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みんなの「鍵盤の小箱」ブログ


メロディ・ボバー〜 FJH Music の作曲家【4】

2018/09/30 17:04
米国の教育音楽出版社、FJH Music の作曲家を紹介しています。
もっとも今回のメロディー・ボバー、現在は米Alfred社の作曲家として多数のオリジナル曲(集)や編曲集が出ている、人気抜群の人なのです。
どうも2000年代の後半に(専属契約?が)FJHからAlfredに移ったようなんですが、経緯の詳細は知りません。
Alfredは教育音楽出版の最大手、FJHは新興勢力なので、人気の作曲家をAlfredが高待遇で引き抜いたのかも…と私は勝手に想像しています(笑)。

私が最初にボバーを知ったのはAlfredの曲集においてで、当初は同社や Hal&Leonard社 のAクラス作曲家と比べ、だいぶ劣るなあという感じでした。
しかしFJH時代の作品を知るに及んで、「昔は結構良かったじゃん!」となったのです。
曲調が通俗的だとか派手な割に内容がイマイチとか、相変わらずの部分もありますが、総じて以前の方が創意工夫に富んでいた印象です。
(Alfredに移ってからはマンネリ&類型化が気になる)

では他者の追随を許さない(!)ボバーの勝ちパターンで書かれた2曲をお聴きください。いずれも発表会に最適です。

「ミッドナイト・ラプソディー」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


「ムーンライト・ファンタジー」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


ダイナミックな序奏、センチメンタルな主題、中間部分で左手に旋律が移り、主題が再現して最後に派手なコーダ ─── と、良く似た構成の両曲ですが、多様な音楽的要素を含み、要求されるテクニックも広範囲に及ぶため、「まとめ」的なレッスン教材として指導者に、また華やかな演奏効果は学習者に、双方に好まれる人気曲となっています。
特に「ミッドナイト〜」は手が小さくても弾け、聴いた印象よりずっと簡単(「ブルグミュラー終了程度」で少々頑張れば弾ける)なので、子供も含めYoutubeに大量の演奏動画がアップされています。
2001年作品でもうこんなに定着するとは、ピアノ教育作品としては異例の大ヒットではないでしょうか?

これをさらに拡大&派手にしたような「ムーンライト〜」は、同じ Late Intermedeiate のレベル表示ですが、実際は Early Advanced(日本の中級半ば〜後半程度)に近いと思います。
非常に広い音域(全88鍵の両端、短三度ずつしか余りません)を使い、オクターブの連続も多いため、子供の小さい体では難しく、手の大きさに余裕のある大人向け。(私は「余裕」がないため、少々無理をして弾いています)
それだけに豪華な響きと派手な展開で、ピアノの先生が弾いて聴かせたら、家にすっ飛んで帰って練習を始めた生徒がいたそうです。
練習嫌いの?生徒が食いつく曲というのは、先生にとっても有り難いことでしょう。

クラシック音楽派には少々通俗的な曲調が気になるとはいえ、これだけあれやこれやと盛ってまとめ上げる手腕は大したもの ─── というか、呆れるほどです(笑)。
日本の作曲家だったら、恥ずかしくてできないでしょうね。
実際、日本でもピアノ学習者や愛好者向けに多くの新作曲集が出ていますが、この手の曲は皆無と言ってよく、毒にも薬にもならないようなこじんまりとした曲がほとんどなんです。
現代ピアノの特性を生かしたダイナミックな曲を書くことにかけては、このボバーに限らず、米国の作曲家に圧倒的なセンスがあるのは明らか。
ピアノはヨーロッパ生まれですが、現在のような楽器になったのは米国での改良が大きく関係しており、米国人が好みのサウンドを求めて作曲すれば、それがピタリと楽器の特性とハマるのも当然かもしれません。
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マーティン・クェラー〜 FJH Music の作曲家【3】

2018/09/21 20:47
米国の教育音楽出版社、FJH Music の作曲家を紹介しています。
今回のマーティン・クェラーは、FJHでの出版曲数こそまだ少ないですが、強く印象に残る作品がいくつかあり、今後も期待している作曲家です。
★以前、ソステヌートペダルの記事で弾いた「夏の歌」もクェラー作品です。

最初におおお〜〜!?と驚いた「トッカータ」。
楽譜のダウンロード購入はこちら

(いきなり大音量注意)

現代ピアノの広い音域どダイナミックレンジ、ペダルの効果が最大限に発揮される豪快な曲です。
一般的なピアノの最低音Aが5回も鳴りますが、どこか分かるでしょうか?
私もこの音を曲中で弾いたのは初めてでした。「端っこの鍵盤」を弾くのはちょっと怖かったです。微妙に弾きにくいんですよ。
でも超低音域をガンガン鳴らすのは爽快なことこの上なし!
フツーに弾いただけでも大きな音が出ますから、力まないのがコツです。

コーダでオクターブを弾く箇所がありますが、指が届かなければ一方の音を省いてもそれほど支障ないため、Youtubeでは小学生くらいの子供が弾いている動画もたくさんあります。
こういう現代的な曲は、耳が保守化している大人より子供の方が、素直に飛びつくんでしょうね。
主要部分が普通の調性音楽ではないので難しく聴こえても、音型がパターン化されているので、意外と覚えやすいです。

冒頭の4小節、もし子供が真似したがったら、手を取って直接教えてあげればすぐに弾けて(ペダルは大人が踏んであげる)、簡単に大きな音が出るのが面白く、何度も繰り返すんじゃないでしょうか。
子供や小柄で非力な女性(私です!)が弾くと、外見とのギャップで聴衆に強い印象を残す曲でもあります。
(体格の良い大人の男性が弾いた場合は、意外とつまらなく映るかもしれません…?)

さてもう1曲、同じ作曲者とは思えないですが ───

「ロマンティックなワルツ」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


可憐な旋律をそのまま生かして何度も繰り返し、短い中間部分とコーダをつけただけのシンプルな曲です。
こちらは楽譜の見た目や聴いた感じよりずっと難しかった…!
左手が毎小節大きく跳躍してるため、楽譜と右手がほとんど見れません。
サラッと何気に弾いて(それが求められる曲だと思います)ミスしないためには、想定よりかなり練習が必要でした。
まあそういう意味ではあまり有り難くない曲ですが、私好みの旋律なので辛抱したという感じですかね(笑)?

なお、両曲とも出版社の難易度ランクは「Late Intermediate」で、日本の中級前半程度です。
《ブルグミュラー25の練習曲》終了くらいのレベルであれば手が届きますから、興味を持った方はぜひ弾いてみてください。
特に「トッカータ」の方、マンネリ化した「お子様名曲&定番名曲」ばかりの発表会プログラムにカツを入れるとか、コンサートグランドが使える機会にガンガン弾きたい人にピッタリなのでは?
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ティモシー・ブラウン〜 FJH Music の作曲家【2】

2018/08/20 22:55
米国の教育音楽出版社、FJH Music のピアノ作品を紹介しています。
今回はネオ・ロマンティック・スタイルの旗手、ティモシー・ブラウンです。

《雨に想う》  ★楽譜はこちらの曲集に収録(紙で入手可)


《ジャスト・ビリーヴ》  ★楽譜のダウンロード購入はこちら


どちらも難易度レベルは Intermediate で、前回紹介したケヴィン・オルソンの2曲より簡単なはずですが、技術的にはともかく「美しく演奏する」のは、むしろ難しい印象を持ちました。
特に《雨に想う》の方、ストレートに演奏したら雰囲気もへったくれもない曲(笑)で、和声の陰影・テンポの変化・転調などの要素を、いかにして上手く演奏に反映させるかが鍵となります。
ただ音を正確に並べるだけで終わらない、音楽的な指のコントロールが必要ですね。

