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みんなの「階名と移動ド♪」ブログ


「赤城の子守唄」〜四七抜き短調の名曲(2)

2017/08/19 23:18
この歌は忘れていましたが、昭和歌謡のメロディー譜を見ながら視唱しているうちに「ああ、聴いたことある!」と、テレビの懐メロ番組で直立不動で歌っていた東海林太郎さんの姿と共に、思い出したものです。

《赤城の子守唄》(昭和9年)
作詞:佐藤惣之助、作曲:竹岡信幸、唄:東海林太郎

曲の背景などはこちら(Wikipedia)をどうぞ

【階名】(4小節で1行)
ドミーーファミラシドーシドシラファミー
ラシドミーファミドシラシーーー
ミーファミドシラーー ミドミファラファミー
ラミラシドシミドシーーー
ミドーシドシラシードシラファーミー
ドシミードシミラシーーー (注:A)
ラシドミファミラーーシラファラファーミー
ドシミードシラシラーーー


四七抜き短音階は「ドレミソラド」の四七抜き長音階のミとラが半音下がって短調化したものとされています。
(「ドレミ♭ソラ♭ド」の音程関係を、♭を使わずに書き換えると「ラシドミファラ」になる)
「シドミファラシ」の都節音階とは本来関係なくも、結果的に構成音が同じになり、西洋の短音階と日本の都節音階の折衷のようになっています。
ですから四七抜き短調曲はこれら両音階の特徴を持っていますが、この《赤城の子守唄》は前回の《東京行進曲》よりも都節音階寄り、つまり日本の伝統的な音楽の影響が強い印象です。

まず歌唱部分だけでなく前奏や間奏の旋律も、和声的短音階の「ソ#」は出ず「ラシドミファ」だけで固めていること。
さらに階名各行の最後を見ると⇒ミ・シ・ミ・シ・ミ・シ・ミ・ラ
《東京行進曲》では⇒ミ・ラ・ミ・ラ(2小節1行にすると⇒ミ・ミ・ラ・ラ・ド・ミ・ド・ラ)
《赤城の子守唄》は断然、「シ」でフレーズが一息つく部分が多いことが分かります。
これは「シ」「ミ」が核音(音高が安定し、節回しの中心となる音)である都節音階の特徴です。
西洋の短音階なら「シ」は不安定な音で、容易に他の音(特に「ラ」)に移ってしまうのですが、《赤城〜》では「シ」に安定感があり、むしろ最後の「ラ」終止が取って付けたように感じませんか?

実は私が最初に楽譜を見て歌った時は、伴奏による次への誘導がなかったこともあり、A行の「シーーー」で「終わった」と勘違いしたんですよ。
その原因は、この歌↓が連想されたからでしょう。



【階名】
ファーファーミーー ファラーファーミーー
ドミファラーファラミーーーー
ラーシーラシ ドミーファーミーー
ラシードーラーシーーーー
 

こちらは完全な都節音階で、シで終わっています。
面白いですね〜、シで終われるんですよ、日本人は!

この《ねんねんころりよ》は、やはり四七抜き短音階で《赤城の子守唄》と同じく「男の子守唄」として戦後大ヒットした《浪曲子守唄》のセリフ部分でバックに使われ、歌唱部分と違和感なく馴染んでいます。
四七抜き短音階のそこかしこに顔を出す都節音階の影…西洋音楽が入ってきても、伝統的な日本人の音感がそう簡単に上書きされるわけではないようです。
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「東京行進曲」〜四七抜き短調の名曲(1)

2017/08/15 22:15
私が短調の階名を練習するのに使った、四七抜き短調の名曲を何回かに分けて紹介しようと思います。
西洋の自然的短音階「ラシドレミファソラ」の4・7番目「レ・ソ」が無い、「ラシドミファラ」の5音からなる音階ですね。
戦前・戦中・戦後しばらくまで、大衆的な人気を得た短調の歌に、非常に多く使われています。

《東京行進曲》(昭和4年)
作詞:西條八十、作曲:中山晋平、唄:佐藤千夜子


曲の背景などについては、こちら(Wikipedia)こちらをどうぞ

【階名】
ラシドミーミファミ ラーシドラファファミーー
ラシドミーミファラ ミドシードラーー
ラファミラーシドド シードラファミドミーー
ファシシラファミド シーミドシラーー


こりゃまたエライ古い歌を引っ張り出してきて…と言われそうですが、子供の頃懐メロブームで親が聴いていたのを覚えていたんです。
やはり大ヒット曲は何か人の心をつかむものがあるのか、この動画と同じ当時の古い音源がラジカセから鳴っていただけなのに、旋律も歌詞も妙に印象に残るものでした。

歌っている佐藤千夜子はオペラを志していたクラシック系の人(昭和前半の流行歌手は今の音大に相当する学校で学んだ人が珍しくない)で、この曲も演歌的なコブシは回さず音符を真面目になぞる歌い方。
そのため、大人の唱歌のような感覚で階名唱でき、歌い出しで「ラシドミーミファ」まで音階を順に登っていくのも教材向き(笑)と言えます。
階名の3行目まででは、「ラファミ」と下行する箇所が少し音程取りにくいでしょうか?
そして最終行の「ファ-シ」は、増4度の良い練習になります。

階名で歌ってみると、「ド-ミ」「ファ-ラ」の長三度に挟まれた短二度(半音)「ミ-ファ」の狭さが際立ちますね!
しかもここに何とも言えない哀愁や陰りを感じる…
今まで短音階のシンボルは「ラ-ド」の短三度だ!とばかり思っていましたが、
四七抜きだとむしろ「ミ-ファ」の方が強く訴えかけてくるような感じです。
これは新鮮な発見でした!

ところで一般に「この曲は四七抜き短調」という場合、それは(歌われる)旋律だけが対象で、伴奏の和声や前奏・間奏には西洋的な短音階が使われているのが普通です。
《東京行進曲》の前奏を階名にすると ────

シシシシ シミミド シドシラシミドシラ
ソ#シラ レファミ ラララファ ミファミレドシラソ#ラ…


で、全体としては「ラシドレミファソ#ラ」の和声的短音階ですが、しかしもっと驚くのは

「シシシシ」!? 何じゃこの始まりは!!

