如実にわかる」と言われたのです。早速、自分の合唱団で試してみました。するとどうでしょう、言われた通り、ハーモニーが奥深くなり、旋律に色彩感が生まれたのです。これが音楽か。 (中略) 以来、私は徹底して移動ドを使用するようになりました。 (中略) ですから、本書をお読みになった皆さんも、「騙されたと思って」移動ドを使って読んでみてください。

早速試してみた松下さん、凄いと思います!階名をやらなくてもいい理由とか欠点などをあげつらう「固定ド」センセイが、圧倒的多数なんですから。
そして「固定ド」一辺倒だった人ほど、階名を知った時の驚きと感動が大きいようです。(「固定ド」教育って一体何だったんですかね?)
残念ながら私は元々階名音感なのでその感動は味わえませんが、でも仲間が増えることは嬉しい限りです。
──── ということで、シリーズの続きを待っています♪
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階名と暮らして50年!?

2018/06/01 20:39
私が自分で楽譜を読んでリードオルガンを弾き始めたのが小学校3年の春頃、その時すでに階名音感だったことが確実なので、そろそろ階名と暮らして50年ということになります。(年齢バレバレw)

半年ほどのカワイ音楽教室のグループレッスンを途中に挟んで、幼稚園〜小学校1年の冬まで習っていたピアノは、メトードローズやバイエルが教材でしたが、全く分からない&弾けない状態でやめてしまいました。
しかしその後2年以上経って、ある日ふと楽譜を見てみたら「何をすべきが分かった」時の驚きは今でも忘れません!
つまらない練習曲みたいなのは跳ばして、表題やイラストがついた面白そうな曲を片っ端から弾いてみると、これがスラスラ行くんですね。
もう楽しくてしょうがない♪♪♪

その頃大好きだった、メトードローズ「木ぼりの小さい兵隊さん」。

ト長調のこの曲の旋律を、私は「ミソソソ、ミソソソ♪」と階名(移動ド)で認識していた記憶が、今でもはっきりとあります。
決して「固定ド」の「シレレレ…」ではなかったです。
でもだからといって、私は楽譜を階名で読んでオルガンを弾いていたわけではなく、また当時は音名もほとんど知りませんでした。
ではどうやったか? まず弾き始めの両手の指位置を確認し、あとは楽譜のタマの上がり下がりの間隔(=音程)や指番号を頼りに、手元は見ないで弾く方法でした。(現在も基本的にそれでやっています)

今思うと独力で、全く知らない曲を正しく楽譜を読んで弾いたことに自分でも驚きますが、当時私はすでに ────
・自然な旋律の流れとはどんなものか知っている
・旋律がこうなら和声はこうだと想像がつく
・音を間違うと、音楽的に変だと耳ですぐ分かる
 ……状態でした。

ぶっちゃけ、この程度の入門ピアノ曲がどのように作られているか、音楽的に見抜けていたんですね。
だから手元の楽譜でめぼしい曲はあっと言う間に弾いてしまい、今度はバイエルの下巻とバイエル併用曲集を買ってきて、譜ヅラが好みの曲(笑)を見つけては弾いて楽しんでいました。

全く出来なかったピアノのレッスンから2年余り、この真逆の展開は何故?…ずっと謎でした。学校の音楽のおかげかとも思いましたが、通常それだけでは楽譜が読めるようにならない人が大半で、根拠に乏しいです。
この2年余の間、私がやっていたことは何か?

NHK「みんなのうた」の好きな曲を、楽譜を見ながら歌ってたんです!

当時は、切手を貼った返信用の封筒を同封してNHKに請求すると、楽譜が無料でもらえました。母に頼んで何ヶ月分も楽譜を集め、まとめて紐で綴じて手垢!がつくまで愛用していました。その中には以前も記事に書いた、歌詞に階名が入っている「走れ並木を」もあったと思います。
聴き覚えた歌を楽譜を見ながら歌うので、新曲視唱とは違いますが、なんちゃってソルフェージュ的な訓練効果はあったはずです。
また私は「覚えた音の高さで歌う」という感覚が子供の頃から全く無く、いつもテキトーな高さで歌い出していたため、楽譜も個々の音符の絶対位置よりも、どれくらい上がった&下がったという相対的な見方をしていました。

小学校の低学年で「歌を歌うことが好きで、きれいな声で上手に歌います」と通知表の所見欄に書かれたくらいなので、どうものべつまくなし歌っていたようです(笑)。
またその頃習った、音域から考えてハ長調ではないと思われる校歌も、文語の難しい詞で歌う前に学校で階名唱したようです。(今歌うと、階名が歌詞のように自然に出てくるため)
そんなこんなで相対音感に階名が紐付けされ、父が聴いていたクラシック音楽からテレビ番組の流行歌まで、耳に入る音楽を自然に階名で捉える力がついて、その結果「音楽の仕組みが分かる」「楽譜から音楽がイメージできる」ようになったのだと思われます。

加えて私が幸運だったのは、「固定ド」教育で階名音感を潰されなかったことと、音名と階名に違う言葉を使い区別することを教わった点です。
今あらためて振り返ると、いや〜〜〜良かった良かった♪♪♪
もうすっかり折り返し点を過ぎた人生ですが、残りも階名と一緒に音楽生活を楽しんでいこうと思います。
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「正しいドレミの歌い方」で、音楽が分かる♪歌える♪

2018/04/19 23:06
階名(移動ド)を使って、楽しく&分かりやすく読譜や楽典の勉強ができる本が出ました!
その名も正しいドレミの歌い方

正しいドレミの歌い方 楽器がなくても楽譜は読める!
アルテスパブリッシング
鳴海史生


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今まで当ブログのテーマ「階名と移動ド♪」を読んでいただいている方ならお分かりでしょうが、「正しい」に対して「正しくない」のはもちろん「固定ド」のドレミですよ。
残念ながら現在の日本では、ドレミと言えば「固定ド」が、音楽の勉強のためというより、楽器操作の指示用語とか、絶対音感(音楽的能力とは別のもの)の「音名もどき」として無批判に使われています。
しかしそれでは音楽の勉強にならないんです…