《ジャスト・ビリーヴ》は「無言歌」ポップス版とでも言えばいいでしょうか。
何か英語の歌詞でも付いていそうなリズムとメロディーで、歌モノ特有の「サビ」と思われる部分もあります。
書法も、ポピュラーのヴォーカル物を編曲したピアノ曲でよく見かける感じ。
未来への希望を感じさせる旋律なので、子供達の笑顔をメインに写真を選んでみました。
こちらはリタルダンドの指示がある箇所以外は、一定のテンポでリズムに乗って弾けばよく、《雨に想う》ほどの「しどころ」は無いですが、旋律に相当する右手和音のトップノートを綺麗に出すのが難しかったです。(手がもう少し大きいとラクなんですけど…)

この2曲からも分かるように、ティモシー・ブラウンは「美しい旋律・ステキな和声・豊かな響き」が売りの、ピアノ音楽の王道を行く作風です。
しかし通俗に陥らず音楽は格調や品位を保っており、クラシック音楽派のピアノ愛好者にも堂々アピールする魅力があると思います。
人気・実力共に、FJHピアノ部門の中心的作曲家と言っていいでしょう。
やはりこういう人がいてこそ、個性派や新感覚派の存在も生きるのではないでしょうか?
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ケヴィン・オルソン〜 FJH Music の作曲家【1】

2018/07/24 20:37
今まで米国のピアノ教育作品で日本で出版されていないものは、アマゾン・ジャパン(マーケットプレイス含む)で、いわゆる「紙の楽譜」を購入して弾いていました。
ここでAlfredやHal&Leonardから出ているものは大抵買えますが、新興の教育音楽出版社であるFJH Musicの楽譜は、ごく一部を除いて扱いがありません。
教育音楽の作曲家は出版社専属で仕事をしている人も多く、Youtubeで知った素敵な曲や面白そうな作曲家がFJHだと分かる度に、残念だったのですが…色々と調べるているうちに、こちらのサイトでデジタル版がダウンロード購入できると知り、このところバンバンと(笑)買って弾くようになりました。

FJHのピアノ曲は、紙で出ている1曲売りのシート(日本で言う「ピース」)なら、ほぼデジタル版もリリースされているようです。
PDF形式なので紙に印刷できますが、私はプリンタを持っていないため、ファイルをパソコンからUSBメモリにコピーし、セブンイレブンのマルチコピー機でA4に印刷しています。楽譜に7色くらい使って色鉛筆で書き込むので、紙じゃないと困るんです。
…ということで、以前から「新鮮な作風だな〜♪」と思っていた、ケヴィン・オルソンの曲をさっそく弾いてみました。

「クロスロード」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


★自動車のCMにでも使ったら、楽譜の問い合わせが殺到しそうな曲!

「輝けるオウカー山脈」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


★米国ユタ州のオウカー(地元の言葉で「輝く」の意)山脈が、陽を受けて輝く光景を描写

どちらもFJHによる難易度は Late Intermediate(日本の中級前半程度)で、Alfred や Hal&Leonard のそれと大差ないと感じました。米国はピアノ教育学が発達しており、出版社が異なっても難易度判定はおおむね共通のものがあるのでしょう。

さてオルソンのこの2曲、どちらもピアノがすごく良く鳴って気持ち良いし、カッコいいですね!特徴的な連打のモチーフは、両手で交互に弾いている部分が多く、今まで経験したことのない変わった書法でした。
そして「クロスロード」の方は、「音階系のパッセージが無い」「指を越えたりくぐったりする運指が無い」「左手の動きが単純」なため、オクターブに届く手の大きさがあれば、大人初心者の方でも練習次第でかなり良い演奏ができる可能性があります。
古典派のソナチネなど比べると、それより難しい要素もある一方で超ラクな面もあり、こっちの方が断然「自分に向いている」人も多いのでは?
興味のある方はぜひ弾いてみてください♪

「輝けるオウカー山脈」は、「クロスロード」よりも技術的にだいぶ難しく、拡張アルペジオがスラスラ弾ける程度のスキルが必要です。
もっとも「この曲は難しい」と覚悟して慎重に練習したことと、「特に難しい箇所」が「カッコいい箇所」と一致していたため、意外と練習がはかどり想定より短期間で仕上がりました。
たいした演奏効果もないのに指だけ難しいと、練習していてウンザリですが、その点この曲は良く書けているなと。
日本人作曲家の学習者・愛好者向けピアノ作品と比べて、米国のそれは「ムダに難しくしない(=難しくするならそれに見合った演奏効果が必須)」にかなり配慮している印象があります。
ピアノ再開当初は、もっと日本人作曲家の曲をたくさん弾く心づもりだったのに、すっかり米国派になってしまった理由の一つはそれなんだなぁ〜
(^ ^;ゞ。
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英国の音楽検定課題曲を弾く【2】

2017/12/09 22:48
前回のABRSMに続き、今回はTCL(トリニティ・カレッジ・ロンドン)による音楽検定です。
実はこの両者、ピアノ部門に関して言うと、どちらもグレード8まであることや、楽曲演奏以外に課すスケール&アルペジオなどの技術試験要項を見てもよく似ていて、決定的な違いがイマイチ分かりません。
受験者はどう使い分けているのでしょうかねえ?
グレードは(日本の「級」とは逆に)数字が大きいほど難しく、同じ数字ならABRSMもTCLもほぼ同程度の難易度と考えていいようです。
ではTCL課題曲の中から、1960年代生まれの作曲家が2010年代に発表した2曲をどうぞ。

TCL グレード5(2015-2017) グループB ★こちらの課題集に収録
◆What to do when it rains / Gareth Balch (b.1969)


TCL グレード6(2015-2017) グループB ★こちらの課題集に収録
◆The Wit and Wisdom of the Night / Mark Tanner (b.1963)


1曲目、拍子抜けするほど普通にステキな曲ですね!
何かゲンダイオンガク的なものを予想した人は肩透かし…!?
たまたまYoutubeで耳にして気に入り、さっそく楽譜を購入、グレード5は日本の初級終盤〜中級初め程度なので、3日ほどで問題なく弾けるようになりました。
47秒過ぎ、中間部分に入った箇所は「雨が降って退屈、つまんな〜〜い」とでも言いたいのでしょうか、でもその後で「雨なら雨で楽しいことだってあるよね」と思い直している気持ちで演奏してみました。
Balch氏のこの作品が好評だったせいか(どうかは分かりませんが)、彼のピアノ曲は 2018-2020のTCLでもグレード5の課題曲になっています。

2曲目、こちらはいわゆるゲンダイ物ですね!
8分の7、12、15拍子が交替する混合拍子+変拍子に加え、普通の長・短音階でなく旋法が主体で、フレーズの終わり方も独特です。
ただ音の置き方は単純で覚えやすく、音型の反復も多いため、少々ゆっくりなら通して弾けるようになるまでそれほど時間はかかりませんでした。
むしろ、事細かに付いているスラー、スタッカート、アクセントの指示や強弱を忠実に守るのが難しかったかな?

