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zoom RSS キプロス生れの作曲家ツィツァロス、雨のピアノ曲

<<   作成日時 : 2016/07/23 17:06   >>

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クリストス・ツィツァロス(舌を噛みそうな名前!)は、キプロスのニコシアに生まれ、ワルシャワやパリで学んだ後、渡米してイリノイ大学ピアノ教育学教授の肩書を持つ、教育音楽作曲家・ピアニストです。
逆光が妖しげなYoutubeの自演動画

彼の曲集は私がピアノ再開してほどない頃に買ったんですけど、「内容が深いし、美しく弾くにはちょっと難しいな…」と判断して、先送りにしていました。
その間もう少しお手軽系の米国作曲家の作品を弾きながら、腕を磨いていた?わけです。
何となく違うんですよね、やっぱり…欧州育ちのツィツァロスは。
「詩情漂う」「陰影に富んだ」「愛と孤独」などの言葉が似合う、しかも短調曲がやたら多いのが特徴です。
今回はツィツァロスの雨にまつわる曲を2曲弾いてみました。

◆雨音 …Songs Without Words より


◆雨のラブソング…Lyric Balladsより


ドビュッシーを坂本龍一でサンドイッチにしたような《雨音》は、拍子やテンポの変更、幅広い強弱、ソフトペダルの使用など、多くの教育的課題が盛り込まれたサウンド系の曲です。
様々に変化する雨の降り方を描写する、技術と表現力が要求されます。

中間部分を指定された速さでミス無しで弾くためにだいぶ練習しましたが、やったことは音の規則(この小節は左右共音程が4度、半音ずつ下がる…など)を把握した上で、間違う心配のない速度で「ゆっくり弾く」だけ(笑)。
最初はいちいち面倒に感じた運指の細かい指定も、テキトーな指で弾いているといつまでたっても安定しないと思い、キッチリ守りました。
時々「様子見」のつもりで速く弾いてみて、ハズしたり止まったりするようなら、また速さを落として練習します。
しかし「ゆっくり」弾いているつもりでも、その速度が徐々に上がってきて、気がつくと指定のテンポくらいが一番弾きやすくなるんですね!
とにかく焦らず、自分のアタマと体が覚えてくれるまで繰り返すことです。

両端は中間部分に比べれば技術的に易しいものの、透明感のある音を出すことや、気を抜かない演奏を心がけました。
どこか和風に聴こえる、「短調の2・6抜き」(階名ではシとファ抜き)の5音音階を使った旋律が独特の雰囲気。
主音や主和音以外の音をペダルで響かせたままにする終わり方も、ツィツァロスが非常に好む手法です。

《雨のラブソング》は、《雨音》に比べれば短期間の練習で済みましたが、聴いて感じるよりはかなり難しい曲です。(そういう意味では損な曲?)
右手は易しくても左がかなり複雑に動いており、決して旋律を邪魔しないように、優しく静かに弾かねばなりません。
最初はどうしてもガチャガチャするんですよね…それじゃ「ラブソング」になりませんからね(笑)って、作曲者自身による「演奏の手引」には、冒頭いきなり「愛の贈り物で祝福された人達、またはそれを望む人達へ」なんて書いてあるんですよ!
いや〜〜もう、こんなの日本のピアノ教材では考えられませんね!

ところで米国のピアノ教育作品は、日本の感覚から言うとそれほど指のスキルを要求しないものが多い(教材が目的とする方向が少し違う)のですが、ツィツァロスに限ってはいわゆる指練できてないとツラい曲が多いです。
特に左手!もしかして彼、左利きなんでは?と思ったり。
そしたらこんな本書いてたりこんなモノの編集までやってました。
うわ〜〜、やっぱりねえ…(笑)!

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