【第1部】正しい「ドレミ感覚」を身につける
五線譜を使わず、そして楽器の助けも借りずに、階名と音程を結びつける練習をします。
「楽器の使用禁止」は、相対的な音程ではなく音高と結びついてしまっている「固定ド」に学習を邪魔されないため。
何のことはない、「ドレミファミレド〜」などと書いてある階名を、音程付けて歌うだけなんですが、「ドレミファ」が歌えれば、「ド(レミ)ファ」と考えて「ド-ファ」の完全4度が取れるわけです。
そしてここでのドレミは音名(=音の高さを表す)ではなく(ドレミ本来の用法)階名なのですから、歌い出しは自分の好き勝手な歌いやすい高さでOK!
つまり大人になってからでも磨ける相対音感を使って、読譜に結びつけようというのがこの本の特徴です。
「自分は音感がなくて」とか「子供の時に音楽の習い事をしなかったから」と、楽譜を読む(楽譜を音楽に直す)のを諦めていませんか?
正しい方法で手順を踏めば、必ず読めるようになります。

【第2部】楽典
五線譜の仕組みや音名・音部記号、ドレミの歴史などの説明に続いて、階名を使って調や調号の仕組みを学びます。
一般的な楽典の本では、単なる暗記モノに成り下がってるこの部分、階名と音名を使い分けつつ理解し、しかも音楽的に捉えられることと思います。
特に104ページからの、五線上の2音の音程を答える問題、ただ理屈のみで解く非音楽的な方法で説明されている一般の楽典書とは全く違う、解けばその音程が聴こえてくる!階名を使った解法に多くの人は驚くでしょう。
何この裏技!?
いえ、これは裏なんかじゃない、こういう解き方こそオモテでなければいけないのです!!!
なお楽譜を音楽に直すにはリズムも必要ですから、音符や休符の長さに関する説明もこの章の最後にあります。

【第3部】歌唱課題集
え!?もう五線譜見て歌うの?知らない曲を!?…と思うかもしれませんが、第1章・第2章の内容が身についていれば、もう歌えるはずなんです!
とは言っても五線譜を階名で読む経験がまだ少ない人のために、音符にカナで階名が振って(一部穴埋め式)あります。
階名に直すことよりも、音楽に直すことが最終目的なので、まずはカナ頼みでもいいからトライしてみましょう。
この種のこと(新曲視唱)に初挑戦した人なら、1番が歌えただけでも感動するに違いありません。そしてもっとやってみようと思うはず!
100曲クリアしたら、次はカナを少しずつ墨塗り(笑)して再挑戦したり、身近にある楽譜もどんどん階名を頼りに歌ってみましょう。

楽器なしでも楽譜から歌えるようになると、合唱などに役立つだけでなく、器楽をやっている人も大いに音楽の基礎力が向上します。
まず楽譜を読むのが楽しく、そして速くなります。
新しい曲をやる時、楽器で音を出す前に(全部が無理なら一部だけでも)旋律などを歌ってチェックするだけで、練習がとてもスムーズ。
これは全く聴いたことのない(いわゆる「音源」がない)曲に取り組む時、特に効果を発揮します。

旋律だけでなく低音声部も歌うとか、階名経験を積めば旋律に付く和声もイメージできるようになるため、私などは少々平凡な?ピアノ曲なら、全く弾かなくても楽譜だけからどんな音楽か分かるようになりました。
(読んで楽しんだからもう弾かなくていいや、という曲まで!?)
楽器に触る時間や気力、その状況がなくても、楽譜さえあれば弾きたい曲の勉強ができることは、学習者にとって大きなメリットです。
他にも、階名それぞれが持つ音楽的機能や性格、色々な音程のニュアンスを感じながら曲想を付けるセンスなど、階名を知らなかった時よりワンランク(いやもっと?)上の演奏ができるようになることは間違いありません。
──── ということで、始めた人に音楽の女神が微笑みますよ♪
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「赤城の子守唄」〜四七抜き短調の名曲(2)

2017/08/19 23:18
この歌は忘れていましたが、昭和歌謡のメロディー譜を見ながら視唱しているうちに「ああ、聴いたことある!」と、テレビの懐メロ番組で直立不動で歌っていた東海林太郎さんの姿と共に、思い出したものです。

《赤城の子守唄》(昭和9年)
作詞:佐藤惣之助、作曲:竹岡信幸、唄:東海林太郎

曲の背景などはこちら(Wikipedia)をどうぞ

【階名】(4小節で1行)
ドミーーファミラシドーシドシラファミー
ラシドミーファミドシラシーーー
ミーファミドシラーー ミドミファラファミー
ラミラシドシミドシーーー
ミドーシドシラシードシラファーミー
ドシミードシミラシーーー (注:A)
ラシドミファミラーーシラファラファーミー
ドシミードシラシラーーー


四七抜き短音階は「ドレミソラド」の四七抜き長音階のミとラが半音下がって短調化したものとされています。
(「ドレミ♭ソラ♭ド」の音程関係を、♭を使わずに書き換えると「ラシドミファラ」になる)
「シドミファラシ」の都節音階とは本来関係なくも、結果的に構成音が同じになり、西洋の短音階と日本の都節音階の折衷のようになっています。
ですから四七抜き短調曲はこれら両音階の特徴を持っていますが、この《赤城の子守唄》は前回の《東京行進曲》よりも都節音階寄り、つまり日本の伝統的な音楽の影響が強い印象です。

まず歌唱部分だけでなく前奏や間奏の旋律も、和声的短音階の「ソ#」は出ず「ラシドミファ」だけで固めていること。
さらに階名各行の最後を見ると⇒ミ・シ・ミ・シ・ミ・シ・ミ・ラ
《東京行進曲》では⇒ミ・ラ・ミ・ラ(2小節1行にすると⇒ミ・ミ・ラ・ラ・ド・ミ・ド・ラ)
《赤城の子守唄》は断然、「シ」でフレーズが一息つく部分が多いことが分かります。
これは「シ」「ミ」が核音(音高が安定し、節回しの中心となる音)である都節音階の特徴です。
西洋の短音階なら「シ」は不安定な音で、容易に他の音(特に「ラ」)に移ってしまうのですが、《赤城〜》では「シ」に安定感があり、むしろ最後の「ラ」終止が取って付けたように感じませんか?

