テーマ:階名と移動ド♪

目次【階名唱で和声的・旋律的短音階】

【階名唱で和声的・旋律的短音階】シリーズの目次ページを作っておきます。 ◆序 歌う時のソ♯とファ♯のシラブルについて ◆第1回 和声的短音階で、臨時記号にシャープを使う場合 ◆第2回 和声的短音階で、臨時記号にナチュラルやダブルシャープを使う場合 ◆第3回 和声的短音階の唱歌を歌ってみよう! ◆第4回 旋律的短…

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まとめ【階名唱で和声的・旋律的短音階】

では今までのまとめとして、ベートーヴェンが編曲したウェールズとスコットランドの民謡を視唱してみましょう。 今までのことが身についていれば、階名で音取りできるはずです。 自力で歌ってみてから、音源で答え合わせをしてください。 (今回の楽譜は原譜通りの調で、音域的にやや高いかもしれませんが、視唱の際は都合の良い音高で歌って構いません)…

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番外補足【階名唱で和声的・旋律的短音階】

楽典では旋律的短音階は、下行に自然的短音階を用いるとされています。 ですが実際には、下行もラソ♯ファ♯ミ…とソ♯やファ♯を使っている例がかなりあるんですね。 たとえばこちら、ラモーの「第1リゴドン」の4&11小節目がそうです。 もしかしたらこの下行パターンは、和声的短音階でソ♯⇒ファの増2度下行が不自然だから、ファも半音上げて…

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第5回【階名唱で和声的・旋律的短音階】

旋律的短音階では調により、階名ファ♯とソ♯の音が異なる臨時記号の組み合わせで記譜されることがあります。 ラからミに下行してまたラに戻る音型で見てみると… ト短調は↓ 嬰ト短調だと↓ いずれも自然的短音階の状態でファやソに調号が付いているか無しか、付いているならシャープかフラットか?の各事情でこのような記譜になるのです。 …

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第4回【階名唱で和声的・旋律的短音階】

和声的短音階のソ♯に、さらにファ♯も加えて、旋律的短音階を歌ってみましょう。 実際に歌う際の、ファ♯のシラブルについては、こちらの記事を御参考に。 (「フィ」以外やシラブルを保留して鼻歌でも構いませんが、ファもファ♯も「ファ」と歌うことだけは避けてください) まずここで、今までの自然的短音階、和声的短音階との違いを確認するために、…

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第3回【階名唱で和声的・旋律的短音階】

それではいよいよ和声的短音階の「曲」を歌ってみましょう。 もちろん、聴いたことがない曲を楽譜(と階名)だけを頼りに歌うんですよ♪ 課題はこちらの記事で紹介している、大正時代の唱歌集から持ってきました。 2曲とも海外の旋律に、日本語の題名と歌詞を付されて載っています。 なお各楽譜は、強弱記号等を省き、原調では(たぶん)高すぎる…

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第2回【階名唱で和声的・旋律的短音階】

前回の課題1(ニ短調)と、それをヘ短調に移調した楽譜を比べてみます。 〈ニ短調〉 〈ヘ短調〉 ニ短調でシャープが付いていた音に、ヘ短調ではナチュラルが付いている…!? そうなんです、調号によって半音下がっている音を半音上げる時は、シャープでなくナチュラルを使うんですね。 ヘ短調では階名でソになる音が変ホ音(E♭)で…

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第1回【階名唱で和声的・旋律的短音階】

ではまず、和声的短音階の簡単な課題を階名唱してみましょう。 歌う際のソ♯の読み方(シラブル)については、前回の記事を参考にしてください。 重要なのは、音符をシラブルに直すことではなく音程が取れることなので、ソ♯のシラブルを保留にしておきたい方は、ソ♯の箇所だけ鼻歌?でも結構です。 いずれにせよ、ソもソ♯も「ソ~♪」と歌うことだけは…

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序「階名唱で和声的・旋律的短音階」

お待たせしました、超「階名(移動ド)唱」マスター法の続編、和声的・旋律的短音階を階名で歌ってみるシリーズを始めます。 自然的短音階ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ(シ-ドとミ-ファが短2度、他は長2度)のソを半音上げ ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ♯-ラ としたのが和声的短音階、さらにファ-ソ♯の増2度の不自然さを避けるため、ファも…

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【まとめ】「音並べ」から卒業しよう~ピアノ「固定ド奏」からの脱却

楽譜を元に楽器演奏するということは… ・楽譜⇒音楽をイメージ ・イメージした音楽⇒楽器の操作(音楽の演奏) この矢印「⇒」部分の回路構築こそが、楽器習得のキモなのです。 楽譜が読めない&楽器経験もない全くの初心者の場合、それら音楽的スキルが無いので、学習や訓練・練習で少しずつ身につけ、スムーズに行えるようにしなければ…