またこの曲を弾くにあたり、今まで米国の教育作品で「混合拍子」「変拍子」「旋法」を何曲か経験していたことが非常に役立ちました。
(普通に米国作品でピアノを勉強していれば、そのような要素を持つ曲を避けて通ることは無理)
それがなかったらこの「The Wit 〜」も、「新鮮で面白い曲だけど、練習するのはちょっと…」と敬遠していたでしょう。

米アルフレッド社によれば、ABRSMやTCLのグレード6は米国教育レベルチャートのEarly Advanced に当たります。
多くの教育作品はその下のLate Intermediate までなので、今まで比較的簡単な作品を弾きながら身に付けた土台のおかげで、レベルが上の曲をやる際のハードルも低くなったのです。
グレード6の他の課題曲にしても、特に19世紀以降のものに関しては、そこに含まれるほとんどの音楽的・技術的要素が、米国の教育作品で体験済みということに気づきました。
バロックや古典派の作品を「基礎」と称して、現代ピアノとはかけ離れた楽器のために書かれた曲を延々とやらせている日本とは全然違いますね。
…というわけで、ピアノ再開後は米国式でやってきた私ですが、最近とみに色々なタイプの曲が気軽に弾けるようになってきて、嬉しい限りです。
(^ ^)♪
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英国の音楽検定課題曲を弾く【1】

2017/11/28 21:32
最近ピアノでは、英国の音楽検定の課題曲を弾くことが多くなりました。
グレード別に楽譜が出ていて自分の実力に合ったものが選べる、掘り出しモノの珍しい曲がなかなか新鮮、バロックから出来立ての現代曲まで曲調や様式が多彩で面白い、などがその理由です。
課題曲は2〜3年で入れ替えになるため、古い曲集がAmazonで安く買えることもありラッキー♪
別に試験を受けるわけじゃないので、昔の課題曲でも気に入った曲はどんどん弾いています。

では ABRSM(英国王立音楽検定) グレード6(2013&2014)課題曲集のリストAとリストCから1曲ずつどうぞ。

◆フーガ(6つのフーガ 第2番)/ ヨハン・クリストフ・ケルナー


◆中国民謡《Jingpo shan ge》/ Zhang Zhao 編曲


課題曲はA、B、C 3つのリストそれぞれから、1曲を選んで演奏することになっています。
概ね作曲年代で分けられており、Aはバロックと古典派、Bは19世紀、Cはそれ以降(ジャズなどのポピュラー系も含む)ですね。
グレード6は日本の中級前半程度で、今の私にとっては簡単すぎず&難しすぎずでちょうど良いです。
正味1週間くらいの練習で大体弾け、納得できる録音までもう3日ほどでしょうか。

ヨハン・クリストフ・ケルナー(1736-1803)は、大バッハと親交のあったヨハン・ペーター・ケルナーの息子で、このフーガは古い様式に倣ったものですが、時代の趣味を反映したギャラントな鍵盤曲もたくさん書いたそうです。
明朗な主題の比較的自由な3声フーガで、バッハのシンフォニア(3声)よりは幾分易しく弾けます。
同じリストAには2声インヴェンションの14番 変ロ長調が入ってますから、同レベルということでしょう。
この曲、日本のピアノ曲集等に載っているのは見たことありませんが、なかなか良い曲だし、インヴェンションが終わってシンフォニアに入る前に弾くと、ちょうど良いステップ曲になるのではないでしょうか?

《Jingpo shan ge》は、今まで圏外だった中国モノです…日本の民謡にもよくある五音音階ですが、パッと聴いただけでもやはり日本とは全然違う、中国の雰囲気がムンムンですね。
民謡的な土俗感を失わずに演奏効果の高いピアノ曲に仕上げた編曲が見事で、ABRSMもよくぞこういう曲を見つけてきたものだと感心しました。
(出版は中国なので、試験課題曲となる以前は国外でほとんど知られていなかった曲かと思います)

ABRSMの新しい課題曲が発表されると、まずピアノの先生のお手本演奏が、続いて学習者の演奏動画が続々とYoutubeにアップされるのが常なのですが、《Jingpo shan ge》で検索してみてください、山ほど出てきます!
つまりこの曲は受験者の間でも非常に人気が高かったのでしょう。
中国モノは日本のピアノ教育界にまだほとんど入っておらず(一番新し目なのが、ナザレやミニョーネなどの南米モノ?)、私も今までノーチェックでした。
中国にはまだまだ面白い曲がたくさんあるはず、これを機会に漁ってみようと思っています♪
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初めてソステヌートペダル(電子ピアノ)を使ってみた♪

2017/07/01 16:26
3本ペダルのグランドピアノや電子ピアノの中央にある、ソステヌートペダルを曲中で初めて使ってみました。
普段良く使う右端の(ダンパー)ペダルは、踏んでいる間すべての音のダンパー(消音装置)が無効になりますが、ソステヌートペダルは踏んだ時に打鍵している音のダンパーだけが無効になります。
特定の音だけを離鍵後も鳴らし続けたい時に使うんですね。

マーティン・クェラー「夏の歌」 ★楽譜はこちらの曲集に収録


★どこで使っているか分かるでしょうか?

楽譜にはダンパーペダルの記号があるだけで、ソステヌートペダル使用の指示はありません。
しかし練習している間に4箇所、ココで使ったら音楽的に断然良いのでは?と思う部分があったんですね。
で、Youtubeで検索してみたら、まさにそこで使っている演奏があるじゃないですか!


★最初は後ろに引き気味になっている左足が、曲の途中でスッと前に伸びてソステペダル上にスタンバイ、右足の陰で動きはよく見えませんが、左手で弾いた低音がドーーンと伸びていることから、ソステを使っていることが分かります。

ソステを使わずダンパーペダルだけだと、音の濁りを避けるため3拍目のアタマで踏み換えが必要(←楽譜の指示)で、小節冒頭で鳴る低音(打鍵したらすぐ手を離して跳躍する)は2拍分しか伸びません。
それでも悪くないのですが、やはり4拍伸びた方が断然カッコいい&素敵なので、私もソステを使うことに決めました。
左足でペダルを踏むのは(左端の)ソフトペダルで何度も経験してますから、「なぁに、それを中央のペダルにするだけでしょ」と軽く考えていたら…これが甘かった!!!
以下のような問題点が ────

1.同時にダンパーペダルも使っているため、左右の足の独立が必要
2.ペダルを離すタイミングを忘れがち
3.ダンパーペダルよりも効き方が遅いのか、空振り(笑)が多い
4.小節の冒頭、ソステとダンパーペダルはどっちを先に踏むのか?それとも同時?
5.この箇所は手の方も、自分の苦手な跳躍や大きく手を広げる動きの連続


左足がソステを踏み続ける間、右足がダンパーペダルを踏み換えるのは、左足でソフトペダルを使う時と同じようなものですが、ソフトペダルはある程度長く踏みっぱなしが多いのに対し、この曲のソステは1小節ごとです。
「踏み続ける」ことばかり意識して離すタイミングが曖昧になり、それが少し遅れると次の小節冒頭のダンパーペダルのせいで、2拍分余計に音が伸びてしまいます。
「踏む」「(右足は踏み換えしていても)踏み続ける」「離す」、この3つをキチンと意識しないと駄目だと分かりました。