実は私が最初に楽譜を見て歌った時は、伴奏による次への誘導がなかったこともあり、A行の「シーーー」で「終わった」と勘違いしたんですよ。
その原因は、この歌↓が連想されたからでしょう。



【階名】
ファーファーミーー ファラーファーミーー
ドミファラーファラミーーーー
ラーシーラシ ドミーファーミーー
ラシードーラーシーーーー
 

こちらは完全な都節音階で、シで終わっています。
面白いですね〜、シで終われるんですよ、日本人は!

この《ねんねんころりよ》は、やはり四七抜き短音階で《赤城の子守唄》と同じく「男の子守唄」として戦後大ヒットした《浪曲子守唄》のセリフ部分でバックに使われ、歌唱部分と違和感なく馴染んでいます。
四七抜き短音階のそこかしこに顔を出す都節音階の影…西洋音楽が入ってきても、伝統的な日本人の音感がそう簡単に上書きされるわけではないようです。
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「東京行進曲」〜四七抜き短調の名曲(1)

2017/08/15 22:15
私が短調の階名を練習するのに使った、四七抜き短調の名曲を何回かに分けて紹介しようと思います。
西洋の自然的短音階「ラシドレミファソラ」の4・7番目「レ・ソ」が無い、「ラシドミファラ」の5音からなる音階ですね。
戦前・戦中・戦後しばらくまで、大衆的な人気を得た短調の歌に、非常に多く使われています。

《東京行進曲》(昭和4年)
作詞:西條八十、作曲:中山晋平、唄:佐藤千夜子


曲の背景などについては、こちら(Wikipedia)こちらをどうぞ

【階名】
ラシドミーミファミ ラーシドラファファミーー
ラシドミーミファラ ミドシードラーー
ラファミラーシドド シードラファミドミーー
ファシシラファミド シーミドシラーー


こりゃまたエライ古い歌を引っ張り出してきて…と言われそうですが、子供の頃懐メロブームで親が聴いていたのを覚えていたんです。
やはり大ヒット曲は何か人の心をつかむものがあるのか、この動画と同じ当時の古い音源がラジカセから鳴っていただけなのに、旋律も歌詞も妙に印象に残るものでした。

歌っている佐藤千夜子はオペラを志していたクラシック系の人(昭和前半の流行歌手は今の音大に相当する学校で学んだ人が珍しくない)で、この曲も演歌的なコブシは回さず音符を真面目になぞる歌い方。
そのため、大人の唱歌のような感覚で階名唱でき、歌い出しで「ラシドミーミファ」まで音階を順に登っていくのも教材向き(笑)と言えます。
階名の3行目まででは、「ラファミ」と下行する箇所が少し音程取りにくいでしょうか?
そして最終行の「ファ-シ」は、増4度の良い練習になります。

階名で歌ってみると、「ド-ミ」「ファ-ラ」の長三度に挟まれた短二度(半音)「ミ-ファ」の狭さが際立ちますね!
しかもここに何とも言えない哀愁や陰りを感じる…
今まで短音階のシンボルは「ラ-ド」の短三度だ!とばかり思っていましたが、
四七抜きだとむしろ「ミ-ファ」の方が強く訴えかけてくるような感じです。
これは新鮮な発見でした!

ところで一般に「この曲は四七抜き短調」という場合、それは(歌われる)旋律だけが対象で、伴奏の和声や前奏・間奏には西洋的な短音階が使われているのが普通です。
《東京行進曲》の前奏を階名にすると ────

シシシシ シミミド シドシラシミドシラ
ソ#シラ レファミ ラララファ ミファミレドシラソ#ラ…


で、全体としては「ラシドレミファソ#ラ」の和声的短音階ですが、しかしもっと驚くのは

「シシシシ」!? 何じゃこの始まりは!!

ではないでしょうか?
「ラ・ド・ミ」のいずれかで始まるのが大半の短調曲で、いくら前奏とはいえ「シ」をこんなに連打したら、変だと思いそうなものですが、昔この曲を聴いていた時も全く自然に感じていました。
この「シシシシ…」は間奏にも使われ、前後と違和感なく馴染んでいます。
西洋音楽では長・短調いずにおいても「シ」は不安定な階名で、すぐ他の音に移行することが多いのですが。

実は四七抜き短調、西洋音楽が入る以前から日本で歌われていた都節音階(ミファラシドミ又はシドミファラシ)と構成音が同じなのです。
都節音階では「シ」が重要な音で、これで終止することもあり、そのような日本人的音感が(戦後生まれの私にも)どこかに残っていて、「シ始まり」がそれほど奇異に聴こえないのだと思われます。
西洋音楽が少しずつ大衆に広まる過程で、短調はまず四七抜きが愛好されたのは、慣れ親しんでいた都節音階と共通点があったことも大きかったのでしょう。
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「短調の階名」矯正記

2017/07/21 22:44
短調の階名は主音をラとして「ラシドレミファソラ」なのですが、私が数年前に古い唱歌の本で視唱を試みた時には、音は短調曲でも難なく取れるのに、その際の階名はなぜか主音がドになっていました。
短調に関して、そういう階名教育や訓練を受けたわけではないのですが…。

自分の場合どうも原因は、長調の階名における「ドが主音」「ソが属音」という音の機能を、そのまま短調にも流用してしまうからのようでした。
長調では階名と音の機能の結びつきがしっかりしているから、スラスラ認識できたり歌ったりできるわけです。
ところが短調では「ラが主音」「ミが属音」という機能のラベリングがほとんどできておらず、ついつい脳ミソが「長調の機能で音取り」してしまうようなんですね。
たぶん子供時代に、短調曲を階名で歌った経験が少なかったからだと思います。

さて、これに関して私が思ったのは以下のようなことでした。

・短調も「主音をド」にする流派?もあるに違いない
・でもあんまり良くない気がする


その後調べたところこちらの記事などで、やはり私が思った通りだと分かったので、主音をラと認識できるよう直すことにしました。
これが1年ほど前のことですが、最近ようやく特に意識しなくても短調の主音をラと感じるようになってきたんですよ!

やればできるじゃん!