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音階練習で階名が聴こえてくる!?~ピアノ「固定ド奏」からの脱却【3】

楽譜を音程読みしながら、手元を見ないでピアノを弾くために、ぜひやっておきたい基礎練習があります。 はい、それは音階練習♪ 前回の記事で書いた「隣の音」は、楽曲のその部分が何調かによって違ってくるからです。 音階練習は、指慣らしやテクニックの養成だけでなく、楽典の勉強、耳の訓練でもあり、音楽の基礎と言えます。 もちろん、手元を見な…

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重音や和音を読むコツ~ピアノ「固定ド奏」からの脱却【2】

音符を一つ一つドレミに直す方法では「和音は音が多いから読むのが大変、楽譜を見ながら弾こうとしても和音のところで止まってしまう」になりますね。 しかし音程読みでは、個々の音符が示している音高よりも、音の動き方に着目するのでした。 では問題♪ 以下の楽譜、最初の大きな跳躍の後、両手とも和音が並んでいますが、どのように楽譜を「見たら」簡単…

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ドレミに直さず楽々弾ける~ピアノ「固定ド奏」からの脱却【1】

特定の鍵盤や音符に張り付いていたドレミ(いわゆる「固定ド」)を解放し、楽譜を見ながら楽々ピアノを弾く方法を紹介します。 注)リズムに関しては後に回し、弾く鍵盤の特定についてのみ考えます 基本的な考え方はこちら↓↓↓ 大部分の音符について… 今まで) 音符を 1つ1つ  ドレミに 直す これから)音符を 比べながら …

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【序の2】ピアノ「固定ド奏」からの脱却~ドレミの解放に向けて

前回考察したピアノの「固定ド奏」におけるドレミ、実は音楽とは関係の無い、音符と鍵盤を紐付けする単なる記号でしかありません。 すなわち ──── ◆「音符位置⇒ドレミ」の変換作業は、音楽的能力とは別のもの ◆直したドレミから何ら音楽がイメージされていない  (イメージ無しで鍵盤を押し、出てきた音を聴いているだけ) ◆「固定…

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【序の1】ピアノ「固定ド奏」からの脱却~ドレミの解放に向けて

階名用に考えられたドレミを、音名のように使う「固定ド」教育について苦言を呈すると、ありがちな反論に「器楽指導に必要」というのがあります。特にピアノは「固定ド」じゃないと教えられないとか何とか。 最初私は、その意味が全く分かりませんでした。(子供の時からピアノ弾いてるけど、ドレミなんて一度も使ったことがないのに…) 「固定ド」を使…

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【階名連打】も面白い♪♪♪

前回の「階名伸ばし」に続き、階名連打というのも考えてみました。 曲の冒頭や主題の初めで、同音が5回以上連続する曲を探し、その階名(連打後の続きを含めることも)を考え、曲名当てクイズにするものです。 いつの間にかツイッターで#階名連打のハッシュタグもでき、階名仲間でワイワイ楽しんでいます。 同音が5回以上連続する曲を思い出すのは…

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やってみよう♪【階名伸ばし】

最近ハマっている音楽暇つぶし、それが階名伸ばしです。 何じゃそれ? はい、ある特定の階名を長ぁ~~~~く伸ばして歌い、その続きが脳内自動再生されるのを楽しむ遊びです。 ある程度階名音感が身についた人なら、どなたでもできますよ。 例えば ─── 長音階の「ソ」をイメージして「ソーーーーーーー…」 (階名なので自分の歌いやすい…

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ららら♪クラシックの「固定ド」があまりに酷い件

ついにNHKに意見いたしました… Eテレ「ららら♪クラシック」は、今までもたびたび楽曲の解説で「固定ド」が使われており、楽しく見ているとそこで急に不愉快になるので、最近はあまり視聴していませんでした。 しかし先日10月19日(金)のバッハ《ゴールドベルク変奏曲》の特集は、曲目とゲストの名前から「固定ドが出る」と予想できていたので…

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「音源」は自分でソルフェージュ♪もちろん階名で♪

少し前、Youtubeの私のチャンネルに英語のコメントが入りました。キャサリン・ロリンのとある曲を弾いて欲しいと言うのです。 楽譜も持っており、簡単な曲なのでOKし、数日後に録音をアップするとすぐに御礼のコメントが来ました。 曰く「この曲の練習で苦戦していたけれど、これでどんな感じの曲か分かったので、本当にありがとうございました!」…

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「固定ド」教育を状況別に考察

ドレミを使った階名教育の障害となっている「固定ド」教育に関し、状況を少し細かく分けて、その背景や問題点を考察してみました。 注)以下、★ ★ ★の部分まで「ドレミ」は「固定ド」のそれを指します 【固定ド唱】 ・楽譜をドレミで読みながら、その音高で歌うこと ◆何調でも読み方が同じで、簡単だから普及? ◆ハ長調ばかり階名唱…

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階名パワー全開♪♪松下耕《合唱のためのエチュード》集

階名(移動ド)を全面的に採用し、音の機能や性格を踏まえて美しいハーモニー作りに役立てようという、全6巻・100曲からなる合唱曲集が刊行中です。(現在4巻まで) シリーズ全体の手引きがこちら。 合唱のためのエチュード 導入書 演奏のための手引きパナムジカ 松下耕 Amazonアソシエイト by 私はこれに加えて、とりあえず「初…

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階名と暮らして50年!?