3は本当に困りました。
ダンパーペダルは離鍵しかかっている(ダンパーが落ちかかっている)状態で踏んでもそれなりに効いて音が伸びますが、ソステは鍵盤を奥までしっかり押し込んだ(ダンパーが完全に上がっている)状態でないと、効かないようなんです。
またソステは「踏み込み途中状態」(ハーフペダル)も無効です。
(これらがグランドでもそうなのか、ウチの電子ピアノの仕様なのかは分かりません)
ソステで伸ばす低音はすぐに離鍵して大きく跳躍するため、少しペダルの踏み込みが遅れる&半端だと空振りで、完全な失敗演奏になってしまいます。
そこでソステが空振りだった場合の「保険」に、ダンパーペダルと同時踏みしたら?と思いつきました。
しかし同時踏みは体の安定が悪くなるせいかやりにくい上、人間が踏むのに「完全に同時」は無理で、必ずどちらかのペダルが微妙に先行するため、かえって楽器の挙動が分からなくなる事態に陥ってしまいました。

結局、(小節冒頭)「低音をしっかり弾く」⇒「ダンパーペダルをオフにして」&「ソステを踏む」⇒「離鍵」&「ダンパーペダル踏む」⇒「ダンパーペダル踏み換え(2回)」⇒「ソステ・オフ」⇒(次小節冒頭)「ダンパーペダル踏む」という動作を、両手の動きと合わせ自然にできるまで練習しました。
ポイントは、左足でソステを踏むその瞬間、右足ダンパーペダルはオフにすることです。
これでソステの空振りが激減しました。
そう気がついて改めて動画のピアニスト氏を見ると、まさにその通りにやってるじゃないですか!!!
やはりグランドでもこれがコツなんでは?と思います。

そしてもうひとつ、ソステを使う部分が過ぎたら、左足をペダルから離し通常の位置に戻してますね。
これは右足につられてソステを踏んでしまう事故を防ぎ、体を安定させるために大事なことです。
ただし私は、演奏開始時から左足をソステの上に置いたのが動画と違っています。
楽譜を見&手を動かしながら足をペダルに伸ばして…って結構難しいんですよ。
ソステ踏んだつもりがソフトペダルだったら、もうアウトなので。 (^ ^;ゞ
オルガンやエレクトーンの足鍵盤に比べたら屁みたいなものかもしれませんが、今回のソステ経験、両足の良い勉強になりました。
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マーサ・ミアー《ピアノ ジャズタイム》続編〜Book4

2017/04/01 17:54
以前紹介したマーサ・ミアー《ピアノ ジャズタイム》(全音)の続編に当たる、Jazz, Rags & Blues Book 4 から何曲か弾いてみました。
こちらは現在のところ輸入楽譜(なか見検索!で少し閲覧できます)のみで、ラグ2曲、ブルース3曲、その他4曲を収録、捨て曲なしのクオリティはさすがです♪♪♪

「タキシード・ジャズ」…Youtubeでは男の子&男性に大人気!


★ンチャ〜♪のリズムが肝。中間部分から主題に戻る経過部にもう一工夫ほしいが、ンチャ〜♪がカッコ良いので全て許します(笑)。

「ジャクソン・ストリート・ブルース」…郷愁を誘う、明るめブルース


★左手の動きが大きいのに加え、似ているけど少し違う箇所でミスしやすく、ゆったりしたテンポの割に難しい曲。

他に…「ミスター・トランペット・マン」、「ケイティーズ・ダンス」(フォルテピアノ音)、「グッド・タイム・ラグ」(アップライト・ピアノ音)

《ピアノ ジャズタイム》では、「いつまでもこのリズムにのって」から「栄光の日」までの10曲がBook3の収録曲で、米国版の難易度表示は「Intermediate to Late Intermediate」でした。
続くこのBook4は「Late Intermediate」で、分散オクターブや片手4和音の増加、(特に左手の)大きな跳躍など、いくぶん技術的に難しくなっています。
目安としては、Book3の「気らくにいこう」「レールロード ストリート ブルース」「ベースのブギ」「海辺のジャズ」あたりがある程度余裕を持って弾ければ、Book4も楽しめると思います。
1曲仕上がるまでの練習時間が少し長くなるくらいでしょうか。
《ジャズタイム》で少しずつ親しんだジャズ特有の音階やリズム、和声が基礎にありますから、その応用編といったところですね。

米国の「Late Intermediate」は、日本の「ソナチネ程度」に相当します。
しかし曲のジャンルと書法が全く違うため、日本の一般的なピアノ教材で学習してきて現在ソナチネの人がいきなりこのBook4を弾くのは、読譜・技術・表現力など全ての面でかなり難しいと思います。
その場合は、バイエル終盤レベルの曲から収録されている《ジャズタイム》で、弾けそうなものを何曲か経験してからの方がいいでしょう。
急がば回れです。

私もジャズに関しては基本的に門外漢なのですが、色々と弾いているうちに何となく要領が分かってきました。
そして「ジャズだから…」と特別に考えるより、ジャンルが違っても共通することを意識して練習すると、良い勉強になると思います。
「欲しいイメージの音を出す」「旋律は十分歌って」「山場を印象的に」「メリハリをつける」「曲の魅力が伝わるように」などは、ジャズだろうとクラシックだろうと同じです。
こういうものを弾くとクラシックの勉強に悪影響が出る(少し頭の古いピアノの先生が言いそうなことですが)ということは全く無いのでご心配なく。
むしろバッハやツェルニー等よりロマン派や印象派のピアノ曲と近い面もあり、何より新鮮で楽しいので実力アップにもつながるはずです。

えっ!?左手でこの音とこの音、右手でコレとコレとコレ?
(弾いてみる)
何このヘンな響き!こんな和音初めて!!
(でも前後とつなげてみると…)
うわッ!…めっっちゃカッコいい♪♪♪


ジャズって面白いです(^ ^)♪
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仕上げた曲の再録音と電子ピアノの設定

2017/01/18 22:48
ピアノを再開してから2年半弱、原則として仕上げた楽曲は録音してYoutubeにアップし、そのうち米国の教育作品だけでも100以上の数になりました。
基本的には「気に入った曲」を選び、弾きながら聴くのが楽しみで練習してるわけですが、録音したらそれを聴いてる方がラクなので(笑)、その後パタリと弾かなくなるんですね。
昔は「仕上げたら録音する」という考えがなく(ネットもYoutubeも無かったし)、好きな曲は練習の締めなどに結構弾いてたんですけど。

「弾き捨て」でサッサと次の曲に行く今の状況が少々もったいなく思えてきたので、数年経っても良い曲だなあと感じるものは、練習し直した上で再録音してみることにしました。
手始めにまず2年ほど前に弾いたこの2曲を ────

◆スイート・エレジー/キャサリン・ロリン  ★楽譜はこちらに収録

旧録音はこちら

◆アリオーソ ニ長調/デニス・アレクサンダー  ★楽譜はこちらに収録

旧録音はこちら

難易度はどちらも(日本の)中級初め程度でしょうか、当初からそれほど苦労して仕上げた曲ではないので、思い出し練習も30分×2くらいでOKでした。
以前と条件が違うのは、半年ほど前に電子ピアノのキータッチを、M(標準)からL1(やや軽い)に変えたことです。
楽器のハード面は同じですが、センサーで検知した打鍵速度の各レベルに対し、結果音をどう出すかが変わり、その結果タッチの体感も変わるというものです。

タッチ「M」では特にデフォルトのピアノ音色だと、私がどんなに強打しても皮を一枚被ったような鈍いフォルテしか出ず、楽器の音量が0〜100としたら、65程度までしか使えてない感じでした。
ピアノは腕の重さを使って弾く関係上、欧米男性の体格を想定した仕様では、軽量の日本人女性に不利な面があるのは仕方ない…と思っていましたが、ふと取説を読んで試しにキータッチを変更してみたら、タッチよりもむしろ音色の変化に驚いたんですね!
きらびやかなフォルテが出る! ダイナミックレンッジも広がる!!