ではないでしょうか?
「ラ・ド・ミ」のいずれかで始まるのが大半の短調曲で、いくら前奏とはいえ「シ」をこんなに連打したら、変だと思いそうなものですが、昔この曲を聴いていた時も全く自然に感じていました。
この「シシシシ…」は間奏にも使われ、前後と違和感なく馴染んでいます。
西洋音楽では長・短調いずにおいても「シ」は不安定な階名で、すぐ他の音に移行することが多いのですが。

実は四七抜き短調、西洋音楽が入る以前から日本で歌われていた都節音階(ミファラシドミ又はシドミファラシ)と構成音が同じなのです。
都節音階では「シ」が重要な音で、これで終止することもあり、そのような日本人的音感が(戦後生まれの私にも)どこかに残っていて、「シ始まり」がそれほど奇異に聴こえないのだと思われます。
西洋音楽が少しずつ大衆に広まる過程で、短調はまず四七抜きが愛好されたのは、慣れ親しんでいた都節音階と共通点があったことも大きかったのでしょう。
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「短調の階名」矯正記

2017/07/21 22:44
短調の階名は主音をラとして「ラシドレミファソラ」なのですが、私が数年前に古い唱歌の本で視唱を試みた時には、音は短調曲でも難なく取れるのに、その際の階名はなぜか主音がドになっていました。
短調に関して、そういう階名教育や訓練を受けたわけではないのですが…。

自分の場合どうも原因は、長調の階名における「ドが主音」「ソが属音」という音の機能を、そのまま短調にも流用してしまうからのようでした。
長調では階名と音の機能の結びつきがしっかりしているから、スラスラ認識できたり歌ったりできるわけです。
ところが短調では「ラが主音」「ミが属音」という機能のラベリングがほとんどできておらず、ついつい脳ミソが「長調の機能で音取り」してしまうようなんですね。
たぶん子供時代に、短調曲を階名で歌った経験が少なかったからだと思います。

さて、これに関して私が思ったのは以下のようなことでした。

・短調も「主音をド」にする流派?もあるに違いない
・でもあんまり良くない気がする


その後調べたところこちらの記事などで、やはり私が思った通りだと分かったので、主音をラと認識できるよう直すことにしました。
これが1年ほど前のことですが、最近ようやく特に意識しなくても短調の主音をラと感じるようになってきたんですよ!

やればできるじゃん!

実は当初「直るんだろうか?」と半信半疑でした。
もっとも「直そう」と決心した割には、毎日ビシバシ矯正訓練したわけではなく、やったのは「思いついた時」「ヒマな時」に以下のようなことをしただけなんですが ────

1.ピアノの音階練習で、短調は「ラシドレミファソラ」と意識しながら弾く
2.視唱課題は、短調曲を中心にやる
3.知っている短調曲の階名を考えながら(脳内で)歌う


1⇒当初は、何も考えずに弾くと短調でも「ドレミファ…」と聴こえるありさまでしたが、「ラシドレ…」と意識する段階を経てしばらくすると、自然に「ラシドレ…」になってきました。
正確に言うと、音階の第1音と第2音だけでは階名を感じず、第3音が鳴った瞬間に、それが第1音と短3度だと「ラシド」、長3度だと「ドレミ」と前に遡って階名が振られる感じです。
これは自分でも面白い現象だなと思いました。
(ある程度判断材料が揃ってから階名で認識するのは、階名音感の特徴です)

2⇒市販の調性別になっている視唱課題集から、短調曲を選んやっていましたが、最初のうちは自然に頭に浮かぶ(短調でも「ドレミ…」の)階名をいったん打ち消して「ラシド…」にするためか、すごく歌いにくかったです。
例えば五線譜上の階名の読み方が同じヘ長調とニ短調、ど〜〜〜して後者だとこんなに難しいの!?でした。
これも「いったん打ち消し」が徐々に弱くなり、ストレートに正しい短調の階名で歌えるようになりました。

3⇒道を歩きながらなど、どこでもできるので便利な練習方法です。
日本の大衆音楽には、西洋音楽にありがちな「ソ♯」を使わない「四七抜き短音階」や「自然的短音階」の名曲がたくさんあり、それらが良い教材になりました。
特に戦前・戦中に大人気だった四七抜き短音階(ラシドミファラ)は、重要な「ラ・ド・ミ」の3音が含まれている上、音数が少なくて階名認識しやすく、短調の練習にオススメです。
四七抜きに慣れたら、抜かないやつ(笑)はもう楽勝でした。

ということで一応正しく直ったとはいえ、私の場合長調の階名が母国語的なのに比べると、短調はまだ外国語みたいです。
幸い短調曲はとても好きなので、これからもっとたくさん歌って、母国語に近づけていきたいと思います。
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ついに出た!「階名唱 77のウォームアップ集」

2017/06/09 21:20
階名唱(いわゆる「移動ド」唱)の基礎練習に特化した教本が出ました。
著者は「固定ド」音感者のための「移動ド」習得・ソルフェージュ講座の大島俊樹さんです。
購入方法などはこちらを御覧ください。(自費出版です)
さっそく歌ってみましたので、感想とあわせて紹介しますね。

階名学習用に作られているため、通常のソルフェージュ課題集とは異なる特徴がたくさんあります。

1.音符のタマの中、または五線の下に階名が書いてある!
2.最初から色々な調が順不同でバンバン出てくる!
3.長調と短調が平等に出てくる!
4.階名や音程に集中できるよう、リズムは超簡単にしてある
5.まず分散和音的な練習から入る
6.旋律が音の性格を踏まえた動きで作られている
7.自分で作曲したくなってくる
8(オマケ).ハニホ音名が笑える


各項目をもう少し具体的に説明すると ────
1.ドレミ…は d, r, m, f, s, l, t(ソルフェージュでは「シ」を「ティ」とすることが多いため) の略号で、まだ五線譜から階名読みすることに慣れていない人でもすぐに練習できます。
それじゃ勉強にならないって?
そんなことはありません、まず階名で歌ってみることが大事なのです。
やっているうちに、階名の組み合わせと音程の関係、それぞれの階名が持つ性格、音が動くパターンなどが体に浸透してきます。
五線から自力で階名を読み取るのは、「浸透後」で構いません…というか、それができていないうちに無理やり階名読みしようとするから難しくなってしまうんですね。
少し慣れてきたらドリルを五線譜に書き写し、略号なしでも歌えるかどうか確かめるなど、力試しの方法はいくらでもあります。
まずは階名を歌詞だと思って歌ってみてください。

2.階名唱は調号の数による難易度の違いが全く生じません。
例えばドリル5番(調号♭1つ)と8番(♭5)つはどちらも「ド・ミ・ドー」始まりですが、絶対音感病に罹患していないごく一般の相対音感の人なら、片方が歌えればもう一方も全く同じことなのです。
ハ長調、あるいは「調号の少ない調の方が簡単」というのは、音名一辺倒の音楽教育がまねいた誤解でしかありません。
また、調により演奏に難易度の違いが生じる多くの楽器と違い、人間の声はそれに全く影響されない便利な楽器であることも分かると思います。
しかも声はいつでも自分の体と共にあり、タダ(笑)で自由に使えて減ることもなく、メンテもほとんど必要なしですね。
だから、まず声で音楽の勉強をするのが理にかなっているのです!

3.長調優先で短調がそのオマケ的な音楽教材が多い中、最初から双方平等に扱うことで、短調に対する苦手意識がつかないようになっています。
また、長調と短調の違いを感じることも大切です。
歌っているうちに、同じ「ミ」でも長調と短調ではイメージが違うなあ…などと気がつくようになったら、いい線行っていますよ!