私が自分で楽譜を読んでリードオルガンを弾き始めたのが小学校3年の春頃、その時すでに階名音感だったことが確実なので、そろそろ階名と暮らして50年ということになります。(年齢バレバレw) 半年ほどのカワイ音楽教室のグループレッスンを途中に挟んで、幼稚園~小学校1年の冬まで習っていたピアノは、メトードローズやバイエルが教材でしたが、全く…

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「正しいドレミの歌い方」で、音楽が分かる♪歌える♪

階名(移動ド)を使って、楽しく&分かりやすく読譜や楽典の勉強ができる本が出ました! その名も正しいドレミの歌い方! 正しいドレミの歌い方 楽器がなくても楽譜は読める!アルテスパブリッシング 鳴海史生 Amazonアソシエイト by 今まで当ブログのテーマ「階名と移動ド♪」を読んでいただいている方ならお分かりでしょうが、「正し…

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「赤城の子守唄」~四七抜き短調の名曲(2)

この歌は忘れていましたが、昭和歌謡のメロディー譜を見ながら視唱しているうちに「ああ、聴いたことある!」と、テレビの懐メロ番組で直立不動で歌っていた東海林太郎さんの姿と共に、思い出したものです。 《赤城の子守唄》(昭和9年) 作詞:佐藤惣之助、作曲:竹岡信幸、唄:東海林太郎 曲の背景などはこちら(Wikipedia)をどうぞ…

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「東京行進曲」~四七抜き短調の名曲(1)

私が短調の階名を練習するのに使った、四七抜き短調の名曲を何回かに分けて紹介しようと思います。 西洋の自然的短音階「ラシドレミファソラ」の4・7番目「レ・ソ」が無い、「ラシドミファラ」の5音からなる音階ですね。 戦前・戦中・戦後しばらくまで、大衆的な人気を得た短調の歌に、非常に多く使われています。 《東京行進曲》(昭和4年) …

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「短調の階名」矯正記

短調の階名は主音をラとして「ラシドレミファソラ」なのですが、私が数年前に古い唱歌の本で視唱を試みた時には、音は短調曲でも難なく取れるのに、その際の階名はなぜか主音がドになっていました。 短調に関して、そういう階名教育や訓練を受けたわけではないのですが…。 自分の場合どうも原因は、長調の階名における「ドが主音」「ソが属音」という音…

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ついに出た!「階名唱 77のウォームアップ集」

階名唱(いわゆる「移動ド」唱)の基礎練習に特化した教本が出ました。 著者は「固定ド」音感者のための「移動ド」習得・ソルフェージュ講座の大島俊樹さんです。 ★購入方法などはこちらを御覧ください。(自費出版です) さっそく歌ってみましたので、感想とあわせて紹介しますね。 階名学習用に作られているため、通常のソルフェージュ課題集と…

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「固定ド」はイタリア音名でなく、フリガナ音名である

階名(移動ド)学習の障害となっている「固定ド」音名を使った音楽教育を批判すると、「固定ド」はイタリア音名だからと反論されることがあります。 しかし日本の「固定ド」がイタリア音名と別物だということは、こちらのサイトの記事にもあるように明らかです。 これについて、自分でもう少し考えてみました。 何かもうひと押し、「固定ド」陣営?にガツ…

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読んで歌おう~講談社文庫「日本の唱歌」(上・中・下)

臨時記号なしの旋律が多く、楽譜を階名(移動ド)で読みながらある程度音が取れるようになった人が、練習として歌うのに最適です。 ★日本の唱歌[上]~明治篇(163曲) ★日本の唱歌[中]~大正・昭和篇(178曲) ★日本の唱歌[下]~学生歌・軍歌・宗教歌篇(138曲) よほどの唱歌通か年配の人でなければ、知らない曲の方が多い…

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森の水車~思い出したぞ階名入りの歌(2)

昭和の流行歌についてあれこれ考えていたら、ファミレドシドレミファ~♪という階名が歌詞に織り込まれている森の水車(作詞:清水みのる 作曲:米山正夫)を思い出しました。 昭和17年に女優・高峰秀子の歌でレコード発売されましたが、曲調が英米的で時局にそぐわないと発禁処分になってしまいました。荒井恵子のラジオ歌謡や、並木路子のレコ…

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