実は当初「直るんだろうか?」と半信半疑でした。
もっとも「直そう」と決心した割には、毎日ビシバシ矯正訓練したわけではなく、やったのは「思いついた時」「ヒマな時」に以下のようなことをしただけなんですが ────

1.ピアノの音階練習で、短調は「ラシドレミファソラ」と意識しながら弾く
2.視唱課題は、短調曲を中心にやる
3.知っている短調曲の階名を考えながら(脳内で)歌う


1⇒当初は、何も考えずに弾くと短調でも「ドレミファ…」と聴こえるありさまでしたが、「ラシドレ…」と意識する段階を経てしばらくすると、自然に「ラシドレ…」になってきました。
正確に言うと、音階の第1音と第2音だけでは階名を感じず、第3音が鳴った瞬間に、それが第1音と短3度だと「ラシド」、長3度だと「ドレミ」と前に遡って階名が振られる感じです。
これは自分でも面白い現象だなと思いました。
(ある程度判断材料が揃ってから階名で認識するのは、階名音感の特徴です)

2⇒市販の調性別になっている視唱課題集から、短調曲を選んやっていましたが、最初のうちは自然に頭に浮かぶ(短調でも「ドレミ…」の)階名をいったん打ち消して「ラシド…」にするためか、すごく歌いにくかったです。
例えば五線譜上の階名の読み方が同じヘ長調とニ短調、ど〜〜〜して後者だとこんなに難しいの!?でした。
これも「いったん打ち消し」が徐々に弱くなり、ストレートに正しい短調の階名で歌えるようになりました。

3⇒道を歩きながらなど、どこでもできるので便利な練習方法です。
日本の大衆音楽には、西洋音楽にありがちな「ソ♯」を使わない「四七抜き短音階」や「自然的短音階」の名曲がたくさんあり、それらが良い教材になりました。
特に戦前・戦中に大人気だった四七抜き短音階(ラシドミファラ)は、重要な「ラ・ド・ミ」の3音が含まれている上、音数が少なくて階名認識しやすく、短調の練習にオススメです。
四七抜きに慣れたら、抜かないやつ(笑)はもう楽勝でした。

ということで一応正しく直ったとはいえ、私の場合長調の階名が母国語的なのに比べると、短調はまだ外国語みたいです。
幸い短調曲はとても好きなので、これからもっとたくさん歌って、母国語に近づけていきたいと思います。
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ついに出た!「階名唱 77のウォームアップ集」

2017/06/09 21:20
階名唱(いわゆる「移動ド」唱)の基礎練習に特化した教本が出ました。
著者は「固定ド」音感者のための「移動ド」習得・ソルフェージュ講座の大島俊樹さんです。
購入方法などはこちらを御覧ください。(自費出版です)
さっそく歌ってみましたので、感想とあわせて紹介しますね。

階名学習用に作られているため、通常のソルフェージュ課題集とは異なる特徴がたくさんあります。

1.音符のタマの中、または五線の下に階名が書いてある!
2.最初から色々な調が順不同でバンバン出てくる!
3.長調と短調が平等に出てくる!
4.階名や音程に集中できるよう、リズムは超簡単にしてある
5.まず分散和音的な練習から入る
6.旋律が音の性格を踏まえた動きで作られている
7.自分で作曲したくなってくる
8(オマケ).ハニホ音名が笑える


各項目をもう少し具体的に説明すると ────
1.ドレミ…は d, r, m, f, s, l, t(ソルフェージュでは「シ」を「ティ」とすることが多いため) の略号で、まだ五線譜から階名読みすることに慣れていない人でもすぐに練習できます。
それじゃ勉強にならないって?
そんなことはありません、まず階名で歌ってみることが大事なのです。
やっているうちに、階名の組み合わせと音程の関係、それぞれの階名が持つ性格、音が動くパターンなどが体に浸透してきます。
五線から自力で階名を読み取るのは、「浸透後」で構いません…というか、それができていないうちに無理やり階名読みしようとするから難しくなってしまうんですね。
少し慣れてきたらドリルを五線譜に書き写し、略号なしでも歌えるかどうか確かめるなど、力試しの方法はいくらでもあります。
まずは階名を歌詞だと思って歌ってみてください。

2.階名唱は調号の数による難易度の違いが全く生じません。
例えばドリル5番(調号♭1つ)と8番(♭5)つはどちらも「ド・ミ・ドー」始まりですが、絶対音感病に罹患していないごく一般の相対音感の人なら、片方が歌えればもう一方も全く同じことなのです。
ハ長調、あるいは「調号の少ない調の方が簡単」というのは、音名一辺倒の音楽教育がまねいた誤解でしかありません。
また、調により演奏に難易度の違いが生じる多くの楽器と違い、人間の声はそれに全く影響されない便利な楽器であることも分かると思います。
しかも声はいつでも自分の体と共にあり、タダ(笑)で自由に使えて減ることもなく、メンテもほとんど必要なしですね。
だから、まず声で音楽の勉強をするのが理にかなっているのです!

3.長調優先で短調がそのオマケ的な音楽教材が多い中、最初から双方平等に扱うことで、短調に対する苦手意識がつかないようになっています。
また、長調と短調の違いを感じることも大切です。
歌っているうちに、同じ「ミ」でも長調と短調ではイメージが違うなあ…などと気がつくようになったら、いい線行っていますよ!

4.これは嬉しいですね、リズムの勉強はまた別の話。

5.この教本では音階内の階名を「安定音」と「緊張音」に分け、前者を色々なパターンで組み合わせた短いドリルがまず最初に並んでいます。
「ド・ミ・ソ」「ラ・ド・ミ」のみの分散和音的な動きは、広い音程を含むため、慣れないと戸惑うかもしれません。
私が最初歌った時は、6番の「ド↓ミ↑ドー」に「えっ?」となり、何とか低い「ミ」は取れたものの、続く「ラ↓ド↑ラー」で「ド」が出ませんでした…普通の歌にはこのような動きが滅多になく、難しかったんですね。
分散和音系ドリルは「安定音はいつでも取れるように」という著者の方針によるものですから、練習しましょう。
楽器で補助する時は「ド↓ミ↑ドー」と鳴らしそれを覚えたら、「ドだけ」を鳴らして自力で「ミ」を取る練習が良いと思います。
(短調系の場合は「ラ」だけを鳴らして、他の音を取る練習)

6.教本の最初に、各階名の性格や進行パターンに関する説明があります。
それを踏まえてドリルを歌うと、理屈だけでなく体でも階名それぞれの個性が分かってくるでしょう。
えっ、階名に性格がある!!?…と思ったそこのアナタ(笑)、あるんですよもうこれはメッチャあるんです!!
野球やサッカーを思い出してください、様々な個性や役割を持った選手の連携が上手く行った時に、バーン!と点が入るでしょ?
これと同様に、例えば長音階なら「ド」を主将として「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の7人でチームを作っているのです。
この7人はみな性格が違い、調性音楽というのはそれを踏まえて作られているのですから!