4.これは嬉しいですね、リズムの勉強はまた別の話。

5.この教本では音階内の階名を「安定音」と「緊張音」に分け、前者を色々なパターンで組み合わせた短いドリルがまず最初に並んでいます。
「ド・ミ・ソ」「ラ・ド・ミ」のみの分散和音的な動きは、広い音程を含むため、慣れないと戸惑うかもしれません。
私が最初歌った時は、6番の「ド↓ミ↑ドー」に「えっ?」となり、何とか低い「ミ」は取れたものの、続く「ラ↓ド↑ラー」で「ド」が出ませんでした…普通の歌にはこのような動きが滅多になく、難しかったんですね。
分散和音系ドリルは「安定音はいつでも取れるように」という著者の方針によるものですから、練習しましょう。
楽器で補助する時は「ド↓ミ↑ドー」と鳴らしそれを覚えたら、「ドだけ」を鳴らして自力で「ミ」を取る練習が良いと思います。
(短調系の場合は「ラ」だけを鳴らして、他の音を取る練習)

6.教本の最初に、各階名の性格や進行パターンに関する説明があります。
それを踏まえてドリルを歌うと、理屈だけでなく体でも階名それぞれの個性が分かってくるでしょう。
えっ、階名に性格がある!!?…と思ったそこのアナタ(笑)、あるんですよもうこれはメッチャあるんです!!
野球やサッカーを思い出してください、様々な個性や役割を持った選手の連携が上手く行った時に、バーン!と点が入るでしょ?
これと同様に、例えば長音階なら「ド」を主将として「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の7人でチームを作っているのです。
この7人はみな性格が違い、調性音楽というのはそれを踏まえて作られているのですから!

7.これは6と関係します。
ドリルの最後の方はだいぶ「曲っぽく」なっていますが、それでも「微妙にぎこちない」「そんなに良いメロディーとも思えない」と感じる人がいると思います。
これは著者も「図式的」と書いている通り、ドリルの旋律が基本的な音の動きに沿っているだけで、遊びや意外性に欠けるためです。
実際の音楽は、歌い(演奏し)やすさを考え「安定音」の間に適宜つなぎの音を入れたり、印象づけるために少々変則的な動きが入っているものです。
名曲と言われるものは、そのへんのサジ加減が絶妙なんですね。
ドリルを歌っているうちに「もう少しマシ?な曲が作れそうな気」がしてきたら、ぜひ挑戦してみてください。
もちろんその際は、手がかりとして階名を大いに役立てましょう。

8.階名と音名が違うことをはっきり示すために付してあるハニホ音名が、「ヘトヘト」や「ホニハニ」で面白いです。
この「ハニホ…」を「ドレミ…」に置き換えると、いわゆる「固定ド」唱になりますが、いずれにせよ音名は音の高さを示すだけの名前であり、何ら音楽的文脈を表していないため、これで歌ったところで何も得られません。
「ハニホ」の場合は時間の無駄で済んでも、「(固定ドの)ドレミ」は階名学習の妨害にしかならないことに気づいてください。

同じドレミなら、音楽的に意味のあるドレミ(階名)で歌いましょう!
それがあなたの音楽人生を楽しく豊かにします♪
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「固定ド」はイタリア音名でなく、フリガナ音名である

2017/05/27 22:24
階名(移動ド)学習の障害となっている「固定ド」音名を使った音楽教育を批判すると、「固定ド」はイタリア音名だからと反論されることがあります。
しかし日本の「固定ド」がイタリア音名と別物だということは、こちらのサイトの記事にもあるように明らかです。
これについて、自分でもう少し考えてみました。
何かもうひと押し、「固定ド」陣営?にガツンと言ってやりたい(笑)気持ちがするからです。

   ド レ ミ ファ ソ ラ シ

↑↑↑これってイタリア人に読めます????
カタカナを知らなければチンプンカンプンですよね?

イタリア音名だと主張するなら、Do Re Mi Fa Sol La Si と書かなければ変ではありませんか?
楽典ではそうなっていますよ。
英語やドイツ語の音名は、子供や初心者に発音を教えるため「エフ」「アー」「エス」などとカナを添えることはあっても、「F」「A」「Es」のように原語表記で使うのが普通です。
文中でも「5小節目上声部のツィス音は…」ではなく「Cis」と書きますね?
しかしなぜか Do Re Mi …だけ、カナ表記が広まっているのです。

こうなった理由や経緯はよく分かりません。
階名唱の指導で使っていたカナが流用されたからとか、「ドレミの歌」の影響、幼児・子供向けピアノ教本(「ド」じゃなくて「ど」の場合も!?)の説明がルーツなど、色々考えられるでしょう。
いずれにせよ、日本の文字になった時点でもうイタリア音名ではないと考えるべきだと思います。
「radio」は英語だが「ラジオ」は外来の日本語、みたいな事例です。

そしてこのカナ化したドレミの代表的な用途?が、初心者がよくやる音符の側にドレミを書くことです!
漢字や英単語などに「読み」のフリガナを振るのは日本人特有の行為ですが、それの楽譜バージョンですね。
アルファベットではフリガナにならないので、カナ化したドレミの出番なのでしょう。
(元々カナのハニホ音名がここで利用されなかったのが本当に残念!)
また、フリガナを振らないまでも、脳内で音符をドレミに直して「読んで」いる人がたくさんいますね?

どうも多くの日本人は、楽譜を読むの「読む」を、そこから音を取って歌うとか楽器を演奏して音楽化することでなく、何か言葉的なもの(具体的にはドレミ…)に変換することと勘違いしているようなのです。
楽譜は漢字と違うのに!!!
音楽が図示された楽譜を、そのまま作曲家の指示図として見ればよい(それが一番カンタンで速く読める)のに一々言葉に直すとは!
視唱だけでなく、器楽演奏においても一旦ドレミをかます(笑)ものと思いこんでいる人が多いのは本当に驚きです。
(だったら五線譜なんかやめて、文字譜にすればいいのに!)

そして楽譜の書き込みだろうが脳内フリガナだろうが、一度覚えた(多くはハ長調の)カナの振り方を変えるのは面倒だ、カナの振り方が何通りもあるなんて冗談じゃない!と考える人が、教える方も習う方も大半なのでしょう。
これが「固定ド」の蔓延する思考回路と言えます。
だから「固定ド」音名はフリガナ音名 ←うん、気に入った(笑)♪
ここで特に問題なのは、相対音感の人が「固定ド」教育しか受けてない場合、フリガナ振れても音取れずになることです。
こういうケースは日本に相当あるのではないでしょうか?

