テーマ:ヘンデル雑感
古楽の公演はほとんど無いですが、今年もラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日音楽祭」に行って来ました。
4日1時半頃の様子です。 ↓
今年は2日と4日に、それぞれ2公演ずつ。
(公演番号 123、 166、 322、 326)
どれも音楽的には「まあこんなものかな」的印象でした。
生でピアノを聴くなら、単なる楽器の音を超えた何…
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以前紹介した、ツェンチッチのヘンデル・アリア集が素晴らしくて、ずっと暇さえあれば聴きながらあれこれ考えているのですが・・・
今までカウンターテナーって、普通の男声・女声の歌手と比べて「中性的」な面や「第三の声種」みたいな点がウリだったと思うわけです。
例えば、男臭さ全開の19世紀オペラ系テノールに対して、カウンターテナーは適度に…
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8月にこちらの記事で、バロック・ハープ奏者として、マーラ・ガラッシが好きなんだけど・・・と、暗にヘンデルのハープ協奏曲(HWV 294)を録音してくれないかなぁ・・・みたいなことを書いたのですが、ほんとに彼女のCDが出ると分かりました!
HMVの紹介記事がこちらに
バロック・ハープ(二弦列のダブル・ハープと、三弦列のトリプル・ハ…
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イタリアのバス・バリトン、ダルカンジェロのヘンデル・アリア集で、「オンブラ・マイ・フ」(Ombra mai fù)が、さすがネイティブ!の歌唱&演奏だと書きました。
オケもイタリア語で演奏してる・・・って、一体どういうこと?と思う方もいると思うので、説明します。
まずこの曲の歌詞、最初の2行はこうなっています。
赤い…
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東京丸の内の東京国際フォーラムで5月3日~5日に開催された、ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日音楽祭」に、4日と5日行って来ました。
「バッハとヨーロッパ」がテーマの今年、ホールA(5004席)とホールC(1490席)では、連日バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」の大曲が、プログラムに組まれていました。
それに混じ…
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何故か学校の音楽室にズラリバン!と貼ってある、作曲家の肖像画。
実は一種の「教材」として、まとめて販売されているんです。
例えばこういう商品 ↓↓↓
http://www.kyogei.co.jp/publication/syohin/portrait.html
上記の商品では、「基本セット」と「オプションセット」があり…
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先日書店で、三省堂の「オペラ・ハンドブック」の改訂版が出ていたので、中をパラパラとめくってみました。
オペラの基礎知識から、歌手の紹介、名作の解説まで、とりあえずこれ1冊でオペラに関して一通りのことがわかる、便利な本です。
オペラ・ハンドブック三省堂 Amazonアソシエイト by ウェブリブログ
ただ、他のオペラ本でも同…
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ヘンデルは20余のオラトリオを作曲しています。
しかしその中で「メサイア」だけが圧倒的に有名で、他の作品はかなりクラシック音楽を聴いている人でも、題名さえ知らないか、良くて「ちょっと聴いたことがある」程度なのが普通です。
この事実をもって「メサイア以外は駄作なのでは?」と思う人がいても当然でしょう。
しかし実際は、全くそうではあり…
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昨日競馬の有馬記念をテレビで見ていたら、レース後の表彰式でおなじみの旋律「ソーミーファソードー、レミファソファーミーレー♪」が流れていました。
御存じの方もいると思いますが、この有名な「表彰式の音楽」は、ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」の第3部、「見よ、勇者は帰る」(See, the conqu'ring hero come…
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2009年はヘンデルの没後250年に当たるので、こういうブログをやっていますが・・・。
実は(御存知の方も多いと思いますが)、2009年は「ハイドン没後200年」「メンデルスゾーン生誕200年」でもあります。
この種のメモリアル・イヤー、「生誕」と「没後」では「生誕」が(ランク的に)上、50年単位と100年単位では100年単位の…
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