7.これは6と関係します。
ドリルの最後の方はだいぶ「曲っぽく」なっていますが、それでも「微妙にぎこちない」「そんなに良いメロディーとも思えない」と感じる人がいると思います。
これは著者も「図式的」と書いている通り、ドリルの旋律が基本的な音の動きに沿っているだけで、遊びや意外性に欠けるためです。
実際の音楽は、歌い(演奏し)やすさを考え「安定音」の間に適宜つなぎの音を入れたり、印象づけるために少々変則的な動きが入っているものです。
名曲と言われるものは、そのへんのサジ加減が絶妙なんですね。
ドリルを歌っているうちに「もう少しマシ?な曲が作れそうな気」がしてきたら、ぜひ挑戦してみてください。
もちろんその際は、手がかりとして階名を大いに役立てましょう。

8.階名と音名が違うことをはっきり示すために付してあるハニホ音名が、「ヘトヘト」や「ホニハニ」で面白いです。
この「ハニホ…」を「ドレミ…」に置き換えると、いわゆる「固定ド」唱になりますが、いずれにせよ音名は音の高さを示すだけの名前であり、何ら音楽的文脈を表していないため、これで歌ったところで何も得られません。
「ハニホ」の場合は時間の無駄で済んでも、「(固定ドの)ドレミ」は階名学習の妨害にしかならないことに気づいてください。

同じドレミなら、音楽的に意味のあるドレミ(階名)で歌いましょう!
それがあなたの音楽人生を楽しく豊かにします♪
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「固定ド」はイタリア音名でなく、フリガナ音名である

2017/05/27 22:24
階名(移動ド)学習の障害となっている「固定ド」音名を使った音楽教育を批判すると、「固定ド」はイタリア音名だからと反論されることがあります。
しかし日本の「固定ド」がイタリア音名と別物だということは、こちらのサイトの記事にもあるように明らかです。
これについて、自分でもう少し考えてみました。
何かもうひと押し、「固定ド」陣営?にガツンと言ってやりたい(笑)気持ちがするからです。

   ド レ ミ ファ ソ ラ シ

↑↑↑これってイタリア人に読めます????
カタカナを知らなければチンプンカンプンですよね?

イタリア音名だと主張するなら、Do Re Mi Fa Sol La Si と書かなければ変ではありませんか?
楽典ではそうなっていますよ。
英語やドイツ語の音名は、子供や初心者に発音を教えるため「エフ」「アー」「エス」などとカナを添えることはあっても、「F」「A」「Es」のように原語表記で使うのが普通です。
文中でも「5小節目上声部のツィス音は…」ではなく「Cis」と書きますね?
しかしなぜか Do Re Mi …だけ、カナ表記が広まっているのです。

こうなった理由や経緯はよく分かりません。
階名唱の指導で使っていたカナが流用されたからとか、「ドレミの歌」の影響、幼児・子供向けピアノ教本(「ド」じゃなくて「ど」の場合も!?)の説明がルーツなど、色々考えられるでしょう。
いずれにせよ、日本の文字になった時点でもうイタリア音名ではないと考えるべきだと思います。
「radio」は英語だが「ラジオ」は外来の日本語、みたいな事例です。

そしてこのカナ化したドレミの代表的な用途?が、初心者がよくやる音符の側にドレミを書くことです!
漢字や英単語などに「読み」のフリガナを振るのは日本人特有の行為ですが、それの楽譜バージョンですね。
アルファベットではフリガナにならないので、カナ化したドレミの出番なのでしょう。
(元々カナのハニホ音名がここで利用されなかったのが本当に残念!)
また、フリガナを振らないまでも、脳内で音符をドレミに直して「読んで」いる人がたくさんいますね?

どうも多くの日本人は、楽譜を読むの「読む」を、そこから音を取って歌うとか楽器を演奏して音楽化することでなく、何か言葉的なもの(具体的にはドレミ…)に変換することと勘違いしているようなのです。
楽譜は漢字と違うのに!!!
音楽が図示された楽譜を、そのまま作曲家の指示図として見ればよい(それが一番カンタンで速く読める)のに一々言葉に直すとは!
視唱だけでなく、器楽演奏においても一旦ドレミをかます(笑)ものと思いこんでいる人が多いのは本当に驚きです。
(だったら五線譜なんかやめて、文字譜にすればいいのに!)

そして楽譜の書き込みだろうが脳内フリガナだろうが、一度覚えた(多くはハ長調の)カナの振り方を変えるのは面倒だ、カナの振り方が何通りもあるなんて冗談じゃない!と考える人が、教える方も習う方も大半なのでしょう。
これが「固定ド」の蔓延する思考回路と言えます。
だから「固定ド」音名はフリガナ音名 ←うん、気に入った(笑)♪
ここで特に問題なのは、相対音感の人が「固定ド」教育しか受けてない場合、フリガナ振れても音取れずになることです。
こういうケースは日本に相当あるのではないでしょうか?

そんなこと言ってるがオマエ、階名だって楽譜にカナ振ってるやつ山ほどいるだろ〜〜!
↑↑↑と突っ込まれそうですが、階名は楽曲分析とか音を取るという音楽的目的のためにドレミを賢く利用しているのであって、ドレミの奴隷と化している「固定ド」教育とは、やっていることの意味が全く違うのです。
・ドレミがフリガナでしかない「固定ド」
・ドレミが便利な音楽ツールとなっている「階名」(移動ド)


オマケ:「固定ド」音名を、イタリア音名ではなく「一般呼称」と表現しているサイト
一般呼称!…なるほど、ある意味非常にうまい言い方です。
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読んで歌おう〜講談社文庫「日本の唱歌」(上・中・下)

2017/05/13 18:06
臨時記号なしの旋律が多く、楽譜を階名(移動ド)で読みながらある程度音が取れるようになった人が、練習として歌うのに最適です。

日本の唱歌[上]〜明治篇(163曲)
日本の唱歌[中]〜大正・昭和篇(178曲)
日本の唱歌[下]〜学生歌・軍歌・宗教歌篇(138曲)