そんなこと言ってるがオマエ、階名だって楽譜にカナ振ってるやつ山ほどいるだろ〜〜!
↑↑↑と突っ込まれそうですが、階名は楽曲分析とか音を取るという音楽的目的のためにドレミを賢く利用しているのであって、ドレミの奴隷と化している「固定ド」教育とは、やっていることの意味が全く違うのです。
・ドレミがフリガナでしかない「固定ド」
・ドレミが便利な音楽ツールとなっている「階名」(移動ド)


オマケ:「固定ド」音名を、イタリア音名ではなく「一般呼称」と表現しているサイト
一般呼称!…なるほど、ある意味非常にうまい言い方です。
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読んで歌おう〜講談社文庫「日本の唱歌」(上・中・下)

2017/05/13 18:06
臨時記号なしの旋律が多く、楽譜を階名(移動ド)で読みながらある程度音が取れるようになった人が、練習として歌うのに最適です。

日本の唱歌[上]〜明治篇(163曲)
日本の唱歌[中]〜大正・昭和篇(178曲)
日本の唱歌[下]〜学生歌・軍歌・宗教歌篇(138曲)

よほどの唱歌通か年配の人でなければ、知らない曲の方が多いはず。
曲が分からないまま解説を読んでも面白くありませんので、ぜひ歌ってみましょう!
もちろん楽器に頼らないで、ですよ。
楽器を使わないんだから、寝転がってでも出来ますね(笑)。

またこの本の解説では、ドレミが使ってあれば全て階名で、音名はドイツ語…とキチンと使い分けられています。
このことについて断り書きなどは一切なく、編者はドレミを階名に使うのは当たり前と思ってるんですね。
注:ある時期まで、日本ではそれが常識だったのです!
例えば、ト長調で記譜されている「故郷(ふるさと)」には ───

長音階の文部省唱歌としては珍しく、「ファ」の音が多く出て来るが、それが節にやわらかさを与えて快い。

─── とありますが、これは「固定ド」一辺倒の人には意味不明でしょう。
「固定ド」ではファが一回しか出てこないし、「ファがやわらかい」も階名のドレミだけが持つ独特の感覚だからです。
他にも階名ならではの解説が多数あり、特に古関裕而作曲の「愛国の花」で「シ」の使い方が上手いとあったのには、私も以前からそう感じていたので嬉しくなりました。
なお、佐々紅華 作詞・作曲「毬ちゃんの絵本:(第一)六段の唄」はロ短調で、最後の部分が「ラシレーミレミドシド ラシレミシーラファラ ミーミードシーラ」と、階名がそのまま歌詞になっています!

時代順に見ていくと、日本人が自分達の音感と折り合いをつけながら、西洋の音楽を学ぼうと努力してきた過程がよく分かります。
明治になり学校で洋楽を教えることになったとはいえ、教材は全く無いし指導できる人もおらず、当初は試行錯誤の連続でした。
「螢の光」や「霞か雲か」など、外国の旋律に日本語の歌詞をつけて教材とする一方、雅楽などをやっていた音楽家が、見よう見まねで西洋風の国産唱歌を作ったのです。
「春のやよい」「金剛石」「紀元節」…四分音符が並んでいる単調なリズム、雅楽調の旋律が取って付けたような「ド」で終わるぎこちなさなどを見ると、邦楽しか知らなかった明治人が、洋楽の決まりに従って作曲するのは、相当の困難があったと推察されます。

しかしそれも20年ほど経つと、現在まで歌い継がれている「ふじの山」「われは海の子」など、日本人の手になる名曲が登場してくるのですから、その吸収力の速さには感動さえ覚えます。
その後大正から昭和にかけて、いわゆる「唱歌っぽい」類型に陥ってしまった一面もあるとはいえ、西洋音楽に日本人的な感性を上手く折衷した歌の様式が確立しました。
その頃「よく歌われた」と解説にある曲は、なるほどと思わせる魅力があります。

また、出来がイマイチの唱歌も載っていますが(解説には大抵その旨指摘してあります)、いつしか「消えてしまった」曲を知るのも面白かったです。
やはりいくら文部省や専門家が、良いと信じて作ったものを押し付けても、ウケないものはウケないんですね(笑)。
今でも愛唱されている歌は、詞も曲も良い…大衆の耳や感性によるふるいって、バカにできないと思いました。
ぜひこの本の唱歌をたくさん歌って、それを確かめてみてください。
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森の水車〜思い出したぞ階名入りの歌(2)

2017/04/29 17:49
昭和の流行歌についてあれこれ考えていたら、ファミレドシドレミファ〜♪という階名が歌詞に織り込まれている森の水車(作詞:清水みのる 作曲:米山正夫)を思い出しました。



昭和17年に女優・高峰秀子の歌でレコード発売されましたが、曲調が英米的で時局にそぐわないと発禁処分になってしまいました。荒井恵子のラジオ歌謡や、並木路子のレコードで広まったのは戦後のことです。
詳しくはこちらのサイトで

自分が生まれるずっと前の曲ですが、小中学生の頃にテレビの懐メロ番組やら古いSP録音をLPに復刻したレコードを、昭和一桁生まれの両親が楽しんでいて、何となく側で聴いていたらメロディーをあらかた覚えてしまったんですね。
ですから昭和20〜30年代のものはもちろん、戦前の流行歌や戦時歌謡、愛国歌、軍歌のたぐいまで、ヒット曲なら大体知っています。
「森の水車」は、NHK「思い出のメロディー」等で荒井恵子が何度か歌っていて、渡辺はま子の「蘇州夜曲」や藤山一郎の「東京ラプソディ」などと共に、懐メロ番組で登場を楽しみにしていた曲のひとつです。
では階名を見てみましょう♪

ドーレミファミミドー レレドシドーー
ミーファソラソソミー ファファミレ#ミーー
ドーレド↑ラソソミー ドーレド↑ラソーー
レーミファ#ソラファ#ミレ (ソーラシドレシラソ)
レ↑ドシーラソーー (ソ↑ファミーレドーー)

      ★カッコ内は属調転調とみなして読み替えた場合

ソソソド ソ  ソソソド ソ
ファミレドシドレミファーー
ファファファファ↑レ シ  ファファファファ↑レ シ
ソファミレドレミファソーー
ソソソド ソ  ソソソド ソ ラーシドラソーー
↓ドーレミファミミドー レードシドーー


こちらのサイトで指摘されているように、この曲は前奏(戦後の並木路子盤では間奏にも)にドイツの曲が引用されていて、それが英米的というか洋風?に聴こえたのが発禁処分の主な理由らしいですが、旋律の階名からもだいぶアチラ的な臭い(笑)がします。
まず1行目から「ファ」と「シ」が登場、戦前・戦中の歌に多い日本的なヨナ抜き長調ではないことが分かります。
そして2行目は1行目の三度上をピッタリなぞっており、ここで「カエルの合唱」や「静かな湖畔」などの、海外起源の輪唱曲を連想する人も多いのではないでしょうか。
「ミレ#ミ」と、レを半音上げた刺繍音の動きも洋風です。
さらに4行目で「ファ#」が登場、5行目で属和音上で半終止、これもクラシック音楽で常套のアチラ風展開ですね。

実際の階名唱で、このような一時的転調(この後すぐ原調に戻る)の際に読み替えるかどうかはケース・バイ・ケースです。
読み替えない場合、「ファ#」には派生音の読み(例えば「フィ」など)を当てます。
一方、読み替えれば派生音は必要なく、音程も取りやすくなります。
読み替えない場合の「レ↑ド」は不自然な印象ですが、読み替えた「ソ↑ファ」はある程度階名唱に慣れた人なら、おなじみの音程ですね。

サビに入りコトコトコットン♪の次でファミレドシドレミファーと階名がそのまま歌詞に出ます。
歌詞の締めではなく中間で出ること、ファで始まりファで終わる半端?な階名なのが少し不思議です。
この部分に「仕事を励みなさい」を持ってきて、「ソファミレドレミファソー」の箇所を階名にした方がまだ収まりが良いと思うのは私だけ?