自分の腕の重さには「L1」がちょうど良かったようです。
「L2」(最も軽い)は明らかに子供向けで、少し鍵盤を押しただけでも大きな音が出てしまい、かえってコントロール至難でした。
逆に、体格の良い男性でピアニシモが出づらい等の場合は、重い方の「H1」や「H2」にすると、表現の幅が広がるはずです。
(このような機能は、たいていの電子ピアノに付いています)
標準以外の設定に抵抗ある人もいると思いますが、自分に合わない楽器で無理をしたあげく、変な癖がつくよりマシではないでしょうか。

何より私はキータッチを変更してから、ピアノを弾くのがますます楽しくなりました。
楽しければ練習も進みますよね?
今では基礎練習や練習曲は「M」で、その後で楽曲を弾く時に「L1」に切り替えるのが習慣になっています。
そんなわけで今回再録音した2曲は、旧録音と比べてダイナミックレンジが広がり、音色の変化もよりはっきり出ました
特に山場に向かってクレッシェンドする所では、「上がつかえてる」感じだった以前と比べ、今回はイメージ通りに表現できたと思います。

他に変わった点は、どちらの曲もテンポが速くなったことですね。
特に意図したわけではなく、自然にそうなったものです。
これは良し悪しで、アリオーソは遅かった旧録音の方が作曲者の指定テンポに近いのですが……でもこの曲は、あまり遅いと息の長いフレーズの魅力が上手く伝わらず、自分の感覚に逆らって遅くするのは難しいです。
楽譜には後半盛り上がる箇所に「がんばりすぎない」「あわてない」等の書き込みがあり、今思うと一体ナニをそんなに頑張ったり慌てたりしてたんだろう?と笑ってしまいました。
2年ほど経つ間に、平常心?で弾けるようになったんですね。
そのおかげか、エレジーの方は淡々と、アリオーソの方はサラッと弾く中にも、聴かせどころはさりげなく盛り上げようという狙いは、ほぼ達成できたかな〜と思っています。

最終的な私の理想は色々やってるんだけれど、何もやってないように聴こえる演奏です。
演奏者の存在が消えて、楽曲の魅力だけが聴き手を揺さぶる演奏とでも言いましょうか。
今回の録音を聴くと、まだ「作為」が見え隠れしてる箇所があるなと。
完全に自分の存在を消すには、もう少し修行が必要なようです。
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キプロス生れの作曲家ツィツァロス、雨のピアノ曲

2016/07/23 17:06
クリストス・ツィツァロス(舌を噛みそうな名前!)は、キプロスのニコシアに生まれ、ワルシャワやパリで学んだ後、渡米してイリノイ大学ピアノ教育学教授の肩書を持つ、教育音楽作曲家・ピアニストです。
逆光が妖しげなYoutubeの自演動画

彼の曲集は私がピアノ再開してほどない頃に買ったんですけど、「内容が深いし、美しく弾くにはちょっと難しいな…」と判断して、先送りにしていました。
その間もう少しお手軽系の米国作曲家の作品を弾きながら、腕を磨いていた?わけです。
何となく違うんですよね、やっぱり…欧州育ちのツィツァロスは。
「詩情漂う」「陰影に富んだ」「愛と孤独」などの言葉が似合う、しかも短調曲がやたら多いのが特徴です。
今回はツィツァロスの雨にまつわる曲を2曲弾いてみました。

◆雨音 …Songs Without Words より


◆雨のラブソング…Lyric Balladsより


ドビュッシーを坂本龍一でサンドイッチにしたような《雨音》は、拍子やテンポの変更、幅広い強弱、ソフトペダルの使用など、多くの教育的課題が盛り込まれたサウンド系の曲です。
様々に変化する雨の降り方を描写する、技術と表現力が要求されます。

中間部分を指定された速さでミス無しで弾くためにだいぶ練習しましたが、やったことは音の規則(この小節は左右共音程が4度、半音ずつ下がる…など)を把握した上で、間違う心配のない速度で「ゆっくり弾く」だけ(笑)。
最初はいちいち面倒に感じた運指の細かい指定も、テキトーな指で弾いているといつまでたっても安定しないと思い、キッチリ守りました。
時々「様子見」のつもりで速く弾いてみて、ハズしたり止まったりするようなら、また速さを落として練習します。
しかし「ゆっくり」弾いているつもりでも、その速度が徐々に上がってきて、気がつくと指定のテンポくらいが一番弾きやすくなるんですね!
とにかく焦らず、自分のアタマと体が覚えてくれるまで繰り返すことです。

両端は中間部分に比べれば技術的に易しいものの、透明感のある音を出すことや、気を抜かない演奏を心がけました。
どこか和風に聴こえる、「短調の2・6抜き」(階名ではシとファ抜き)の5音音階を使った旋律が独特の雰囲気。
主音や主和音以外の音をペダルで響かせたままにする終わり方も、ツィツァロスが非常に好む手法です。

《雨のラブソング》は、《雨音》に比べれば短期間の練習で済みましたが、聴いて感じるよりはかなり難しい曲です。(そういう意味では損な曲?)
右手は易しくても左がかなり複雑に動いており、決して旋律を邪魔しないように、優しく静かに弾かねばなりません。
最初はどうしてもガチャガチャするんですよね…それじゃ「ラブソング」になりませんからね(笑)って、作曲者自身による「演奏の手引」には、冒頭いきなり「愛の贈り物で祝福された人達、またはそれを望む人達へ」なんて書いてあるんですよ!
いや〜〜もう、こんなの日本のピアノ教材では考えられませんね!

ところで米国のピアノ教育作品は、日本の感覚から言うとそれほど指のスキルを要求しないものが多い(教材が目的とする方向が少し違う)のですが、ツィツァロスに限ってはいわゆる指練できてないとツラい曲が多いです。
特に左手!もしかして彼、左利きなんでは?と思ったり。
そしたらこんな本書いてたりこんなモノの編集までやってました。
うわ〜〜、やっぱりねえ…(笑)!
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なんちゃってヴィルトゥオーゾの派手な曲
人前でピアノ演奏するんだったら、派手な曲をカッコ良く披露してウケたい、聴いている人を熱狂させてブラーヴォもらいたい…というのは誰しも思うことですね。 まさにその目的で書かれた米国の曲集があるので弾いてみました。 ロバート・D・ヴァンドールの、その名も「Celebrated Virtuosic Solos」シリーズBook 5(難易度別に5冊出ているうち、一番難しいもの)から2曲です。 ...続きを見る

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2016/06/13 23:20
これは楽しい♪ マーサ・ミアー《ピアノ ジャズタイム》
「ビギナーから使えるオリジナル小品集」と副題のついた、マーサ・ミアー《ピアノ ジャズタイム》(全音)から、何曲か弾いてみました。 この曲集は、米国で「Jazz, Rags & Blues」と題され難易度順にBook1から5まで分冊で出版されているミアーの大人気シリーズの、1〜3までを1冊にまとめたものです。 (米国と日本では新作ピアノ曲集の出版形態が異なり、ページ数や製本方法、価格などを日本式に揃えるため、米国の2〜3冊分を「合本」することが多い) ...続きを見る

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2016/05/20 21:56
「いかにもピアノっぽい!?」ロマンティックな曲
テーマにロマンティックという言葉が使われた米国教育作品の曲集から、人気の2曲を弾いてみました。 いずれもレッスンだけでなく発表会にも向き、まだ日本で弾いている人はほとんどいないはず(笑)なので、手垢がついたような曲は嫌だという方はぜひレパートリーにしてみてください。 ...続きを見る

