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zoom RSS 【序の1】ピアノ「固定ド奏」からの脱却〜ドレミの解放に向けて

<<   作成日時 : 2018/11/08 21:55   >>

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階名用に考えられたドレミを、音名のように使う「固定ド」教育について苦言を呈すると、ありがちな反論に「器楽指導に必要」というのがあります。特にピアノは「固定ド」じゃないと教えられないとか何とか。
最初私は、その意味が全く分かりませんでした。(子供の時からピアノ弾いてるけど、ドレミなんて一度も使ったことがないのに…)

「固定ド」を使った楽器演奏である固定ド奏を定義すると、こうなります。
1.楽器操作とドレミを関連付けておく
2.楽譜の音符を逐一ドレミに直す
3.1と2を併用して、楽譜を演奏する

 ◆上記ドレミはいずれも「固定ド」
 ★こちらの「固定ド」教育に関する考察記事もご参考に

これがピアノでは具体的にどうなるのか、まとめてみました。
どうもこんな感じらしいです↓↓(譜例はブルグミュラー《無邪気》)


まず「固定ド」なので、五線上の音符位置から自動的にドレミが決まります。
これは音楽的能力とは全く関係のない、単純な変換作業ですから、子供なら年齢相応に、大人なら理解するのは容易です。(あとは変換速度だけの問題)
練習前に下見してある程度覚えておくか、逐一変換しながら弾きます。
(楽譜にカナ振りすると、習っている人なら先生に「音符を読む力がつかないから書くのはダメ」と怒られるのが普通)

「固定ド」教育ではハニホ音名をほとんど教えない(習っても「使わない」からピンと来ない)ため、調号が♭1個はヘ長調かニ短調…などの調名は、先生はともかく学習者側ではどうでもよく(調名が形骸化)、その代わり♭1個なら「シ」に、2個なら「シとミ」、3個なら「シ、ミ、ラ」が♭(半音下がる)などと覚えます。
♯も同様に、調号の個数によって半音上がる音を覚えますが、「何故そうなるのか」はあまり理解してないようです。
このようにして確定したドレミに対応する鍵盤を順に弾けば、音を並べることができます。

リズムの方は、頑張って自力で読み取る場合もあるでしょうが、昨今ではYoutubeで音源を探して耳コピになっている人も多いと思われます。
なにしろ日本では(米国とは違い)、幼児・子供の入門〜初級前半を除けば、皆が同じような教材・楽曲でピアノを習っており、音源が見つからず困るなんてことはまずないでしょう。
また主要な教材は、たいていプロ演奏のお手本CDも発売されています。
ポピュラーの編曲モノは原曲自体を既に知っているし、その曲に聴こえれば多少楽譜と違っていても構わないので、まあテキトーでも構いませんね。

練習の初期段階は「譜読み」と称して鍵盤を探しながら弾くため、視線が楽譜と手元を行ったり来たりする、手間のかかる作業となります。
または短い単位でドレミを丸暗記してから、手元だけを見て何度も弾き、手指が覚えたら次…とやる人もいるようです。
当初はゆっくりでも、練習しているうちに徐々にテンポが上がり(というか、上げなければならないのが通常)、演奏の速さが音符をドレミに直す速度を超えるようになると、もう楽譜を見ながら弾けないので暗譜が演奏の絶対条件になってきます。
注)大人・子供を問わず、「楽譜を見ながら弾けない(=暗譜で弾くしかない)」人が多数いる理由がこれ。
とにかく弾いて覚えて覚えて弾いて…練習、頑張ります!!!

まあでも人間は同じ動作を何度も繰り返していると、体に必ず定着しますから、よほど難しい曲を選んだのでもない限り、そのうち何とかカタチになるんですね。(これは本当です!)
その後しばらく弾き込めば、そこそこセンスのある演奏ができる人もいるでしょう。
さてようやく1曲仕上がりました。すぐに次の曲を決めて練習開始です。
また音符を逐一ドレミに直しながら譜読み…大変だけど、頑張ろ♪

……以上の繰り返し

大人になってからピアノを習い始めた、または子供の頃に初級程度で止めてしまいその後再開した人達の練習記録ブログや、そのコメント欄、入門ピアノ教本および大人ピアノ学習者向け指南書などを総合すると、こんな感じなんです。
で、こうしてまとめてみて、私は心底驚きました…!

「固定ド奏」って、す…スゴい!!?
楽典の知識もソルフェージュ力も、なぁ〜〜んにも要らない!
音楽のことが何も分からなくてもピアノが弾けるんだ!!
そのかわり、日本人の大好きな?「気合」と「根性」で「一生懸命頑張る」んだわ!?
こりゃあ人気?が出るのも当然〜〜!?(続く)

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コメント(11件)

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>「固定ド奏」って、す…スゴい!!?
>楽典の知識もソルフェージュ力も、なぁ〜〜んにも要らない!
>音楽のことが何も分からなくてもピアノが弾けるんだ!!
>そのかわり、日本人の大好きな?「気合」と「根性」で「一生懸命頑張る」んだわ!?
>こりゃあ人気?が出るのも当然〜〜!?