そしてその間に挟まっているファファファファ↑レ シ!
パッと見「固定ド」かと思うような異色の階名 ─── でも自分的にはこの辺が気に入ってたんだろうなと思います。
やはりヨナ抜きズッポリの曲より「そうじゃない」懐メロが、オシャレな印象で好きだったんですね。
実は、当時の長調で書かれた軍歌や愛国歌・戦時歌謡を調べてみると、ヨナ抜きではない曲も結構あるのですが、多くはヨナ抜き的な特徴が曲の随所に残っています。(例:愛国行進曲隣組
しかし「森の水車」はそれがほとんど無く、やはり当時としてはかなり洋風だったのでしょう。

作曲側は、同盟国のドイツ風なら検閲を通ると踏んでいたようですが、当局にしてみれば「洋風」は皆「英米風」だったのかもしれません。
ただこの曲が昭和17年に発禁にならなかったとしても、当時の時勢を考えると大ヒットは難しかったと思われます。
むしろ昭和20年代に日の目を見たことが、ヒットにつながったんですね。
終戦後「東京の花売り娘」「憧れのハワイ航路」「あこがれの郵便馬車」など、妙に明るく健康的な歌が好まれた一時期があったのです。
「森の水車」もそれにピッタリはまったのでしょう。
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すかんぽの咲くころ〜思い出したぞ階名入りの歌(1)

2017/04/26 22:15
前回紹介した「J-POP進化論」を読んでいたら、昭和の流行歌&歌謡曲に関する資料が欲しくなり、そういえば実家にそんな本があったはずだ…と思い、父から何冊か借りてきました。
その中に、日本人の心に残る名曲をたくさん残した、中山晋平と山田耕筰の出版楽譜の表紙(竹久夢二などのイラスト入り)がカラー写真で載っていて、何気に見ていたら ────北原白秋 詞、山田耕筰 曲 すかんぽの咲くころというのがあるじゃないですか。

ああ、すかんぽの歌…昔よく歌ったような?
ええと「♪土手のすかんぽ ジャワさらさ〜」だったっけ? 「昼はホタルが…」
…あ、ああっ!?最後に階名入ってた!

はい、こういう曲です↓↓↓(もともと1番だけしかありません)



最後、「夏が来た来た ド、レ、ミ、ファ、ソ」です!
原曲はニ長調ですが、もちろん移調した演奏もあり、いずれにせよこの詞は音名でなく階名ですね。
ニ長調で歌うと、最後の「ソ〜」がA(イ)音で、ちょうどA=440Hzの音叉と同じ高さになります。
(いわゆる「固定ド」ではこれを「ラ」と言っているため、詞とズレます)
「ドレミファソ」部分は作詞家と作曲家の間で事前に相談したのかどうか分かりませんが、当時ごく普通にドレミが階名に使われていた証拠の一つになると思います。

では全体の階名も見てみると ……

ドードーミソソーソ ファラドラソーーー
ラソソラーソソソ ミーミレドーー
レードレミーソソソ ミソソーソーー
ラソソファ↑ドーー↓ファ ミーミソミレドーー
ドードドドドミソーー ドレミファソーーー
ミーソミドーミドソ ド レ ミ ファ ソーー


まず、童謡といえば定番?のヨナ抜き音階でなく、ファがたくさん使われていることが目を引きます。(シは無いですが)
冒頭、ドミソ和音を駆け上った次の「ファラドラソー」は、シューマン「楽しき農夫」にも全く同じものが登場します。
「楽しき〜」に日本語歌詞をハメた大正時代の唱歌については、以前こちらで記事にしました
器楽的な音型なので子供に歌いやすいとは思えませんが、背後に「ファラド」の和声を感じるのが良い音程で歌うコツでしょうか。

さらに4行目の「ファ↑ドーー↓ファ」、これもすごい!
ファから5度上がってまた戻る、ファから大きく跳躍するのは難しいのに ─── でもここがこの曲の山なんですよね。
凡百の童謡にこんな動きはなく、私がこの曲を好きだったのも、ココが気に入ってたからだと思います。
というか、私は長調の階名では「ファ」と「ラ」が好きなんですね。
この2つが活躍する曲に、ハマる傾向があるんですよ(笑)。
「すかんぽ〜」では、ラはさほど特徴的な使われ方をしてませんが、その分ファがいい仕事してると思います。

最終行、前半はホルンやトランペットを連想させる、ドミソだけのラッパ音型で、歌詞「夏が来た来た」とのコンビネーションがとても爽やかな印象。
そして「ドレミファソー」とソ終わり…! これも珍しいです。
「ドミソ」や「ファラド」など、和声から直取りした西洋音楽的な旋律が目立つ中、最後くらいは西洋音楽の定石を破ってやるぞ、とでも思ったのでしょうか?

私はこの曲を、小学生の頃家にあった童謡のLPレコードで知りました。
その録音では「小学尋常科」の部分が「小学一年生」と歌われていたように記憶しています。
当時まさしく通学路の途中、線路脇の土手にすかんぽがたくさん生えていて、そこでよく遊んでいたため、この曲の情景はとても身近でした。
これとセットでよく歌っていた「みかんの花咲く丘」が、新潟県(柑橘類が育たない)に住んでいた自分には、どこか異国の光景だったのと対照的。
この歳になって、近所の土手(笑)を歌った童謡が、畏れ多くも北原白秋&山田耕筰という超大者コンビの作品だったと知り、正直驚いています。
しかも最後が階名で終わってるなんて!
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「J-POP進化論」の階名パワーは空回り?

2017/04/20 21:27
ふと思い立って、本棚のJ-POP進化論という本を読み返してみました。
階名を使い、日本人が持つ土着的な音楽感覚と大衆音楽の関係や、洋楽の影響などを論じていた記憶があったからです。


序論に相当する第1章、安室奈美恵《Can You Celebrate?》の旋律を例に上げる際、さっそく「階名で言えば…」という表現が使われています(11ページ)。
その後16ページと115ページ、計3回「階名」という言葉が出てきますが、今私がこの本を読み返してみて驚くことは、筆者の佐藤良明氏(1950年生まれ、米文学を専攻した表象文化論の教授で、音楽の専門家ではありません)が、ごく当然のようにドレミを階名に使っており、またその用法や音楽の捉え方が世間でも普通だと思って本全体を書いていることです。

まず、階名とは何ぞや?なる説明が(良くも悪くも)ありません。
「移動ド」という言葉も出てきません。もちろん「固定ド」も無し。
「この本ではドレミを(音名でなく)階名に使います」という断り書き?さえなく、文中にドレミが使ってあれば全て階名、一方で音名は英語のCDEで、階名と音名に違う言葉を当てるという使い分けも明確です。
(す…素晴らしい!!!)
そして学校で「長調の曲は主和音を構成するドミソのいずれかの音で始まる」と習ったのだそうです。
おそらく著者は、(音大などでなく普通の)学校で階名を教わって、それは音楽の専門家でない自分でも常識的な音楽認識方法なのだから、この種の本を手に取る人であれば何ら説明の必要はない、と信じて書き進めていたと思われます。

