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zoom RSS ギロックに負けない人気!教育音楽作曲家ロシェロール

<<   作成日時 : 2015/02/08 23:12   >>

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アメリカの教育音楽作曲家ギロック(1917-93)の作品が、日本のピアノ初心者の定番教材になってだいぶ経ちます。
大人になってからピアノを習い始め、バイエル、ブルクミュラー、チェルニーなどを真面目に?やっている人でも、合間にギロックを何曲か弾くのはもう珍しいことではないようです。
題名・曲調などに初心者曲にありがちな幼稚さが無く、簡単な曲でも結構聴き栄えするのが好まれる理由でしょうか。

アメリカ系ピアノ教材は他にも、バーナムやバスティンなどの入門メソッド系に加え、キャサリン・ロリンやマーサ・ミアーなど一部の人気作家の曲集が、日本でも国内発売されています。
でもそれらは膨大な数ある現代アメリカ学習者向けピアノ曲の、ほんの一部でしかないことを、ごく最近知りました。
アメリカには山ほどいるんですよ、教育音楽作曲家って…!!!
その彼・彼女らが、ちょっと粗製乱造気味では?と思うくらい、新作をどんどん発表…というか、売れる人は出版社もどんどん「書かせる」んでしょうね。
とにかく曲集も1曲売りも、ものすごい数の楽譜が出てるんです。

そんな中から、まだ日本では曲集が通常出版されていない超大物を見つけてきました。
アメリカではギロックと並ぶ人気らしい、ユジェニー・ロシェロール(つい最近も新しい曲集が出たばかりの現役バリバリ、女性作曲家です)の「Treasures」から「パヴァーヌ」をどうぞ。



この曲の難易度は、出版社情報によれば「Level3、Late Elementary(初級後半)」ですが、日本の感覚だと「バイエル80番〜終了程度」ではないかと思います。
◆日本の「初級後半=ブルクミュラー程度」はアメリカではもう Intermediate(中級)に近く、アメリカの難易度基準はかなり甘い
ただしペダルは必須で、途中16小節に及ぶ長い手の交差があります。
ですがそれさえクリアできれば指の動き的に難しい箇所はなく、イ短調なので読譜も何の問題もないでしょう。

実は偶然Youtubeで耳にして、ちょっと良い曲だと思いアマゾンで注文、届いた楽譜を見て仰天したんですよ。
2分音符や4分音符がポツポツと並んでいて…16分音符はもちろんのこと、8分音符さえ1つもありません。(笑)。
曲調が大人っぽいので、まさかバイエル程度とは想像もつかなかったです。

現代アメリカの教育作品の一般的傾向は────

1.ペダルの多用
2.(オクターブが楽にとどく)大きな手を想定
★以上2点は古典的な初級者向け楽曲と異なる特徴で、日本の小さな子供には教材として向かない理由にもなる
3.聴いて感じるほど弾くのは難しくない
4.微妙に曲調がポピュラー音楽っぽく大人の雰囲気
5.ラグタイム、ブギ、ブルースなど、ジャズ系楽曲も立派な教材!

この「パヴァーヌ」は、上記の1・3・4が当てはまり、曲調から言っても小さな子供よりは、中学生〜大人の初級者向きかと思います。
そこそこ長さがあるので発表会などにも良いですね。
(…などと宣伝?して、この曲を日本で流行らせようとしてる私w)

実はロシェロール、オンデマンド・ピアノ楽譜出版のミュッセで、少し古い作品なら個別に注文することができます。
Youtubeで彼女の曲を弾いている動画も多く、人気の程が伺えるのですが、だいぶ前からアメリカの教育作曲家に力を入れている全音楽譜出版社が、なぜ彼女を完全スルーしているのかは謎です。
何か大人の事情でもあるのでしょうか????

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これはもちろんクラシカルのジャンルでしょうが,アメリカの大学の音楽コースではクラシカルとポピュラーの区別も余りないようですし,全くの初心者クラスからあるので,やさしい曲集も沢山出ているのですね。
日本の現代作曲家の曲はそれなりに難しいですし,バイエル終了程度ですと,カッコいい曲も少ないと思いますが,アメリカではギロックが特別というわけでないというのがわかります。一種のカルチャーショックですね。
Enrique
URL
2015/02/11 05:10
Enriqueさん、コメントありがとうございます。

>アメリカの大学の音楽コースではクラシカルとポピュラーの区別も余りないようですし
あ、そうなんですか!アメリカの趣味レベルのピアノ教育界も、どうもそのような印象です。
現代の作曲家といっても、いわゆるゲンダイオンガク(笑)的な曲調のものはほとんどなく、「ポピュラー風ロマン派」「癒し系」みたいな雰囲気で、指がそんなに回らなくてもそこそこカッコが付く、テンポがゆったり目の曲が多いです。
(ハノンやチェルニー等の指の訓練的教材で厳しくしごく?日本のピアノレッスンとはだいぶ事情が違うのでしょう)
またほとんどの教育音楽作曲家は、クラシック風だけでなく、ジャズ系のオリジナル曲もたくさん書いています。アメリカはジャズやポピュラー音楽の本場なので、ヨーロッパの伝統的ピアノ音楽と自国の文化が融合して、独自に発展した結果がこれなのかもしれません。
ピアノを習い始める初歩の段階から、プロのピアニストがレパートリーにしているような古典的名曲に手が届くまでの期間(5年〜10年位かかる)に、楽しんで弾けるような「新曲」がこんなにあるとは驚きでした。
…ということで目下、輸入楽譜を買いあさっています(笑)。
REIKO
2015/02/12 01:40

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