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zoom RSS 英国の音楽検定課題曲を弾く【2】

<<   作成日時 : 2017/12/09 22:48  

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前回のABRSMに続き、今回はTCL(トリニティ・カレッジ・ロンドン)による音楽検定です。
実はこの両者、ピアノ部門に関して言うと、どちらもグレード8まであることや、楽曲演奏以外に課すスケール&アルペジオなどの技術試験要項を見てもよく似ていて、決定的な違いがイマイチ分かりません。
受験者はどう使い分けているのでしょうかねえ?
グレードは(日本の「級」とは逆に)数字が大きいほど難しく、同じ数字ならABRSMもTCLもほぼ同程度の難易度と考えていいようです。
ではTCL課題曲の中から、1960年代生まれの作曲家が2010年代に発表した2曲をどうぞ。

TCL グレード5(2015-2017) グループB ★こちらの課題集に収録
◆What to do when it rains / Gareth Balch (b.1969)


TCL グレード6(2015-2017) グループB ★こちらの課題集に収録
◆The Wit and Wisdom of the Night / Mark Tanner (b.1963)


1曲目、拍子抜けするほど普通にステキな曲ですね!
何かゲンダイオンガク的なものを予想した人は肩透かし…!?
たまたまYoutubeで耳にして気に入り、さっそく楽譜を購入、グレード5は日本の初級終盤〜中級初め程度なので、3日ほどで問題なく弾けるようになりました。
47秒過ぎ、中間部分に入った箇所は「雨が降って退屈、つまんな〜〜い」とでも言いたいのでしょうか、でもその後で「雨なら雨で楽しいことだってあるよね」と思い直している気持ちで演奏してみました。
Balch氏のこの作品が好評だったせいか(どうかは分かりませんが)、彼のピアノ曲は 2018-2020のTCLでもグレード5の課題曲になっています。

2曲目、こちらはいわゆるゲンダイ物ですね!
8分の7、12、15拍子が交替する混合拍子+変拍子に加え、普通の長・短音階でなく旋法が主体で、フレーズの終わり方も独特です。
ただ音の置き方は単純で覚えやすく、音型の反復も多いため、少々ゆっくりなら通して弾けるようになるまでそれほど時間はかかりませんでした。
むしろ、事細かに付いているスラー、スタッカート、アクセントの指示や強弱を忠実に守るのが難しかったかな?

またこの曲を弾くにあたり、今まで米国の教育作品で「混合拍子」「変拍子」「旋法」を何曲か経験していたことが非常に役立ちました。
(普通に米国作品でピアノを勉強していれば、そのような要素を持つ曲を避けて通ることは無理)
それがなかったらこの「The Wit 〜」も、「新鮮で面白い曲だけど、練習するのはちょっと…」と敬遠していたでしょう。

米アルフレッド社によれば、ABRSMやTCLのグレード6は米国教育レベルチャートのEarly Advanced に当たります。
多くの教育作品はその下のLate Intermediate までなので、今まで比較的簡単な作品を弾きながら身に付けた土台のおかげで、レベルが上の曲をやる際のハードルも低くなったのです。
グレード6の他の課題曲にしても、特に19世紀以降のものに関しては、そこに含まれるほとんどの音楽的・技術的要素が、米国の教育作品で体験済みということに気づきました。
バロックや古典派の作品を「基礎」と称して、現代ピアノとはかけ離れた楽器のために書かれた曲を延々とやらせている日本とは全然違いますね。
…というわけで、ピアノ再開後は米国式でやってきた私ですが、最近とみに色々なタイプの曲が気軽に弾けるようになってきて、嬉しい限りです。
(^ ^)♪

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