ホントこれw
ただの横着を美化するんだから恐ろしい脳ミソですw
もっと素直に迷ったり、試したりすれば良いのにと思います。
大人になると妙なカッコつけマンが増えて鬱陶しいです。
ゆう
2018/11/23 19:43
と言ったもののやっぱり音名も使う気がする・・(^o^)

なんか五線譜の在り方そのものを変えた方が良いような気がする。
ドの位置は今まで通りでキーの示し方を変えるとか。

発言すると後で大体取り消したくなりますね!('ω')
ゆう
2018/11/25 00:02
ゆうさん、コメントありがとうございます。

>やっぱり音名も使う気がする
はい、私も「多少」ピアノの読譜に音名を使いますが、CDE(ドイツ音名)ですね。
ドレミ(いわゆる「固定ド」)は正しい音名ではないので。
(楽典にそんな音名は存在しません)

>五線譜の在り方そのもの
ちゃんと音楽の勉強(楽典、セオリー、ソルフェージュなど)をすれば、現状の五線譜で何も困らないのですが、何も勉強せずに「音符の位置をドレミに直す」ことを楽譜を読むことだと勘違いしているから、色々な問題が起きているのだと思います。
「楽譜が読める」⇒「音楽がイメージできる」であって、ドレミに直すことではないのですが。
REIKO
2018/11/25 17:39
>「楽譜が読める」⇒「音楽がイメージできる」であって、
>ドレミに直すことではないのですが。

それは分かってるつもりです。ここの記事で読んだので。
楽譜を読むと各音が階名で歌えて(聴こえて)頭にメロディが流れる状態ですよね?

フレーズ分析をするのに一番簡単な方法はなんだろう?って考えながらコメントしたので
『五線譜の在り方そのものを変えた方が』なんて書いちゃったんです。
(読譜の話から脱線してましたね)

キー毎の主音の位置『も』無くしたいと思って。
(音域とか音楽性みたいな事は完全に度外視してます)
ゆう
2018/11/26 00:18
あれこれ書こうとしてみたんですが、
うまく伝わらなさそうな上に話が脱線しちゃってるので、
コメント消して置いてくれると助かります><
ゆう
2018/11/26 00:48
>キー毎の主音の位置『も』無くしたいと思って。
【訂正】キー毎の主音の位置の変化『も』無くしたいと思って。

書き間違えとかそもそもの文章力とか・・
自分で編集/削除出来ないと困っちゃう;;
ゆう
2018/11/26 01:06
連投で済みません。自分なりに整理してみました。


◆まず僕はピアノではなくてギターです(勉強するのに触りはしますが、ピアノの都合には疎いです)。

◆まだ初心者で、学習中の身です。


指板だと階名の良さは分かり易く、頭で歌いながら音を弾くようにしてるんですが、
階名を使うにあたっていくつか疑問があって、
(疑問=自分にはまだわからないの意味で、階名に対する否定的な意味ではないです)

ひとつはコード名はどう捉えるべきか?で、

1.音名からディグリーネームを感じ取る
2.階名を利用する

【1】でも良いのかもしれないですが、
【2】の方が頭の中がスムーズになる気がして【2】にしたいんです。
ゆう
2018/11/26 14:52
【続き】
でも、『Do△7、Rem7、Mim7..』だと違和感あり過ぎて、
便宜的にどのキーでもCを基準に考えるようにして、Cの音名を当てて捉えてみてるんです。
(ディグリー表記は使わず、キーがF#でもT△7をC△7と書いている)
(T/Wと書いてあるよりC/Fと書いてある方が構成がイメージし易い気がするので)

階名の使い方も、もコード名との差を埋めたい意味もあって、
『Do, Re, Mi』ではなく、『C, D, E(キーCの音名を階名に利用してます)』

でも転調や借用和音で他のキーの名前を使う時に困っていて、
どのキーでも便宜的に基準をCに置いてるのだから、Cからの相対で捉えてるんですが、
(キーF#からキーEに転調する時、キーCからキーB♭に転調した、と捉えている)


・・結局どうしようか分からず終いなんですが、それもあって、

『どうせ階名を使うのに、何故音の絶対的な高さを示す五線譜に書く必要があるんだろう?』
『楽譜が初めから階名で書かれている前提であれば、キー毎に7種類の読み方をする必要も無いのに』
『キーによる差異を楽譜に示すべきじゃない気がする、五線譜を変えれば良いのに><』と思った訳です。
ゆう
2018/11/26 14:53
ゆうさん、再コメントありがとうございます。

まず「音名」「階名」は、それぞれ表すものの性質が違い、どちらも音楽に必要なものだということです。
確かに、キーと階名譜(実際に、文字譜などが考案されています)を示せば、多くの場合それで演奏はできます。
しかし階名は無調音楽には使えないので、その際は音名(=音高)で示す方法しかありません。

なお、数字などを使い階名的な記譜をする楽器もあります。(二胡やハーモニカ)
残念ながら、ギターはそうならなかったわけですね。
ただ、当該楽器が演奏できない人には「読めない」記譜法ばかり乱立するのもどうかと思いますし、楽器の違いを超えて音楽の基礎勉強をするためには、五線譜はやはり便利なものです。(だから長い間使われているのでしょう)
REIKO
2018/11/26 21:54
Jazzギター講師の方に「階名でコードを扱う」という方が居たので自分なりに試してみてるんですが><

とりあえず何がヒントになるか分からないし、
【合唱のためのエチュード 導入書】と【正しいドレミの使い方】を注文して今日届きました。

長々と失礼致しました。ありがとうございました><
ゆう
2018/11/26 22:17
合唱のためのエチュードは旋法が明記してあって参考にし易そうです。
旋法の勉強してる所だったので丁度良かったです。(棚ぼた)
ゆう
2018/11/26 22:46

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