よほどの唱歌通か年配の人でなければ、知らない曲の方が多いはず。
曲が分からないまま解説を読んでも面白くありませんので、ぜひ歌ってみましょう!
もちろん楽器に頼らないで、ですよ。
楽器を使わないんだから、寝転がってでも出来ますね(笑)。

またこの本の解説では、ドレミが使ってあれば全て階名で、音名はドイツ語…とキチンと使い分けられています。
このことについて断り書きなどは一切なく、編者はドレミを階名に使うのは当たり前と思ってるんですね。
注:ある時期まで、日本ではそれが常識だったのです!
例えば、ト長調で記譜されている「故郷(ふるさと)」には ───

長音階の文部省唱歌としては珍しく、「ファ」の音が多く出て来るが、それが節にやわらかさを与えて快い。

─── とありますが、これは「固定ド」一辺倒の人には意味不明でしょう。
「固定ド」ではファが一回しか出てこないし、「ファがやわらかい」も階名のドレミだけが持つ独特の感覚だからです。
他にも階名ならではの解説が多数あり、特に古関裕而作曲の「愛国の花」で「シ」の使い方が上手いとあったのには、私も以前からそう感じていたので嬉しくなりました。
なお、佐々紅華 作詞・作曲「毬ちゃんの絵本:(第一)六段の唄」はロ短調で、最後の部分が「ラシレーミレミドシド ラシレミシーラファラ ミーミードシーラ」と、階名がそのまま歌詞になっています!

時代順に見ていくと、日本人が自分達の音感と折り合いをつけながら、西洋の音楽を学ぼうと努力してきた過程がよく分かります。
明治になり学校で洋楽を教えることになったとはいえ、教材は全く無いし指導できる人もおらず、当初は試行錯誤の連続でした。
「螢の光」や「霞か雲か」など、外国の旋律に日本語の歌詞をつけて教材とする一方、雅楽などをやっていた音楽家が、見よう見まねで西洋風の国産唱歌を作ったのです。
「春のやよい」「金剛石」「紀元節」…四分音符が並んでいる単調なリズム、雅楽調の旋律が取って付けたような「ド」で終わるぎこちなさなどを見ると、邦楽しか知らなかった明治人が、洋楽の決まりに従って作曲するのは、相当の困難があったと推察されます。

しかしそれも20年ほど経つと、現在まで歌い継がれている「ふじの山」「われは海の子」など、日本人の手になる名曲が登場してくるのですから、その吸収力の速さには感動さえ覚えます。
その後大正から昭和にかけて、いわゆる「唱歌っぽい」類型に陥ってしまった一面もあるとはいえ、西洋音楽に日本人的な感性を上手く折衷した歌の様式が確立しました。
その頃「よく歌われた」と解説にある曲は、なるほどと思わせる魅力があります。

また、出来がイマイチの唱歌も載っていますが(解説には大抵その旨指摘してあります)、いつしか「消えてしまった」曲を知るのも面白かったです。
やはりいくら文部省や専門家が、良いと信じて作ったものを押し付けても、ウケないものはウケないんですね(笑)。
今でも愛唱されている歌は、詞も曲も良い…大衆の耳や感性によるふるいって、バカにできないと思いました。
ぜひこの本の唱歌をたくさん歌って、それを確かめてみてください。
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タイトル 日 時
森の水車〜思い出したぞ階名入りの歌(2)
昭和の流行歌についてあれこれ考えていたら、ファミレドシドレミファ〜♪という階名が歌詞に織り込まれている森の水車(作詞:清水みのる 作曲:米山正夫)を思い出しました。 ...続きを見る

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2017/04/29 17:49
すかんぽの咲くころ〜思い出したぞ階名入りの歌(1)
前回紹介した「J-POP進化論」を読んでいたら、昭和の流行歌&歌謡曲に関する資料が欲しくなり、そういえば実家にそんな本があったはずだ…と思い、父から何冊か借りてきました。 その中に、日本人の心に残る名曲をたくさん残した、中山晋平と山田耕筰の出版楽譜の表紙(竹久夢二などのイラスト入り)がカラー写真で載っていて、何気に見ていたら ────北原白秋 詞、山田耕筰 曲 すかんぽの咲くころというのがあるじゃないですか。 ...続きを見る

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2017/04/26 22:15
「J-POP進化論」の階名パワーは空回り?
「J-POP進化論」の階名パワーは空回り? ふと思い立って、本棚のJ-POP進化論という本を読み返してみました。 階名を使い、日本人が持つ土着的な音楽感覚と大衆音楽の関係や、洋楽の影響などを論じていた記憶があったからです。 ...続きを見る

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2017/04/20 21:27
苦手だったダブルシャープが階名唱で解決!
苦手だったダブルシャープが階名唱で解決! ピアノを弾いている皆さん(もしかして他の楽器をやっている人も?)、ダブルシャープ(重嬰記号)って嫌じゃないですか? ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/04/14 22:20
階名は12倍速で音楽がわかる!(音名比)
以前こちらの記事で、長調の旋律は大部分ド・ミ・ソいずれかの階名で始まる、と書きました。 もちろん世の中には楽譜や音源がある長調の楽曲だけでも数は膨大で、意識的に例外を探せばレ・ファ・ラ・シ始まりだって相当数になるでしょう。 しかしメンツ3人のドミソが4人のレファラシより圧倒的多数なことや、このドミソが長調主和音の構成音と考えると、音楽的に十分有意味な知見です。 ...続きを見る

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2017/04/11 21:26
ト長調はソから始まる!?
ト長調はソから始まる!? 先日、ツイッターの投票機能を使って、アンケートしてみた結果です。 ...続きを見る

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2017/02/22 21:19
ややこしい転調の連続を階名で超カンタンにする
今回のネタ曲はギロックの《アクセント・オン 1》から、「シャンゼリゼにて」です。 この曲集はいわゆる「全調モノ」で、調号が6つまでの長短調のピアノ曲が、初級程度の簡単な技巧で弾けるよう書かれています。 「シャンゼリゼにて」は調号が♭5つの変ニ長調ですが、メイン主題は比較的素直に書かれているのに、中間部分が何やら面倒なことになっています…まあお聴きください。 ...続きを見る

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2017/02/09 21:38
これなら速読できる♪「音程」読譜でピアノを弾く
「楽譜を見ながら弾けない」 ...続きを見る

