電子ピアノで一人連弾♪

電子ピアノの演奏記録・録音機能を使うと、一人でも連弾を楽しむことができるのでやってみました♪
原則セコンド(低音パート)を先に記録し、それを聴きながら上に乗っけるような感覚で、プリモ(高音パート)を演奏します。
具体的な方法は機種によって違うと思いますので、取扱説明書を御覧ください。
先に記録したセコンドを遅いテンポで再生しながらプリモを弾くなどの、便利な練習方法も可能なはずです。

弾いてみたのは、こちらで紹介している池田奈生子さんの、色をテーマにした24調による連弾曲集 Duets in Color からの2曲です。
長調・短調で分けた2分冊で出版されており、今回は前者から選びました。
楽譜の購入はこちら

変ホ長調:カラフル・リフレクション

プリモが旋律&セコンドが伴奏という役割が、ほぼ固定している連弾です。
セコンドは指的にはまあまあですが音がかなり複雑に動いているため、中級前半くらいの人でないと難しいかも。しかも伴奏に徹しているせいか、ソロ曲と比べて最初は練習しづらかったですねえ。
プリモは旋律をユニゾンで弾く箇所が多く、初級後半でも弾けるでしょう。
Aメロ、Bメロ共に、ポップで明るい池田メロディー全開♪の楽しい曲です。

ニ長調:スカーレット・ハート

こちらはAメロと間奏、後奏の一部にセコンドが主役になる箇所があり、伴奏部分との弾き分けが要求されます。
実はこの連弾を練習する前に、池田さん自身によるソロ編曲版を弾いていたため、両パート共に割と短時間で録音にまで持っていくことが出来ました。
「カラフル・リフレクション」ほどプリモとセコンドに難易度の差は無く、どちらも初級後半くらいで行けると思います。
サビに当たるCメロを弾くのがサイコーに楽しい曲でした♪

さて、(一人)連弾してみて気づいたこと。
セコンドの右手は(旋律を担当する箇所以外は)内声&和声充填だから、相当控え目に弾くくらいでちょうどいいんですね。
ソロは旋律的な曲だと、左:右が4:6から3:7くらいで弾いているのが、連弾のセコンドでは7:3くらいになるでしょうか?
左右のバランスがほぼ逆転!

音量だけでなく音質・音色も、セコンドの右手は周りに溶け込んで馴染むようなものが求められます。
バスを担当する左手も、曲の山場でフォルテになってもソロの時の7割程度のパワーで十分です。
…と分かってはいても、個々の曲によって微妙に加減が違います。
先に記録したセコンドにプリモを合わせてバランスを見てから、もう一度セコンドをやり直して…と何回か繰り返さねばなりませんでした。

連弾は一般に、上手い方の人がセコンドをやるとされていますが、それはセコンドが譜面的に難しくなっている場合が多いだけでなく、ソロ演奏時とは全く異なるコントロールが要求されるからでもあるようです。
別の言い方をすれば、そのような技術を学ぶ良い機会になるでしょう。

なおどちらの曲も一人連弾で「合わせる」都合上、曲の冒頭やリタルダンドの箇所など、プリモの一部をセコンド演奏時一緒に弾いた箇所があります。
また楽譜のページ数が多くなるので、譜めくりも悩ましい問題です。
事前に楽譜をよく検討し、合わせやすい曲を選ぶのもコツですね。
工夫次第で、かなりの連弾曲が一人でも楽しめると思います♪

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この記事へのコメント

2020年08月27日 15:01
ひとりデュオは当方も時々やりますが,
やはり途中のリタルダンドの部分など課題が残り,
諦めることもあります。
いずれも楽しい曲で,一見すんなり行っている様に聞こえますが,ご苦労あるものと推察します。

このコロナ禍で音楽関係者の対応はオンライン・リモートのパフォーマンスです。慣れない音響機器を使ってのそれは中々大変なものだと思います。やはり音の遅れ・ズレはいかんともしがたく,オンラインでリアルタイムで合わすのはまず無理。こちらのようで多重録音をやるのが最善手段の様ですね。むろんそれでも音ズレの苦労はありますね。

元の曲は,一人多重奏やオンライン合奏など想定していませんから,それなりの工夫が必要ですね。あまりやりたくない方法にメトロノームを入れる(後でそのトラックは消す)方法がありますが,ポップスだとドラムスが合わせる役目なんでしょう。レコーディングも重ねていく手法ですから,ポップスは強いでしょうね。

クラシック界でもバーチャル多重奏を想定した曲が出て来るかも?知れませんが。
REIKO
2020年08月27日 22:41
Enriqueさん、コメントありがとうございます。

>途中のリタルダンドの部分など課題が残り

最初に合わせてみる時、そこはどうしても上手く行かないんですが、何度かやっているうちに段々「合って」くるようになりましたね。
点で合わせようとしないで、流れをつかむ&流れに乗る感じでしょうか。
先にセコンドを練習する時に、プリモがやってることをイメージしておくのも大事ですね。
でも他人の録音に合わせるよりずっとラクだと思いますよ。「自分のリタルダンドなんだから、絶対合わせられるはず」と思ってやっていました。

>コロナ禍で音楽関係者の対応はオンライン・リモートのパフォーマンス

リモートや多重録音、ほんとに増えましたね!
Youtubeでちょっとそういうのを見ると、たちまちおすすめ動画が分割画面のサムネイルで埋まります。
音楽関係者のエネルギーを感じると同時に、どこか痛々しくもあり、早く以前のように演奏できる日が戻ることを祈っています。

>ポップスだとドラムスが合わせる役目なんでしょう

そうでしょうね。
以前、打ち込みをやっていた時に思ったのは、ポップスは下手にテンポをいじるとおかしいということでした。
とにかくドラムは時計のようにきっちり叩く、ですね。
「ポップスにリタルダンドなし」(あってもせいぜい曲の終わりくらい?)と言ってもいいかも。
記事で取り上げた池田さんの曲はポップス調ですが、途中リタルダンドやテンポの変化が結構あり、そういう点はクラシック音楽的なのだと思います。