私が学校やクラシック系の音楽教室で「固定ド」が猛威をふるっている現実を知り大ショックを受けたのはつい去年のことで、自分はずっと階名的に音楽を聴いてきたため、この本を買って読んだ2000年当時、その書き方には何の疑問も危惧も感じませんでした。
それどころか、こういう観点から「日本のうた」を分析した本をかねてから待ち望んでおり、それが手軽な新書で出版されたことが嬉しくて、「ふむふむなるほど、それで次は?」とかなりコーフン(笑)しながら夢中でページを繰っていた記憶があります。

しかし階名が絶滅危惧種であると知ってしまった現在、この本を読むと「こ…これは痛い!」─── 著者でなくても冷や汗が出ます。
例えば最初に譜例が出る17ページ、ト音記号&ヘ長調の楽譜の第2線上に並ぶ16分音符が、本文で「レレレレ…」と表現されています。
著者はここで定石を外れた「レ始まり」の旋律に注目してるのですが、「固定ド」一辺倒の人なら「何これソソソソ…じゃないの?」となるでしょう。
またこの曲では、コードネームの「B♭」が「ヘ長調のファラド」と、これまた当然とばかり階名で説明されています。
コードネームを知らなくても和音の働きがイメージできて便利なのですが、これも「固定ド」の人には全く意味無というか、コードネームを知っていたらばミスプリか著者の誤記だと勘違いするでしょう。

1999年初版ですので最新の本ではありませんが、かといって大昔の本でもありません。
出版当時すでに「固定ド」は普通だったはずで、この本のドレミの使い方に異議をとなえている人がいるかも?とAmazonのカスタマーレビューを見たら、「移動ド(階名)」「固定ド」以前の、「楽譜が読めない」「音楽の基礎知識がない」と称する人達が、容赦なく低評価を付けていて愕然としました。
(学校の音楽の授業って何やってるんですかね〜〜〜?)
タイトルにJ-POPとあるせいで、クラシック音楽系の人はあまり読まなかったのでしょうか、少なくとも現時点でドレミ階名に文句を言っている人はいません。
とはいえ「階名の説明が面白い!」という評価もなく、もしかして文中の「階名」という言葉に何の注意も払わず、その意味も考えずに読み進んでしまった人が大半だったのかもしれないです。

この本は、土着的な5音音階に親しんできた日本人が、明治以来の音楽の西洋化の中で、四七抜き長調・四七抜き短調・ニ六抜き短調などの音階を経てどう現在のJ-POPまでたどり着いたのか、表面だけ聴けば音楽はずいぶん「西洋化」したけれど、腹の部分ではどうなのだろう?等を、実例を多数あげながら論じているものです。
そして考察の基本ツールとして使われているのがドレミを使った階名です。
だからもし「先生あのですね、実は『固定ド』というものが…」などと著者に話そうものなら、去年の私以上に大ショックを受け、1ヶ月くらい寝込んでしまうかもしれません…。

著者の説が正しいかどうかはともかく、階名パワー大爆発!の今どき稀有な本ですので、興味のある方は(もう中古だけですが)ぜひ読んでみてください。
特に第4章《腑におちるメロディ ─── #をめぐる「ソ」の攻防》は、再読した今回も非常に面白かったです。
短調曲において「ソ」があるか無いか、もしあるならただの「ソ」かそれとも半音上げるのか?
たったこれだけのことで、昭和初期からJ-POPの時代まで、大衆音楽の歴史が語れちゃうって…!?
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苦手だったダブルシャープが階名唱で解決!

2017/04/14 22:20
ピアノを弾いている皆さん(もしかして他の楽器をやっている人も?)、ダブルシャープ(重嬰記号)って嫌じゃないですか?



これがたくさん出てくる曲は、譜読みに苦労しますね。
気をつけているのに何度も弾き間違えたりとか…。
例えばこんなブログ記事も見つかります

少し前まで私も同様でした。
ダブルシャープ付きの音がどうにも弾きにくいので、「重嬰ヘ音だったら結局ト音を弾くのだから」…と、その音符をマルで囲って横に「G」(私は楽譜に音名を書く時ドイツ語を使っています)と書いたりしてたのですが、余計に弾きづらくなるんですよ。
ついついそこで指が止まってしまいます…

そんなんで困っていたある時 ────
ベッドに寝転がって新曲視唱の本を階名で歌っていたら、嬰ハ短調だったかの課題で、ダブルシャープが…
「あ、とうとう出てきた嫌なヤツ!ええと、ええと…」
私はいつもピアノを弾いている時のように音を取ろうとしました。
すなわち ─── 変化記号がつかない元の音(幹音)を考え、それを「半音+半音」上げる、すると隣の鍵盤になるんだからええっと…
しかし何かおかしい、というより全然できない!?
しばらくして「あ、違う!そうじゃない、ああ〜〜分かった!」

上げる「半音+半音」のうち、最初の半音はもう調号で上がっている!
階名唱は、すでにその調の音階上で歌っているのだから、あと半音上げるだけでいいんだ!


幹音にわざわざ戻していたから、ワケがわからなくなっていたのです。
「半音上げる」だけなら、単にシャープがついた音を歌うのと要領は同じこと。
なぁ〜〜〜〜〜〜んだ!!カンタン♪♪♪

さあ、ここまで分かったら、後はピアノ演奏にも応用するだけです。
それで以下のように考えました。 例えばロ長調の時…

ロ長調で使う鍵盤セットを意識し、音感的にもその音階に「乗って」、ダブルシャープがついた音はその半音上隣を弾く

日頃から音階練習しておくことの大切さが分かります。

これだけでも十分効果的ですが、さらにスムーズに弾くために…

ダブルシャープが付く音の声部、その前後を何度も歌ってみる

歌い覚えてから弾くと、指が自然にその鍵盤に行きます。

なお後で気づいたことですが、音階の中で使われている「嬰ヘ」を半音高くする時に「嬰+嬰ヘ」⇒「重嬰ヘ」とするのであって、「重嬰ヘ」は「ヘ」を「半音+半音」高くした音と考えるのは音楽文脈的に誤りです。
(そう考えるから分からなくなるんですね)


以上でダブルシャープ問題、完全解決しました!
もちろんダブルフラット(重変記号)も、同様の考え方で「下げる」だけで行けます。
しかしこの方法、階名(移動ド)唱に親しんでいないと、説明されてもピンと来ないかも?
だ・か・ら 器楽だって階名の学習が重要なのです!!!!