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2017/01/09 22:37
変則開始の不思議な旋律〜中田喜直「朝のさんぽ」
階名で古今東西の(調性音楽の)旋律を斬ってみると、長調の場合ド・ミ・ソのいずれかで始まる曲が大半だと、以前こちらの記事に書きました。 短調の場合はラ・ド・ミのいずれかがそれに相当します。 それ以外の階名で始まるものを、私は勝手に変則開始と呼んでいますが、このところそのような曲を探すのに凝っています(笑)。 ...続きを見る

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2016/12/16 18:49
階名から見た「ファのおはなし」三善晃
階名から見た「ファのおはなし」三善晃 前回の続きで、「固定ド」タイトルのピアノ曲、三善晃さんの「ファのおはなし」を階名(移動ド)の観点から見てみようと思います。 ほとんど2声の緩やかな曲なので、階名音感の人なら楽譜なしでもすぐ階名認識できますね。 ...続きを見る

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2016/12/11 20:18
「固定ド」ピアノ曲〜《ファのおはなし》by 三善晃
「固定ド」ピアノ曲〜《ファのおはなし》by 三善晃 タイトルに階名(移動ド)が入ってるピアノ曲があるなら、当然?「固定ド」曲もあるはずだ…と探したら簡単に見つかりました。 かつて「固定ド」推進の首謀者(失礼!)だった三善晃さんの、子供のためのピアノ曲集《音の森》(1978)から「ファのおはなし」です。 さあ何がファなんでしょうか、聴いてお確かめください。 ...続きを見る

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2016/11/26 16:13
階名がタイトルのピアノ曲を発見!?
なんと!タイトルに階名が使われているピアノ曲を見つけました。 その名もラグタイム ド-シ-ドです。 さっそく弾いてみましたのでどうぞ♪♪♪ ...続きを見る

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2016/11/23 22:20
音名はどれが良い?日・英・独語の比較
日本の、特にクラシック系音楽教育で階名が絶滅寸前になっている原因に、音名が正規の音名用語で教えられてない現状があります。 つまり階名が健全化していない世界では、音名もいい加減なのです。 そこで、日本では3種も流通(笑)している音名について、それぞれの特徴を私なりにあげてみますので、これからキチンと使おう!という方は参考にしてみてください。 (私は普段、どれも同じ程度に使っています) ...続きを見る

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2016/11/11 22:10
ポピュラー音楽では階名(移動ド)が健在!
ギタリストの方がエレキ片手に、調(キー)の仕組みについて説明しています。 ...続きを見る

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2016/11/08 20:01
【記事一覧】〜超「階名(移動ド)唱」マスター法
階名唱の記事が増えたので、ここで目次として使えるようリンクをまとめておきます。 ...続きを見る

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2016/11/02 00:07
【ハ音記号も楽々!】超「階名(移動ド)唱」マスター法
【ハ音記号も楽々!】超「階名(移動ド)唱」マスター法 音程で楽譜を読みながら階名唱するなら、ヘ音記号を使った低音部譜表もト音記号の高音部譜表と全く同じ要領でできる、と前回説明しました。 当然!ハ音記号もバッチリですよ、やってみましょう。 ...続きを見る

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2016/10/26 19:34
【ヘ音記号に挑戦】超「階名(移動ド)唱」マスター法
【ヘ音記号に挑戦】超「階名(移動ド)唱」マスター法 では今までの要領で、ヘ音記号を使った低音部譜表でも階名唱してみましょう。 ヘ音記号が全く初めての方でも大丈夫、階名ならト音記号の時と何も変わりません、本当ですよ。 ...続きを見る

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2016/10/17 20:39
【中間まとめ&補足】超「階名(移動ド)唱」マスター法
【中間まとめ&補足】超「階名(移動ド)唱」マスター法 オクターブの音程まで練習したので、ここで一旦まとめますね。 個々の音高ではなく、連続した2音の音程から階名を読み取る方法、概ね5度までなら、楽譜からの判別とその音程で歌うのはそれほど難しくないと思います。 6・7・8度の区別は経験を積んで慣れるしかありませんが、広い音程を読む時の裏技がいくつかあるので補足しますね。 ...続きを見る

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2016/10/09 22:50
【第11回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜7&8度の練習
【第11回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜7&8度の練習 今回は7度と8度(オクターブ)をまとめて練習しましょう。 五線上でのタマの隔たりは以下のようになっています。 ...続きを見る

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2016/10/06 21:18
【第10回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜6度の練習
【第10回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜6度の練習 五線上での6度音程は、タマの一方が「線」、もう一方が「間」上にあり、その点は4度と同じですが、当然ながらもっと離れています。 パッと見、一番分かりづらいかもしれません。 ...続きを見る

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2016/09/25 20:32
【第9回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜5度の練習
【第9回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜5度の練習 五線から5度の音程を読み取るのは、4度よりも直感的に分かりやすいです。 下図のように、タマが線と線かまたは間と間の組み合わせなんですね。 ...続きを見る

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2016/09/16 21:57
【第8回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜4度の練習
【第8回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜4度の練習 楽譜から階名唱する練習、徐々に音程を広げています…【第7回】3度の練習の次は当然4度ですが、実は5度を先にしようかと少し迷いました。 というのは、楽譜から音程を視覚的に読み取るのは、4度よりも5度の方が簡単だ(と思われる)からです。 でも一応順番にということで(笑)、4度はどうなるか見てみましょう。 ↓↓↓このような「線と間」の組み合わせが4度音程です。 ...続きを見る

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2016/09/05 21:21
【第7回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜3度の練習
【第7回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜3度の練習 前回の練習で、もう隣の階名に動く2度の音程は大丈夫ですね。 調号から「ド」の位置を判別するのも慣れたと思います。 では続いて3度の練習をしてみましょう。 注)音程の「◆度」については、こちらのサイトの説明が非常に分かりやすいのでご覧ください。 ...続きを見る

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2016/08/25 21:04
【第6回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜2度までの練習課題
【第6回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜2度までの練習課題 前回の記事、最後の例題はどうだったでしょうか? 「ドレミミレドレ ドシラシド〜♪」と階名唱できれば合格です。 タマが隣(2度)に動くだけ、つまり階名も隣に上下するだけなので、「簡単〜!」って方も多かったと思います。 ...続きを見る

