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zoom RSS ポピュラー音楽では階名(移動ド)が健在!

<<   作成日時 : 2016/11/08 20:01   >>

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ギタリストの方がエレキ片手に、調(キー)の仕組みについて説明しています。



音名は英語のCDE…を使い、例えばキーがC(ハ長調)の時のドレミファソラシドをそのままズラしてGから始めると、キーがG(ト長調)になると説明しています。
(非常にまとも&当たり前の説明ですが、日本のクラシック音楽教育では、そうでない説明が優勢?なんですよ)
途中、移動ドとか音程といった、階名関連の重要な言葉も出てきますね。
その後、各キーでどの音に#や♭がつくかも英語音名で説明、音名には音名用の正しい用語を使っているため、階名(移動ド)との無用な混乱がありません。

ポピュラー音楽では日本でも、初期の段階から英語音名で学ぶのが普通です。
そのため、階名ドレミファソラシドとの健全な両立が可能なのです。
たとえある時点まで階名を知らなかったとしても、途中から学ぶ際の障害もないし、すでに移動ド感覚が身についている人なら、後付で英語音名を覚えるだけなので簡単ですね。

ここ日本でもポピュラー音楽で英語音名が標準なのは、以下の理由があると思われます。

・ポピュラー音楽では必須の、コードネームが英語音名を元にしている
・楽器では(コードネームで弾く)ギターからこの世界に入る人が多い
・ある程度の年齢になってから興味を持つ人が多く、英語に抵抗が少ない


また階名(移動ド)が健在な理由としては、音名に英語が使われていること以外にも ────

・幼少期のピアノ教育などのせいで「固定ド」音名で絶対音感がついてしまった(可哀想な)人が少数派である
・独学の人も多く、(悪い)センセイから「固定ド」を刷り込まれる危険性が少ない
・(ドレミで読むと思いこんでいる人が多い)楽譜に頼らず、耳優先でスキルを磨く人もかなりいる
・歌モノが重要な位置を占める
・歌の伴奏等で移調が必要なことも多く、移動ド的な感覚がないとやっていけない


──── などがあるでしょう。
上に書いたことを全部ひっくり返すと、日本のクラシック音楽教育界(階名が瀕死状態)になるわけです。
特に「固定ド」+絶対音感の先生が多数いて、徹底した?「固定ド」教育が行われている現状(国産のピアノ教本なんてほんとに酷いです!)は、私のような天然?階名音感者からすると、信じがたい&許しがたいものがあります。
自覚はない(少し前まで私もそうでした)が階名音感の人やその予備軍は相当数いるはずで、それに合った指導を受ければ読譜力や表現力の向上、楽典の理解、ひいては作曲・編曲などにいたるまで、音楽の基礎が容易に身につき音楽的な体質になれるというのに…!

ポピュラー音楽では、自作の曲を楽器を弾きながら歌うなどの、音楽的総合力に恵まれた人が珍しくありません。
しかしクラシック音楽では「楽譜に書かれていればどんな難しい曲でも演奏できるが、唱歌程度の簡単な旋律に即興で伴奏をつけることはできない」などの、妙にスキルが偏った人が(特に音大出身者に)結構いると聞きます。
階名不在の音楽教育がその一因ではないか、と私は推測しています。
★階名音感(またはその感覚)があり、かつピアノやギター等の心得が少々あれば、与えられた簡単な旋律に対し「I」「IV」「V」を中心とした和声で伴奏付けすることは、和声理論を全く知らなくても「ほとんど本能的に」できる…と自分の経験から思います。

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コメント(2件)

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古典期のギタリスト,フェルナンド・ソルも移動ド主義ですね。鍵盤よりも親和性が高いのでしょう。ギターの指板ではシャープがフラットが幾つつくとかも考えなくても良く,ただそのままずらせば良いだけですから。五線譜で書くとそうなるというだけですね。ソルは鍵盤も弾き,音楽的素養も他のギタリストに比べ格段にありましたが,作曲家で歌曲の作曲を良くしたのもその一因かもしれません。
Enrique
URL
2016/11/10 19:24
Enriqueさん、コメントありがとうございます。

>移動ド主義
ドは調に合わせて移動するのが本来の使い方なので、ソルも別に主義などでなく、「当たり前」だっただけではないでしょうか?
バッハも例の曲集で「長3度つまりドレミ、短3度つまりレミファに関わる全ての…」と表題に続けて書いているのは、音名でなく階名です。
バッハは当然、音名にはドイツ語を使ってたわけですし。

動画の先生は「たまたま」ギターで音を出しながら説明しているだけで、音名と階名の合わせ技で調の名前や仕組みを理解するのは、楽器の種類に関係なく有効です。
(自分が学んでいる楽器で音を出しながら試せばいいのです)
私は子供の頃、オルガンやピアノで、ここ(例えばト音)から「ドレミファソラシド」を作るには、7番目の音が黒鍵になるんだな…トから始まるからト長調なんだな…などとやっていました。
これもそのうち記事にしようと思っています。
「ソから始まるト長調」などと平気で書いているピアノ教本が巷にあふれているものですから(苦笑)。
REIKO
2016/11/10 22:29

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