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2016/04/28 22:58
キャサリン・ロリン「ピアノの叙情詩」から
日本で楽譜が出版されている米国の教育音楽作曲家の中で、ギロックについで人気・知名度が高いと思われる、キャサリン・ロリンの人気曲集「ピアノの叙情詩」(原題:Lyric Moments、Book1と2の合本)から弾いてみました。 ...続きを見る

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2016/01/21 23:14
続♪クリスマスソングのピアノ編曲弾いてみた
前回に続き、米国で出版されているクリスマスソングのピアノ編曲から、今回はお楽しみタイプの曲集から弾いてみました。 「お楽しみ」とは、教会奏楽用でもレッスン用でもない…まあ日本で出ている(クリスマスソングに限らず)ポピュラー音楽などのピアノ編曲集みたいなもの、と思って下さい。 ぶっちゃけこのテのものは、い〜かげんな編曲のハズレも多数ある…というのは、買ったことある人ならご存知ですね。 なので、1986年の出版ながら未だに売れていて、カスタマーレビューでも高評価のこちらの曲集(表紙写真がアレで... ...続きを見る

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2015/12/19 23:03
クリスマスソングのピアノ編曲弾いてみた
米国ピアノ教育作品の楽譜を漁っているうちに、クリスマスソングのピアノ編曲集が大量に出版されていることに気づきました。 もちろん日本でも11月頃になると、楽器店などにクリスマス向けの楽譜が少々平置きされたりしますが、米国の膨大な出版点数とは比べ物になりません。 ...続きを見る

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2015/12/16 20:39
ハロウィーンのちょっぴり怖くて楽しいピアノ曲
当初は「日本に定着するかなあ?」と私は懐疑的だったハロウィーンも、近頃は秋の定番イベントになりました。 スーパーのお菓子売り場や雑貨店では、もう関連商品がたくさん並んでいますね。 赤・緑・白のクリスマスに対して、オレンジ・黒・紫のハロウィーン・カラーもすっかりおなじみです。 でもハロウィーンの音楽と言われても、ピンと来ない人が多いのではないでしょうか? ...続きを見る

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2015/09/09 23:08
飲んで帰ってきた時に弾くとよい曲!?
大人と子供の違い、前者はお酒を飲んでもいいってことですね。 当然、大人ピアノは酔っ払って弾くのもアリ?で、ハノンなんかその方が無駄な力が抜けて良い練習になる…なんて話も聞きます(笑)。 ということで、ちょっとホロ酔い気分の方がサマになる的な曲を弾いてみました。 ポイントはジャズ系♪です! ...続きを見る

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2015/07/19 17:18
米国の隠れた偉人に捧げるピアノ曲
何でも音楽の題材になるんだなあ…と思ったのが、米国カンザス州のピアノ教師&作曲家、ウェンディ・スティーヴンスの「American Portraits」という曲集です。 米国の隠れた偉人達へのトリビュートで、その中から2曲弾いてみました。 ...続きを見る

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2015/07/03 23:00
本格一歩手前!「印象派様式」ピアノ学習曲
前回紹介したジェニファー・リンによる印象派様式の初級者向け曲集「Les Petites images」には、その続編ともいうべき難易度が少し上の「Les Petites Impressions」という曲集も出ています。 技術的にはブルクミュラー後半〜ソナチネ程度でほぼ弾けると思いますが、曲の書法や表現上要求されるものが古典的な教材曲とは全く異なり、また現代ピアノとの相性も抜群です。 ではその中から2曲紹介しましょう。 ...続きを見る

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2015/06/21 22:30
無いのなら作ってしまえ!?「印象派」簡単曲
日本のピアノ教育界でも、初歩の段階から「バロック・古典・ロマン・近現代の作品を、まんべんなく体験しましょう」という《4期》学習が提唱されて久しいです。 これは「バロックや古典派作品をちゃんと弾けるようになってから、それ以降の楽曲に取り組むべし」なる伝統的教程の中で、チェルニーの練習曲やバッハ、古典派のソナチネ&ソナタに偏った教材では、豊かな音楽性や表現力が育たないのでは?という疑問から出てきたもののようです。 ...続きを見る

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2015/06/01 21:45
大人の初級者向け「ノクターン」
ショパンで有名な「ノクターン(夜想曲)」は、アイルランドのジョン・フィールド(1782〜1837)が創始したとされるピアノ曲種です。 アメリカの教育音楽作曲家も、ほとんどの人が「ノクターン」あるいは「何々ノクターン」と題して曲を書いていて、ロマンチックな雰囲気とゆったりした曲調が学習者にも人気なんですね。 今回はその中から2曲弾いてみました。 ...続きを見る

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2015/05/24 17:40
発表会にいかが?ブルクミュラー程度で豪快なピアノ曲!
アメリカの教育音楽作曲家シリーズ、4人目にしてようやく男性の登場、デニス・アレクサンダーを紹介します。 日本では無名でしょうがアメリカでは超人気、私も彼が大のお気に入りで、楽譜をボロボロ買い漁っております(笑)。 今回はその中から、いかにも男性的で豪快な曲を2曲選んでみました。 どちらも難易度的にはブルクミュラー程度、というのがミソ、いきなりフォルテシモでガ〜〜〜ン!と始まるので音量注意ですが、できれば大きな音で聴いていただくと曲の魅力が良く分かります。 ...続きを見る

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2015/05/10 14:13
モネ「睡蓮」、北斎「神奈川沖浪裏」〜キャサリン・ロリン
名画からインスピレーションを得たピアノ作品集、キャサリン・ロリン Museum Masterpieces Book3 から2曲弾いてみました。 前回紹介したBook2より少し演奏技術がいるかな…という感じですが、ブルクミュラー後半〜終了程度で弾けるでしょう。 (これがアメリカの Intermediate〜Late Intermediate レベル) ...続きを見る

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2015/03/18 23:26
名画をピアノ曲に…「サーカス」「蛇使いの女」〜キャサリン・ロリン
キャサリン・ロリンは、アメリカ教育音楽作曲家の中ではギロックに次いで日本で楽譜が多く出版されているので、知っている方も多いでしょう。 単なる曲集だけでなく、ロリン・ピアノ・コースという教本も書いており、本国での出版作品の数から見ても、相当の人気があるようです。 ...続きを見る

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2015/03/12 21:48
ザ・ベスト・オブ・マーサ・ミアーから2曲
現代アメリカの教育音楽作曲家を紹介するシリーズ(いつからシリーズ化?笑)、前回のロシェロールに続いて、今回も女性のマーサ・ミアーです。 彼女は全音から「ギロックの仲間たちシリーズ」で、ごく初心者向けとジャズ系の2冊曲集が出ており、日本でも知ってる人は知っている&弾いているはずです。 しかしアメリカでは2冊どころか膨大な数の楽譜が出版されていて、ハンパじゃない売れっ子だということがわかります。 ...続きを見る

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2015/02/22 15:29
ギロックに負けない人気!教育音楽作曲家ロシェロール
アメリカの教育音楽作曲家ギロック(1917-93)の作品が、日本のピアノ初心者の定番教材になってだいぶ経ちます。 大人になってからピアノを習い始め、バイエル、ブルクミュラー、チェルニーなどを真面目に?やっている人でも、合間にギロックを何曲か弾くのはもう珍しいことではないようです。 題名・曲調などに初心者曲にありがちな幼稚さが無く、簡単な曲でも結構聴き栄えするのが好まれる理由でしょうか。 ...続きを見る

