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zoom RSS 日本人の思い込み「楽譜を読む」=「ドレミで読む」?

<<   作成日時 : 2016/07/29 21:37   >>

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「私は楽譜が読めないので…」とおっしゃる方が普通にいます。
しかしこの発言、「楽譜が読めない」の具体的実態が意外と曖昧です。
私が思うに、ごく一般的な人の感覚では「楽譜を見てもドレミがわからない」だと「楽譜が読めない」という認識になるようです。(ですよね?)

多くの日本人がここで「ハニホ」や「CDE」でなくドレミと言う点に、安易な「固定ド」教育蔓延の一因があるのは間違いないでしょう。
困ったことに「ドレミ…」の呼称は、大抵の人がどこかで(「ドレミの歌」の影響?)聞き知っており、少なくとも楽譜を用いたクラシック系音楽を学び始める場合、「さあ、これからドレミを覚えて楽譜が読めるようになるんだ!」なる意欲に満ち満ちて学習をスタートするであろうことは、想像に固くありません。

ですから教える側も、甘いお菓子にヨダレを垂らしている子供にそれを与えるごとく「ドレミ音名」で教えていれば、当面は?何の問題もおきないわけです。
むしろ音名に「ハニホ」や「CDE」を使って読譜指導したら、「自分はドレミがわかりたいのに…」とか、子供のお稽古事では親御さんから「ちゃんとドレミを教えてください!」と文句言われるのがオチかもしれません。
特に器楽では「これがド、これがレ」という楽譜の読みと、鍵盤位置や弦楽器の押弦ポジション、管楽器の運指などをスムーズにリンクさせることに、指導者よりむしろ学習者の方が必死になるようです。
(楽譜を1音1音一生懸命ドレミ音名で読み取りながら、それに対応する鍵盤を探して練習している、大人になってピアノを始めた方がたくさんいらっしゃいます)
大人初心者はまだ「楽譜の固定ド読み」だけで済みますが、相対音感が発達する前の幼児の場合、音高もドレミと結びついてしまうことがあるのはさらに問題です。
幼少期のピアノ教育で「絶対音感+固定ド」になるのがこれですね。

しかし長年「固定ド」で楽譜を読んだり、ましてそれと音高が紐付けされてしまうと、階名(移動ド)の理解や実践が非常に困難になります。
「へ長調ではファがドになる?ト長調ではソがド?何で?ドはドでしょ!」「移動ドで歌うのは超絶キモチ悪い」…これらは「固定ド派」のごく当たり前の反応で、この違和感を克服してまで階名に興味を持つ人は少数です。
また「固定ド」の人が音楽教師になれば、自分が苦手なものを封印するごとく階名を不要なものと決めつけたり、そこまで行かずとも適切な階名指導ができない、残念な先生になります。
残念な先生に教わる人も当然ながら階名が不得手…連〜鎖は続く〜よ〜♪ど〜こま〜で〜も〜♪(笑)。

ところで記事の最初に書いたことをひっくり返すと「楽譜のドレミがわかれば、楽譜が読めている」になります(注:とりあえずリズムは横に置いといて音の読み取りだけとした場合)が、では「ドレミがわかる」ってどういう状態でしょうか?
楽譜にドレミの読み仮名が振れるということでしょうか?
ではこの楽譜(クリックで大きくなります)─── 「ドレミがわかる」方、歌ってみてください。 または脳内で鳴らせますか?
画像

実は、ドレミの読み仮名が振れても音楽として聴こえてないなら、本当の意味で楽譜が読めてることにはならないのです。
(楽器で再現できれば読めてると主張する人も、楽器なしで音が取れるようになれば、以前の自分は「読めてなかった」ことを実感するはず)
そして以下のことを知ってください↓

「固定ド」のドレミで楽譜から音が取れるのは、精度の良い絶対音感のある人だけ。
それ以外の人は、階名のドレミ(「移動ド」)でなければ、楽譜から音を取るのは非常に難しい。


絶対音感(大人になってからでは得られない)が無い状態でいくら「固定ド」ソルフェージュをやっても、音感は磨けないし読譜もできるようになりません。
そのような人が習得するべきなのは階名による相対音感で、これは大人になってからでも訓練次第で身につくし、実は階名で音を取る方がずっと簡単なのです!(ホントですよ♪)

しかし多くの「絶対音感+固定ド」の先生方は、そのことに無頓着です。
自身は階名がなくても音が取れるし、特に不自由も感じてないからでしょう。
だから彼・彼女らは、階名を学習する機会がないために音感不全のまま放置され、不器用に音楽をやらざるを得ない人達に思いが至りません。
そういう人達だって、適切な指導を受ければ大きく伸びるのですが。
また学習者で、最初から「固定ド」の弊害を認識している人なんてゼロに等しいはずです。
(現実は、気づいた時はすでに遅し…)
「楽譜はドレミで読むものだ」なる日本人的な思い込み、教える側も習う側も考え直してみる必要があると強く思います。

★掲載した楽譜の階名は「ミレミラソファミー レソファミドー」です。音程が広い「ミ↑ラ」「レ↓ソ」「ソ↑ファ」は、階名と音程の結びつきを利用することで、音が取りやすくなります。
★任意の調での階名読みは、「固定ド」読譜を長期間続けている人ほど、使い方の異なるドレミが競合するために抵抗を感じ、習得も難しくなってしまいます。しかし音名に「ハニホ」や「CDE」を使っていれば、階名ドレミと共に「音程を読む」学習がスムーズに進みます。


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