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2016/08/23 22:58
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【第5回】超「階名(移動ド)」マスター法〜いよいよ楽譜から階名唱! さあ、いよいよ楽譜を見て階名唱するところまで来ました! 階名は調によって五線上の「ドの位置」が異なるので、まず「どこがドなのか」判別する方法を紹介します。 いくつか並んでいる調号の一番右を見てください。 #ならその位置が「シ」、♭ならその位置が「ファ」です。 ...続きを見る

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2016/08/21 17:20
【第4回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜楽譜見るまでもう少し
【第4回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜楽譜見るまでもう少し 「階名(移動ド)唱」というと、楽譜を見て「固定ド」音名からズラしたり読み替えする訓練…と思われている中、一向に楽譜が出てこない(笑)のでしびれを切らしている人もいるでしょう。 お待たせしました、今回は少しだけ楽譜めいたものに足を突っ込みます。 ...続きを見る

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2016/08/20 14:01
【小休憩】超「階名(移動ド)唱」マスター法
超「階名(移動ド)唱」マスター法、経過はいかがでしょうか? ...続きを見る

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2016/08/19 19:28
【第3回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜確認問題
ある程度たくさんの曲を階名で歌い、階名と音程が結びつく体質(笑)になってきたかな?と感じたら、確認も兼ねて以下のような問題をやってみましょう。 ...続きを見る

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2016/08/17 20:48
【第2回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜練習推奨曲
前回で紹介した、既知の易しい曲を(楽譜を見ずに)階名で歌う練習、お勧めの曲とその階名を紹介します。 おおむね易しい順から、曲名のリンク先はYoutubeですが、旋律と階名を確認したら、自分の歌いやすい高さ(や調)で歌い出して構いません。 むしろそれを色々変えてみる方が、相対音感の良い訓練になります。 ...続きを見る

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2016/08/15 20:42
【第1回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜楽譜を使わない!
楽譜をスラスラと階名で読み歌えるようになる、超「階名(移動ド)唱」マスター法、いよいよ始まりです♪(^o^) おおむね以下のような方が対象です。 ...続きを見る

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2016/08/11 13:32
【序】超「階名(移動ド)唱」マスター法
これから何回かに分けて、楽器に頼らず未知の曲の楽譜から音を取って歌う時、私(=絶対音感まるでナシ)がどのようにしているか、そのプロセスを書いてみようと思います。 階名(移動ド)唱法で新曲視唱するっていうアレです。 実は自分が、唱歌や賛美歌程度の旋律なら何調でも難なく視唱できると気づいたのはほんの数年前、こちらやこちらで記事にした、戦前の検定唱歌集を古本で手に入れた時でした。 ...続きを見る

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2016/08/09 21:40
ピアノ科出身の先生、モゴモゴ…の謎
ピアノ科出身の先生、モゴモゴ…の謎 押入れの中から、高校生の時使っていた音楽の教科書が出てきました。 教育芸術社「高校用音楽2」 ─── 昭和49年発行(トシがバレる!)。 なんと!「ソルフェージュ」のページに階名が振ってありました。 ...続きを見る

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2016/08/06 21:58
階名音感者はこうしてできる!?
少し前にツイッターで知った事例です。 ...続きを見る

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2016/07/30 22:42
日本人の思い込み「楽譜を読む」=「ドレミに直す」?
日本人の思い込み「楽譜を読む」=「ドレミに直す」? 「私は楽譜が読めないので…」とおっしゃる方が普通にいます。 しかしこの発言、「楽譜が読めない」の具体的実態が意外と曖昧です。 私が思うに、ごく一般的な人の感覚では「楽譜を見ても音符がドレミに直せない」だと「楽譜が読めない」という認識になるようです。(ですよね?) ...続きを見る

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2016/07/29 21:37
階名でおなじみの旋律を斬る!
階名で音楽を考察してみると分かる、面白い例を紹介しましょう。 誰でも知っている有名な旋律(長調)の冒頭部分を、階名で表してみます。 (実際これらの曲は原調もさまざま、移調して歌われることも多いですが、階名を使うと調に関係なく同じモノサシで比較できるのがミソです) ...続きを見る

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2016/07/17 20:49
そもそも「階名」とは一体ナニ?
はびこる「固定ド」教育のせいで瀕死状態の階名が、さらに誤解されているアンマリな例をあげてみます。(この種の例はいくらでも見つかります) ...続きを見る

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2016/07/16 23:50
絶対音感、相対音感、大体音感!?
絶対音感、相対音感、大体音感!? こちらのあなたの音感は何型か?を参考にして、オリジナルの旋律で問題を作ってみました。 どんな風に聴こえるか、試してみてください。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2016/07/09 16:14
「移動ド」(階名)音感者がピアノを弾くとき
前の記事で書いたように、ピアノという楽器はどうしても「固定ド」指導になりやすく、ある程度の期間それで習っていれば、楽譜から読み取ったドレミ音名が鍵盤位置と結びつき、「固定ド」で弾いている状態になります。 絶対音感を持っている場合は、さらに音高もそれに紐付けされ、こうして作られるのがドレミ音名で音楽を認識する「固定ド」音感ですね。 実際、日本でピアノを弾いている人(特に音大出身者)はそういうタイプが多いそうです。 ...続きを見る

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2016/06/30 20:18
イロハ音名の絶滅と、ピアノの「固定ド」教育
国産の初級者向けピアノ教本に当たり前のように載っている以下のような文、読んでどう思いますか? ...続きを見る

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2016/06/28 20:13
私が「階名」と「音名」に別の言葉を使うようになったきっかけ
大昔の話です(笑)。 小学校6年生の春にピアノを買ってもらい、しばらくしてNHK教育テレビ(今のEテレ)に「ピアノのおけいこ」なる番組があるのを知りました。 私はピアノを習っておらず、さっそくテキストを買って熱心に見ていました。 秋になるとそれまでの男の先生から井内澄子先生に替わり、今でいう「4期学習」的に曲が並べられたテキストの新鮮さもあって、番組の日を心待ちにしていた思い出があります。 ...続きを見る

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2016/06/25 22:19
瀕死寸前の「階名」と、「固定ド」「移動ド」という言葉の氾濫
いきなりクイズです。下の赤丸で囲んだ音の階名は何でしょう? ...続きを見る

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2016/06/22 21:46

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