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2015/02/08 23:12
今ベールを脱ぐ!?〜フンメル「60の練習曲」
ヤマハ・ミュージックメディアから出版されている、フンメル「60の練習曲」から5曲弾いてみました。 ...続きを見る

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2015/01/18 22:15
悲しい「ゆびれん」〜レシュホルンの練習曲
私はピアノの練習曲が割と好きです。 ここで私が練習曲と言っているのは、純粋に指の鍛錬や技術習得を目的に作られた曲のことで、バイエルなど入門教本内の(読譜や音楽の勉強的な)課題曲や、ブルクミュラー25練習曲のような「楽曲っぽい」ものは除きます。 日本でその手の練習曲といえば、ツェルニーが圧倒的に有名ですが、今回は超レアなところで(笑)アルベルト・レシュホルン(1819-1905)の「子供のための練習曲集 作品181」を紹介したいと思います。 ...続きを見る

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2014/12/02 22:40
壁を超えて〜バイエル終盤の名曲達
前回に引き続き「バイエル名曲集〜その2」です。 ...続きを見る

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2014/11/23 21:40
懐かしい!?バイエル名曲集〜その1
バイエル名曲集(その1)を作ってみました。↓↓↓ ...続きを見る

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2014/11/18 22:05
ピアノ再開で手弾きと打ち込みを比較してみる
9月にローランドの電子ピアノHP506GPを買って、25年ぶりにピアノを再開しました。 ★音律ブログのこちらの記事に前後の状況を書いています ...続きを見る

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2014/11/13 21:46
平吉毅州「チューリップのラインダンス」
日本人作曲家のピアノ小品を古典調律で演奏するシリーズ、今度は少しポピュラー&ジャズっぽいフィーリングの曲を選んでみました。 平吉毅州(ひらよしたけくに)さんの、こどものためのピアノ曲集「虹のリズム」から、チューリップのラインダンスです。 1979年出版で2012年1月1日で第70刷ですから、100刷を超えた「お菓子の世界」ほどではないにしろ、相当な人気作ですね。 (残念ながら平吉さんは、1998年に61歳で亡くなられていますが) ...続きを見る

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2012/04/13 17:15
繰り返す五度★田中カレン「星のうた3」
日本人作曲家シリーズが面白いので、昔買って押入れの段ボール箱に眠っていた楽譜ばかりじゃナニだし(笑)、新しい楽譜を仕入れてまいりました。 田中カレンさん(1961 〜)の、こどものためのピアノ曲集「星のどうぶつたち」です。 今まで取り上げた作曲家からぐっと世代が若返り、やはり音楽に新鮮なものを感じます。 (ちなみに中田喜直さんは1923年、湯山昭さんは1932年生まれです) ...続きを見る

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2012/03/30 19:22
発表会定番?「エチュード・アレグロ」中田喜直
日本人作曲家のピアノ小品に古典調律で挑戦するシリーズ、今回は中田喜直さんのエチュード・アレグロです。 私なんか「雪の降るまちを」の作曲者というだけで、中田さんに足を向けて寝られない人間ですが ──── 。 日本人で中田さんの曲を歌ったことがない人は皆無と思いますが、ピアノ作品も多く、「エチュード・アレグロ」はオクターブに手の届かない子供でも弾けるように書かれた、発表会向きの華やかな曲です。 (YouTubeで検索すると、お子さん達がたくさん弾いています) 耳で聴いた印象ほど難しくなく、暗... ...続きを見る

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2012/03/20 21:29
どっちが美味い?湯山昭「柿の種」
どっちが美味い?湯山昭「柿の種」 日本の作曲家のピアノ小品に古典調律が挑むシリーズ、お待たせいたしました(え、誰も待ってない?)「お菓子の世界」(湯山昭)から柿の種の登場です! 和風音階と現代テイストがミックスした曲調で、とりあえずイ短調で始まりますが、すぐに臨時記号がゾロゾロついた不思議な旋律と和音がはじけます。 ...続きを見る

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2012/03/11 19:38
無調っぽい曲ってどーよ?
現代日本のピアノ小品に古典調律が挑むシリーズ、今度は斎藤高順さんの「ガラスの星座」です。 「ピアノのおけいこ」1973年4-9月のテキストに載っていました。 ...続きを見る

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2012/03/07 19:09
「あんたがたどこさ」をピタゴラス律で
現代日本作曲家のピアノ曲に古典調律が挑むシリーズ(いつからシリーズ化?笑)、今度は奥村一さん作曲 ─── というより編曲みたいなものですが ─── わらべ唄のあんたがたどこさです。 1973-4年NHK教育TV「ピアノのおけいこ」テキストで知った曲で、不協和音でバンバン!と叩きつけるエンディングがカッコ良くて、好んで弾いていました。 ...続きを見る

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2012/03/02 17:19
有馬礼子「舞曲」に古典調律で挑戦
まだ本の整理が半分ほど残ってるのですが(笑)、引越しで古い楽譜達と久々に再会し、眺めていたら音にしたくなったので、転居後初打ち込みをやってみました。 ...続きを見る

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2012/02/28 19:54
お菓子の世界「チョコバー」を古典調律で弾いてみた
お菓子の世界「チョコバー」を古典調律で弾いてみた 引越しのためにモノの整理をしていたら、押入れの奥にあった段ボール箱から、行方不明になっていた湯山昭作曲「お菓子の世界」の楽譜が出てきました。 1978年10月30日・第18版(「刷」の意味と思いますが)のものです。 ...続きを見る

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2012/01/28 23:33
ブルクミュラー「狩」の波形
ブルクミュラー「狩」の波形 Enriqueさんの「和音の波形」記事が面白かったので、私も温めてあったネタを緊急放出(笑)します。 ブルクミュラー25の練習曲は、キルンベルガー第2法で弾くと3分の1ほどの曲で不具合が出ますが、ハ長調・ヘ長調を中心に非常に良く適合する曲もあるので、その1つ「狩」で実験してみました。 ...続きを見る

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2011/10/21 00:46
フィオッコのアダージョをミーントーン・ピアノで
フィオッコのアダージョをミーントーン・ピアノで 電子ピアノの古典調律機能で弾くおススメ曲シリーズ、今回はバッハ以外もちゃんと聴いているチェンバロ好きの人には名曲として人気だが、ピアノ愛好家には全く知られていない?フィオッコ(ベルギー 1703 - 41)の「アダージョ」です。 元々は、1730年刊クラヴサン組曲集・第1番の中の曲ですが、あえてピアノの音色と表現で打ち込んでみました。 音律は(通常ウルフ位置の)ミーントーンです。 ↓↓↓ ...続きを見る

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2011/09/15 00:39
パッヘルベルの「ガヴォットと変奏」
パッヘルベルの「ガヴォットと変奏」 パッヘルベル(1653 - 1706)と言えば、すぐに「カノン」・・・な世間ですが、彼はドイツバロックの鍵盤音楽史上、とても重要な作曲家の一人です。 子供の頃NHK教育「ピアノのおけいこ」のテキストに載っていて、大好きで弾いていた「ガヴォットと変奏」がパッヘルベル作曲と知ったのは、つい最近のことでした。 打ち込んでみました↓↓↓(繰り返しの際は自由に装飾しています) ...続きを見る