補足)鍵盤楽器では「重嬰ヘ」は「ト」と同じ鍵盤を弾きますが、前者は「嬰ヘ」が半音上がったものであり、「ト」とは別の音です。
便宜上やむを得ず、鍵盤を共用しているだけと考えてください。
(この意味・感覚は、音律や階名唱を勉強すると非常に良く分かります)
それを踏まえず「重嬰ヘはトの鍵盤を弾く」(「固定ド」なら「ファのダブルシャープはソを弾く」)と、非音楽的な変換をして考えるから難しい&弾きにくい⇒苦手になるのです。
「重嬰へ」を音として直接イメージすることが、問題解決の鍵になります。
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タイトル 日 時
階名は12倍速で音楽がわかる!(音名比)
以前こちらの記事で、長調の旋律は大部分ド・ミ・ソいずれかの階名で始まる、と書きました。 もちろん世の中には楽譜や音源がある長調の楽曲だけでも数は膨大で、意識的に例外を探せばレ・ファ・ラ・シ始まりだって相当数になるでしょう。 しかしメンツ3人のドミソが4人のレファラシより圧倒的多数なことや、このドミソが長調主和音の構成音と考えると、音楽的に十分有意味な知見です。 ...続きを見る

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2017/04/11 21:26
ト長調はソから始まる!?
ト長調はソから始まる!? 先日、ツイッターの投票機能を使って、アンケートしてみた結果です。 ...続きを見る

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2017/02/22 21:19
ややこしい転調の連続を階名で超カンタンにする
今回のネタ曲はギロックの《アクセント・オン 1》から、「シャンゼリゼにて」です。 この曲集はいわゆる「全調モノ」で、調号が6つまでの長短調のピアノ曲が、初級程度の簡単な技巧で弾けるよう書かれています。 「シャンゼリゼにて」は調号が♭5つの変ニ長調ですが、メイン主題は比較的素直に書かれているのに、中間部分が何やら面倒なことになっています…まあお聴きください。 ...続きを見る

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2017/02/09 21:38
これなら速読できる♪「音程」読譜でピアノを弾く
「楽譜を見ながら弾けない」 ...続きを見る

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2017/01/09 22:37
変則開始の不思議な旋律〜中田喜直「朝のさんぽ」
階名で古今東西の(調性音楽の)旋律を斬ってみると、長調の場合ド・ミ・ソのいずれかで始まる曲が大半だと、以前こちらの記事に書きました。 短調の場合はラ・ド・ミのいずれかがそれに相当します。 それ以外の階名で始まるものを、私は勝手に変則開始と呼んでいますが、このところそのような曲を探すのに凝っています(笑)。 ...続きを見る

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2016/12/16 18:49
階名から見た「ファのおはなし」三善晃
階名から見た「ファのおはなし」三善晃 前回の続きで、「固定ド」タイトルのピアノ曲、三善晃さんの「ファのおはなし」を階名(移動ド)の観点から見てみようと思います。 ほとんど2声の緩やかな曲なので、階名音感の人なら楽譜なしでもすぐ階名認識できますね。 ...続きを見る

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2016/12/11 20:18
「固定ド」ピアノ曲〜《ファのおはなし》by 三善晃
「固定ド」ピアノ曲〜《ファのおはなし》by 三善晃 タイトルに階名(移動ド)が入ってるピアノ曲があるなら、当然?「固定ド」曲もあるはずだ…と探したら簡単に見つかりました。 かつて「固定ド」推進の首謀者(失礼!)だった三善晃さんの、子供のためのピアノ曲集《音の森》(1978)から「ファのおはなし」です。 さあ何がファなんでしょうか、聴いてお確かめください。 ...続きを見る

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2016/11/26 16:13
階名がタイトルのピアノ曲を発見!?
なんと!タイトルに階名が使われているピアノ曲を見つけました。 その名もラグタイム ド-シ-ドです。 さっそく弾いてみましたのでどうぞ♪♪♪ ...続きを見る

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2016/11/23 22:20
音名はどれが良い?日・英・独語の比較
日本の、特にクラシック系音楽教育で階名が絶滅寸前になっている原因に、音名が正規の音名用語で教えられてない現状があります。 つまり階名が健全化していない世界では、音名もいい加減なのです。 そこで、日本では3種も流通(笑)している音名について、それぞれの特徴を私なりにあげてみますので、これからキチンと使おう!という方は参考にしてみてください。 (私は普段、どれも同じ程度に使っています) ...続きを見る

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2016/11/11 22:10
ポピュラー音楽では階名(移動ド)が健在!
ギタリストの方がエレキ片手に、調(キー)の仕組みについて説明しています。 ...続きを見る

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2016/11/08 20:01
【記事一覧】〜超「階名(移動ド)唱」マスター法
階名唱の記事が増えたので、ここで目次として使えるようリンクをまとめておきます。 ...続きを見る

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2016/11/02 00:07
【ハ音記号も楽々!】超「階名(移動ド)唱」マスター法
【ハ音記号も楽々!】超「階名(移動ド)唱」マスター法 音程で楽譜を読みながら階名唱するなら、ヘ音記号を使った低音部譜表もト音記号の高音部譜表と全く同じ要領でできる、と前回説明しました。 当然!ハ音記号もバッチリですよ、やってみましょう。 ...続きを見る

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2016/10/26 19:34
【ヘ音記号に挑戦】超「階名(移動ド)唱」マスター法
【ヘ音記号に挑戦】超「階名(移動ド)唱」マスター法 では今までの要領で、ヘ音記号を使った低音部譜表でも階名唱してみましょう。 ヘ音記号が全く初めての方でも大丈夫、階名ならト音記号の時と何も変わりません、本当ですよ。 ...続きを見る

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2016/10/17 20:39
【中間まとめ&補足】超「階名(移動ド)唱」マスター法
【中間まとめ&補足】超「階名(移動ド)唱」マスター法 オクターブの音程まで練習したので、ここで一旦まとめますね。 個々の音高ではなく、連続した2音の音程から階名を読み取る方法、概ね5度までなら、楽譜からの判別とその音程で歌うのはそれほど難しくないと思います。 6・7・8度の区別は経験を積んで慣れるしかありませんが、広い音程を読む時の裏技がいくつかあるので補足しますね。 ...続きを見る

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2016/10/09 22:50
【第11回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜7&8度の練習
【第11回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜7&8度の練習 今回は7度と8度(オクターブ)をまとめて練習しましょう。 五線上でのタマの隔たりは以下のようになっています。 ...続きを見る

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2016/10/06 21:18
【第10回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜6度の練習
【第10回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜6度の練習 五線上での6度音程は、タマの一方が「線」、もう一方が「間」上にあり、その点は4度と同じですが、当然ながらもっと離れています。 パッと見、一番分かりづらいかもしれません。 ...続きを見る

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2016/09/25 20:32
【第9回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜5度の練習
【第9回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜5度の練習 五線から5度の音程を読み取るのは、4度よりも直感的に分かりやすいです。 下図のように、タマが線と線かまたは間と間の組み合わせなんですね。 ...続きを見る

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2016/09/16 21:57
【第8回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜4度の練習
【第8回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜4度の練習 楽譜から階名唱する練習、徐々に音程を広げています…【第7回】3度の練習の次は当然4度ですが、実は5度を先にしようかと少し迷いました。 というのは、楽譜から音程を視覚的に読み取るのは、4度よりも5度の方が簡単だ(と思われる)からです。 でも一応順番にということで(笑)、4度はどうなるか見てみましょう。 ↓↓↓このような「線と間」の組み合わせが4度音程です。 ...続きを見る

