ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱

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zoom RSS 「音源」は自分でソルフェージュ♪もちろん階名で♪

<<   作成日時 : 2018/10/15 22:24   >>

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少し前、Youtubeの私のチャンネルに英語のコメントが入りました。キャサリン・ロリンのとある曲を弾いて欲しいと言うのです。
楽譜も持っており、簡単な曲なのでOKし、数日後に録音をアップするとすぐに御礼のコメントが来ました。
曰く「この曲の練習で苦戦していたけれど、これでどんな感じの曲か分かったので、本当にありがとうございました!」ということでした。
はあ〜〜ん、なるほど!参考音源が欲しかったんですね!
確かに、どんな曲か知っていれば練習は断然ラクで、当該曲がYoutubeに無く困っていたようです。

さて件の曲とはこちらです… ★楽譜はこちらの曲集に収録



……「何かありがちな短調曲じゃないの?技術もそんなに必要なさそうだし。何に苦戦してたんだろう」と思いますよね?

実はこれ、調号が♭5つの変ロ短調(変ニ長調の平行短調)なんです!
クラシック曲だけを教材に使っていれば、技術的に中級後半過ぎでないとまず出会うことのない調ですが、米国の教育作品では比較的簡単なレベルでも「将来の予習」的にこういう曲があるのです。
コメント主さんは、どんな曲か全く知らない状態で「♭が付く音はこれとこれと…だからこの音の鍵盤はこれかな?」などと、いわゆる「譜読み」と格闘するも一向に形にならず、いい加減イヤになったのではないでしょうか。

楽譜を見て「とりあえず弾いてみる」ことを「譜読み」と言っているピアノ学習者(先生も?)はたくさんいます。
しかし本当の譜読みとは「どんな音楽かイメージすること」、つまり脳内にその曲の音源を作ることです。(細部まで緻密である必要はなく、主な旋律や基調となるリズム、大雑把な和声程度でも構いません)
もちろん「弾いてみること」もイメージ作りに役立ちますが、今回のケースのように、それ自体が厄介な場合は困りますよね。
また相当速く&上手く演奏しないと、音楽として捉えにくい曲もあります。
ですから楽器に頼らずイメージできる力(ソルフェージュ力)が重要になってくるのです。

ここで階名の出番です!
階名唱の難易度は、調号の有る無しやその数に影響を受けません。
変ロ短調だろうが嬰ハ長調だろうが、簡易な旋律ならそのままの簡単さで歌えるのです。
(著作権があるので譜例が出せませんが)このプレリュード、音楽が階名で聴こえる人なら旋律が「ミーーーレドシーラー ミーラーソーーファーー」だとすぐ分かり、その先もごくごく常套的な展開だと見(聴き)抜けるでしょう。
ということは、曲を知らない状態で楽譜を見たとしても、旋律の音程を取るのにほとんど困難はないことを意味します。

また和声もごく当たり前な部分がほとんどなので、階名でバスを読むか、少々勘(これも階名を学んでいると身につくのですが)のいい人なら旋律を歌っているだけで、もう和声が「ついてくる」はずです。
階名の守備範囲外であるリズムは大して凝ってませんから、総じてこの曲は階名ソルフェージュなら初級レベルでしかありません。
もちろん私はこのようにして脳内音源を作ってから、ピアノに向かっています。
慣れている調と比べて変ロ短調が少々弾きづらく、最初はピアノが鳴りにくいのは事実ですが、それでももう「どんな曲か分かっている」ので練習がラクですね。

ところで階名でなく(「固定ド」のような)音名ソルフェージュだったらどうでしょう?
そもそも音名から音高を即座に思い浮かべるには絶対音感がないと難しいし、一般に音名ソルフェージュは調号が増えるにつれ難易度が上がるので、変ロ短調なんてお手上げの人も多いはず。
手元の100ページほどある音大生向け新曲視唱集では、調性別に課題が並んでいる一番最後、たった2ページに変ロ短調が割り当てられているのみです。
♭する音がすぐ分かったとしても、(「固定ド」なら)「ファーーーミ♭レ♭ドーシ♭ー ファーシ♭ーラ♭ーーソ♭ーー」なる音高の羅列から旋律を捉え、和声まで見当を付けるのは、そう簡単ではないでしょうね。

楽器で音を出す前に楽譜を読んで脳内音源を作る作業、普段から心がけることでスキルがどんどん向上します。
簡単で短い曲を用意して、あるいは弾きたいと思っている曲の「出来る部分」だけでもいいからやってみましょう。
楽器を手にしてからの練習の進み具合が全然違います!
また、今までたくさん演奏して馴染みのある作曲家だと、たとえ知らない曲でも旋律や和声の癖を知っているせいか脳内音源の完成度が高くなります。
私はもうキャサリン・ロリンを40曲以上弾いているので、彼女のピアノ曲なら楽器に頼らずとも、大部分再現できちゃいますよ♪
もう脳内で楽しんだから弾かなくていいや…となる副作用まで出るのは困ったことですが!?

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