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zoom RSS メロディ・ボバー〜 FJH Music の作曲家【4】

<<   作成日時 : 2018/09/30 17:04   >>

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米国の教育音楽出版社、FJH Music の作曲家を紹介しています。
もっとも今回のメロディー・ボバー、現在は米Alfred社の作曲家として多数のオリジナル曲(集)や編曲集が出ている、人気抜群の人なのです。
どうも2000年代の後半に(専属契約?が)FJHからAlfredに移ったようなんですが、経緯の詳細は知りません。
Alfredは教育音楽出版の最大手、FJHは新興勢力なので、人気の作曲家をAlfredが高待遇で引き抜いたのかも…と私は勝手に想像しています(笑)。

私が最初にボバーを知ったのはAlfredの曲集においてで、当初は同社や Hal&Leonard社 のAクラス作曲家と比べ、だいぶ劣るなあという感じでした。
しかしFJH時代の作品を知るに及んで、「昔は結構良かったじゃん!」となったのです。
曲調が通俗的だとか派手な割に内容がイマイチとか、相変わらずの部分もありますが、総じて以前の方が創意工夫に富んでいた印象です。
(Alfredに移ってからはマンネリ&類型化が気になる)

では他者の追随を許さない(!)ボバーの勝ちパターンで書かれた2曲をお聴きください。いずれも発表会に最適です。

「ミッドナイト・ラプソディー」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


「ムーンライト・ファンタジー」 ★楽譜のダウンロード購入はこちら


ダイナミックな序奏、センチメンタルな主題、中間部分で左手に旋律が移り、主題が再現して最後に派手なコーダ ─── と、良く似た構成の両曲ですが、多様な音楽的要素を含み、要求されるテクニックも広範囲に及ぶため、「まとめ」的なレッスン教材として指導者に、また華やかな演奏効果は学習者に、双方に好まれる人気曲となっています。
特に「ミッドナイト〜」は手が小さくても弾け、聴いた印象よりずっと簡単(「ブルグミュラー終了程度」で少々頑張れば弾ける)なので、子供も含めYoutubeに大量の演奏動画がアップされています。
2001年作品でもうこんなに定着するとは、ピアノ教育作品としては異例の大ヒットではないでしょうか?

これをさらに拡大&派手にしたような「ムーンライト〜」は、同じ Late Intermedeiate のレベル表示ですが、実際は Early Advanced(日本の中級半ば〜後半程度)に近いと思います。
非常に広い音域(全88鍵の両端、短三度ずつしか余りません)を使い、オクターブの連続も多いため、子供の小さい体では難しく、手の大きさに余裕のある大人向け。(私は「余裕」がないため、少々無理をして弾いています)
それだけに豪華な響きと派手な展開で、ピアノの先生が弾いて聴かせたら、家にすっ飛んで帰って練習を始めた生徒がいたそうです。
練習嫌いの?生徒が食いつく曲というのは、先生にとっても有り難いことでしょう。

クラシック音楽派には少々通俗的な曲調が気になるとはいえ、これだけあれやこれやと盛ってまとめ上げる手腕は大したもの ─── というか、呆れるほどです(笑)。
日本の作曲家だったら、恥ずかしくてできないでしょうね。
実際、日本でもピアノ学習者や愛好者向けに多くの新作曲集が出ていますが、この手の曲は皆無と言ってよく、毒にも薬にもならないようなこじんまりとした曲がほとんどなんです。
現代ピアノの特性を生かしたダイナミックな曲を書くことにかけては、このボバーに限らず、米国の作曲家に圧倒的なセンスがあるのは明らか。
ピアノはヨーロッパ生まれですが、現在のような楽器になったのは米国での改良が大きく関係しており、米国人が好みのサウンドを求めて作曲すれば、それがピタリと楽器の特性とハマるのも当然かもしれません。

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