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zoom RSS キャサリン・ロリン「ピアノの叙情詩」から

<<   作成日時 : 2016/01/21 23:14   >>

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日本で楽譜が出版されている米国の教育音楽作曲家の中で、ギロックについで人気・知名度が高いと思われる、キャサリン・ロリンの人気曲集「ピアノの叙情詩」(原題:Lyric Moments、Book1と2の合本)から弾いてみました。

《サマーのノクターン》

◆「サマー」はロリンの長女の名前で、この曲が作られた当時はまだ小さな赤ちゃんでした
◆通常の長調と、リディア旋法が交錯しています

《ほんとうの喜び》

◆曲集が想定している学習者のレベルからすると、もっと遅くてよいのでしょうが、「喜び」の感じを出すため速目に弾いています

日本での初版が1997年で、私が持っている楽譜が2014年の22刷ですから、長期に渡りコンスタントに売れているようです。
指のスキル的にはブルグミュラーくらい(日本では「初級後半」扱い)で弾けますが、ペダルが必須で手もできるだけ大きい人向きです。
10度届くならだいぶラクでしょう、それ以下だと手が小さい人ほど難易度が上がり、オクターブが届かないようだと無理な曲が増えるので、子供の教材には使えません。

右手の甘い旋律に左手が分散和音で伴奏をつける、という書法が大部分で、何だか似たような曲が並んでるなぁ…と思わないでもないですが、どれも少々通俗的ながら非常に美しく、少ない音でもピアノが豊かに響きます。
純粋なクラシック音楽というより、ポピュラーに近い雰囲気ですね。
ただ歌モノなどの編曲でなく、最初からピアノ的に発想されているので、技術的・音楽的に無理なく弾けるのが嬉しい点です。
どのように演奏すればよいか、イメージが描きやすいんですよ。

この曲集は、リタルダンド、アチェランド、ア・テンポなど、速度変化の指示が非常に多いのも特徴です。
センスのある奏者なら自然にやることを、逐一作曲者が書いている印象。
加えて、旋律が美しく歌えなかったら、弾いてる意味がないような曲ばかり。
まあそういうことの勉強なんですね、この曲集は。
日本のピアノ教育界の、ハノン、ツェルニー、バッハ好きは異常と思えるほどですが、そういう教材では学べない要素がこの曲集には詰まってると思います。

Youtubeでこの曲集を上手に演奏している人が、他に何を弾いているか見てみると、ショパンのエチュードやってたりしてビックリすることがあります。
意外と中〜上級者にも人気なんですね。
「しどころ」が多いので、弾き甲斐があるのでしょう。
私は現在、中級半ば〜後半の練習曲をやっているので、この曲集程度だったら技術的には簡単なのですが、「山場をもっと印象的に盛り上げたい」「ここのフェルマータでどれくらい止まるか…?」などと色々試行錯誤していると、結構奥が深いです。
ややこしい曲を練習する合間の息抜き…だったつもりが、気が付くと熱中しているかもしれませんよ。
◆熱中したので(笑)他の曲も弾いています⇒「サマーの夢」「子もり歌と夢の国」「悲歌」「愛のテーマ」「空想」「あなたへの歌」「大草原のような愛」「やさしさにつつまれて」

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰しております。私も最近ギロックつながりでキャサリン・ロリンの存在をyoutubeで知り、楽譜を購入して結構弾いてます。ギロックつながりだとマルサ・ミア(Martha Mia)も結構人気があるようで、色々収集しはじめてます。マルサ・ミアは出版楽譜が結っっ構多いですね(出費が(汗))。
koten
URL
2016/01/22 12:57
kotenさん、コメントありがとうございます、お久しぶりです。

>ギロックつながり
全音から、故ギロックと縁のある米国の教育音楽作曲家の曲集がたくさん出ていますね。
ロリンやミアーはその中でも人気の人達(アルフレッド社のドル箱?)で、本国では大量の楽譜が出ています。
ロリンは(この曲集でわかるように)だいぶ「甘口」ですが、ミアーはその点抑え気味で、時おり異国風(と欧米の人は感じるらしい)の独特なメロディーセンスがあるようです。また、ジャズ作品や編曲モノも多く書いてますね。
ただギロックと縁のない作曲家は、非常に良い作品を書いている人でも日本で紹介されてないのが残念です。
「ギロック・ファミリー」として売り出せないからでしょうか???
REIKO
2016/01/22 21:03
確かにギロックは私の鍵盤技術でもそこそこ弾けますから人気なのはよくわかります。そのギロックと関係ある人というとやはり安心でしょう。日本では依然ピアノ音楽界ではバイエル,ブルグ,チェルニー,バッハですが,それはそれとしても副読本くらいにこの様な曲集を使っても良いでしょう。
ギターでもカルカッシ,ソルというのが定番で,それも特定の版まで指定されるので嫌がる人もいます。嗜好に応じ楽しみながら技術向上出来れば良いと思います。
Enrique
URL
2016/01/26 09:25
Enriqueさん、コメントありがとうございます。

>ギロックと関係ある人
ロリンは元々ギロックのファンで、彼の後押しもあって教育音楽の作曲家として世に出たようです。
時おり駄曲があったり素人くさい書法も目に付き、必ずしも一流でないと思うのですが、大衆ウケしやすい作風と弾きやすさが人気の理由だと思います。
アルフレッド社にはそういう作曲家が多いです。(ライバル?のハル・レナード社は、やや「通向け」の印象)

>ギターでもカルカッシ,ソルというのが定番
教育現場ってすごく保守的ですよね。自分が教わったメソッドを生徒にも使うという先生が多いからでしょう。
同じレールに乗っけないと不安なのだと思います。
REIKO
2016/01/26 19:44

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