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2011/08/19 22:51
古くても現役?ピタゴラス律
古くても現役?ピタゴラス律 さて、電子ピアノプリセットの古典音律の中に、ピタゴラス律というのがあります。 ピタゴラスは「三平方の定理」で有名な、紀元前5世紀頃に活躍した数学者ですが、現在知られている音律は多くが16世紀以降のものなので、ピタゴラス律は非常に古いと言えます。 音律の構成はとてもシンプル↓↓↓ ...続きを見る

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2011/08/03 17:30
ミーントーンピアノでパーセル
キルンベルガーだのヘンデルのミーントーンだのを研究している間に、最近の電子ピアノにはほとんど音律(スケール)変更機能が付いていることを知って驚いています。 つまり(あなたも?)簡単に古典調律が試せるのです! ◆AMAHAでもRo◆andでもKA◆AIでも構いません、ここ10年くらいに買った電子ピアノをお持ちの方は、取り扱い説明書を隅から隅までよぉ〜〜く御覧ください。 以下のような古典音律がプリセットで用意されてませんか? ...続きを見る

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2011/07/16 21:44
「乙女の祈り」はなぜ変ホ長調なのか?
「乙女の祈り」はなぜ変ホ長調なのか? ベートーヴェン御用達の音律、キルンベルガー第2法による「エリーゼのために」の次は、バダジェフスカ「乙女の祈り」を出さないわけに行きませんね。(笑) 序奏をカット、主題と最初の変奏&コーダのみの短縮版ですが、平均律の方をちょっと確認してから、キルンベルガー第2法による演奏をお聴き下さい。 ...続きを見る

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2011/02/21 04:10
「エリーゼのために」真実の姿
「エリーゼのために」真実の姿 ベートーヴェンが愛した音律、キルンベルガー第2法(以下「II」)で演奏した「エリーゼのために」です。 (19世紀後半の、ブライトコプフ&ヘルテル社の楽譜に拠っているので、現在流布している版とは音の違い等があります) ...続きを見る

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2011/02/17 06:25
ベートーヴェンが愛した音律
ベートーヴェンが愛した音律 お久しぶりです・・・実はベートーヴェンのピアノソナタを古典音律で鳴らす実験をしていて、クラシック音楽の常識が根底からくつがえる驚愕の事実(「事実」と私は確信しています)を発見し、そのウラを取ったり関連の検証に熱中して、更新できませんでした。 この過程は、kotenさんのブログ「ミーントーン大好き!」のコメント欄に書かせていただいたのですが、あちこちの記事に分散していて読みにくいので、こちらでも思考の過程をまとめておきたいと思います。 ...続きを見る

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2011/02/13 02:36
「神秘の障壁」音律聴き比べ
「神秘の障壁」音律聴き比べ もしかしてクープランが使ったかも?音律で演奏した「神秘の障壁」の記事で、「期待したほど壊れてない」「もっとA♭音低くてもいい」などのコメントをいただいたので、もう少し大胆な音律を試してみることにしました。 ★演奏に若干手を入れました(少し遅くして、イネガルっぽい乗りをつけています) ★各音律のA音を440Hzに合わせています ★五度圏サークル図のセント値は、概数です ...続きを見る

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2011/01/26 05:50
F.クープラン「神秘の障壁」と音律
F.クープラン「神秘の障壁」と音律 フランソワ・クープランのクラヴサン曲集第2巻、第6オルドルの「神秘の障壁」を打ち込んでみました。 何度も繰り返されるロンドー部分は白で、挿入されるクプレ(3つあります)は、黄色・ピンク・水色に楽譜を色分けしたムービーです。↓↓↓ ...続きを見る

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2011/01/11 19:36
オイラー純正律で「調子の良い鍛冶屋」
ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」を打ち込んで、オイラーの純正律で演奏してみました。 ...続きを見る

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2010/12/12 19:37
中全音律と平均律・実験
前回アップしたスヴェーリンクのトッカータハ長調は、音源Roland VSCを中全音律にチューニングして演奏しています。 つまり現代の鍵盤楽器で一般的な、十二等分平均律ではありません。 ...続きを見る

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2010/10/20 14:54
バイエルで弾ける!?スヴェーリンク
確か高校生の頃、NHKの「名曲アルバム」で、スヴェーリンクの鍵盤曲「我が青春は過ぎ去りし」を初めて聴き、その題名と古風でわびしい曲調が、とても印象に残りました。 漠然と「バッハよりもずっと昔の曲」と覚え、そういう中で最初に好きになった曲かもしれません。 しかしまだ当時は、バッハより古い時代の音楽なんて、誰が何をしてたのかサッパリ知りませんでした。 家にも、そんなレコードは全くなかったし。 ...続きを見る

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2010/10/15 23:11
亜流で悪いか!?ライネッケ
似たようなものが2つあると、そうのうち一方だけが残って、もう一方は(それほど悪くなくても)ほとんど忘れられてしまうことありますよね。 今日はそんな作曲家の1人、カルル(カール)・ライネッケ(1824〜1910)のお話です。 ...続きを見る

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2010/07/24 00:53
人気ビミョ〜?のグルリット、バロック風ピアノ小品
さて、シューマン〜ブルグミュラー〜チャイコフスキー・・・と、有名どころの初心者向け曲集の話題が続いた「鍵盤の小箱」テーマ、この辺から徐々にコアな(笑)世界へと奥の細道を進んでまいります。 私としては今までのは単なる前座で、これからが本番て感じですね〜♪ ...続きを見る

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2010/07/10 13:38
チャイコフスキー「子供のためのアルバム」
ブルグミュラー25の練習曲と同程度のテクニックで弾け、シューマン・ユーゲントアルバム風のピアノ曲集として日本でも人気があるものに、「チャイコフスキー/子供のためのアルバム」があります。 標準教材ではありませんが、ピアノをやっている人なら大抵、この曲集から何か弾くのではないでしょうか。 ...続きを見る

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2010/06/21 03:46
ブルグミュラー「バラード」
このブログでは、普通に有名な曲は扱わないことにしてるので、「鍵盤の小箱」テーマでブルグミュラーを取り上げるのはやめておこう・・・と思ってたんですが、やっぱりこれを出さないと他もやりにくい(笑)ので、登場させることにしました。 ...続きを見る

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2010/06/05 15:24
記念イヤー、シューマン苦戦中
今年生誕200年のショパンとシューマン、この2人なら私は断然シューマン派なのですが、世間の盛り上がり方を見ると、完全にショパンの勝ちのようです。 ...続きを見る

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2010/04/04 05:48
「アルベルティ」を打ってみた
今さらですが、今年生誕300年でメモリアルイヤーになる作曲家を、もう1人見つけました。 つまり、ペルゴレージやフリーデマン・バッハと同じ、1710年生まれかも?の人です。 かも?とは、生年が1710年頃ってなってるから。 でも1709年頃や1711年頃でなく、1710年頃なので今年祝ってあげましょう。(笑) その作曲家とは・・・・・・ ...続きを見る

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2010/03/20 22:23
新鮮!バルトーク「どんちゃん騒ぎ」
当ブログでは、バロック音楽とその前後の時代を中心に話題を拾っていますが、この「鍵盤の小箱」テーマ(マイナーな曲や「子供・初心者向け」として、不当にないがしろにされている鍵盤の小曲に、愛の?光を当てる)では近現代作品も積極的に扱っていきたいと思います。 それはむしろ近現代作品に、技巧的には易しいが面白い曲がたくさんあるからです。 ...続きを見る

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2010/03/01 18:43
フリーデマンの「春」は真作なのか?
今年生誕300年、フリーデマン・バッハの話題が続きます。 ...続きを見る

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2010/02/10 03:25

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