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2016/09/05 21:21
【第7回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜3度の練習
【第7回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜3度の練習 前回の練習で、もう隣の階名に動く2度の音程は大丈夫ですね。 調号から「ド」の位置を判別するのも慣れたと思います。 では続いて3度の練習をしてみましょう。 注)音程の「◆度」については、こちらのサイトの説明が非常に分かりやすいのでご覧ください。 ...続きを見る

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2016/08/25 21:04
【第6回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜2度までの練習課題
【第6回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜2度までの練習課題 前回の記事、最後の例題はどうだったでしょうか? 「ドレミミレドレ ドシラシド〜♪」と階名唱できれば合格です。 タマが隣(2度)に動くだけ、つまり階名も隣に上下するだけなので、「簡単〜!」って方も多かったと思います。 ...続きを見る

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2016/08/23 22:58
【第5回】超「階名(移動ド)」マスター法〜いよいよ楽譜から階名唱!
【第5回】超「階名(移動ド)」マスター法〜いよいよ楽譜から階名唱! さあ、いよいよ楽譜を見て階名唱するところまで来ました! 階名は調によって五線上の「ドの位置」が異なるので、まず「どこがドなのか」判別する方法を紹介します。 いくつか並んでいる調号の一番右を見てください。 #ならその位置が「シ」、♭ならその位置が「ファ」です。 ...続きを見る

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2016/08/21 17:20
【第4回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜楽譜見るまでもう少し
【第4回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜楽譜見るまでもう少し 「階名(移動ド)唱」というと、楽譜を見て「固定ド」音名からズラしたり読み替えする訓練…と思われている中、一向に楽譜が出てこない(笑)のでしびれを切らしている人もいるでしょう。 お待たせしました、今回は少しだけ楽譜めいたものに足を突っ込みます。 ...続きを見る

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2016/08/20 14:01
【小休憩】超「階名(移動ド)唱」マスター法
超「階名(移動ド)唱」マスター法、経過はいかがでしょうか? ...続きを見る

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2016/08/19 19:28
【第3回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜確認問題
ある程度たくさんの曲を階名で歌い、階名と音程が結びつく体質(笑)になってきたかな?と感じたら、確認も兼ねて以下のような問題をやってみましょう。 ...続きを見る

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2016/08/17 20:48
【第2回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜練習推奨曲
前回で紹介した、既知の易しい曲を(楽譜を見ずに)階名で歌う練習、お勧めの曲とその階名を紹介します。 おおむね易しい順から、曲名のリンク先はYoutubeですが、旋律と階名を確認したら、自分の歌いやすい高さ(や調)で歌い出して構いません。 むしろそれを色々変えてみる方が、相対音感の良い訓練になります。 ...続きを見る

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2016/08/15 20:42
【第1回】超「階名(移動ド)唱」マスター法〜楽譜を使わない!
楽譜をスラスラと階名で読み歌えるようになる、超「階名(移動ド)唱」マスター法、いよいよ始まりです♪(^o^) おおむね以下のような方が対象です。 ...続きを見る

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2016/08/11 13:32
【序】超「階名(移動ド)唱」マスター法
これから何回かに分けて、楽器に頼らず未知の曲の楽譜から音を取って歌う時、私(=絶対音感まるでナシ)がどのようにしているか、そのプロセスを書いてみようと思います。 階名(移動ド)唱法で新曲視唱するっていうアレです。 実は自分が、唱歌や賛美歌程度の旋律なら何調でも難なく視唱できると気づいたのはほんの数年前、こちらやこちらで記事にした、戦前の検定唱歌集を古本で手に入れた時でした。 ...続きを見る

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2016/08/09 21:40
ピアノ科出身の先生、モゴモゴ…の謎
ピアノ科出身の先生、モゴモゴ…の謎 押入れの中から、高校生の時使っていた音楽の教科書が出てきました。 教育芸術社「高校用音楽2」 ─── 昭和49年発行(トシがバレる!)。 なんと!「ソルフェージュ」のページに階名が振ってありました。 ...続きを見る

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2016/08/06 21:58
階名音感者はこうしてできる!?
少し前にツイッターで知った事例です。 ...続きを見る

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2016/07/30 22:42
日本人の思い込み「楽譜を読む」=「ドレミで読む」?
日本人の思い込み「楽譜を読む」=「ドレミで読む」? 「私は楽譜が読めないので…」とおっしゃる方が普通にいます。 しかしこの発言、「楽譜が読めない」の具体的実態が意外と曖昧です。 私が思うに、ごく一般的な人の感覚では「楽譜を見てもドレミがわからない」だと「楽譜が読めない」という認識になるようです。(ですよね?) ...続きを見る

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2016/07/29 21:37
階名でおなじみの旋律を斬る!
階名で音楽を考察してみると分かる、面白い例を紹介しましょう。 誰でも知っている有名な旋律(長調)の冒頭部分を、階名で表してみます。 (実際これらの曲は原調もさまざま、移調して歌われることも多いですが、階名を使うと調に関係なく同じモノサシで比較できるのがミソです) ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2016/07/17 20:49
そもそも「階名」とは一体ナニ?
はびこる「固定ド」教育のせいで瀕死状態の階名が、さらに誤解されているアンマリな例をあげてみます。(この種の例はいくらでも見つかります) ...続きを見る

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2016/07/16 23:50
絶対音感、相対音感、大体音感!?
絶対音感、相対音感、大体音感!? こちらのあなたの音感は何型か?を参考にして、オリジナルの旋律で問題を作ってみました。 どんな風に聴こえるか、試してみてください。 ...続きを見る

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2016/07/09 16:14
「移動ド」(階名)音感者がピアノを弾くとき
前の記事で書いたように、ピアノという楽器はどうしても「固定ド」指導になりやすく、ある程度の期間それで習っていれば、楽譜から読み取ったドレミ音名が鍵盤位置と結びつき、「固定ド」で弾いている状態になります。 絶対音感を持っている場合は、さらに音高もそれに紐付けされ、こうして作られるのがドレミ音名で音楽を認識する「固定ド」音感ですね。 実際、日本でピアノを弾いている人(特に音大出身者)はそういうタイプが多いそうです。 ...続きを見る

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2016/06/30 20:18
イロハ音名の絶滅と、ピアノの「固定ド」教育
国産の初級者向けピアノ教本に当たり前のように載っている以下のような文、読んでどう思いますか? ...続きを見る

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2016/06/28 20:13
私が「階名」と「音名」に別の言葉を使うようになったきっかけ
大昔の話です(笑)。 小学校6年生の春にピアノを買ってもらい、しばらくしてNHK教育テレビ(今のEテレ)に「ピアノのおけいこ」なる番組があるのを知りました。 私はピアノを習っておらず、さっそくテキストを買って熱心に見ていました。 秋になるとそれまでの男の先生から井内澄子先生に替わり、今でいう「4期学習」的に曲が並べられたテキストの新鮮さもあって、番組の日を心待ちにしていた思い出があります。 ...続きを見る

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2016/06/25 22:19
瀕死寸前の「階名」と、「固定ド」「移動ド」という言葉の氾濫
瀕死寸前の「階名」と、「固定ド」「移動ド」という言葉の氾濫 いきなりクイズです。下の赤丸で囲んだ音の階名は何でしょう? ...続きを見る

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2016/06/22 21:46

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