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zoom RSS 瀕死寸前の「階名」と、「固定ド」「移動ド」という言葉の氾濫

<<   作成日時 : 2016/06/22 21:46   >>

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いきなりクイズです。下の赤丸で囲んだ音の階名は何でしょう?


回答は4択です↓ 答えは記事の終わりの方に。
【1】シ  【2】シのフラット  【3】変ロ  【4】その他(具体的に)

私は以前から、ネットで時おり目にする「固定ド」「移動ド」(「唱法」や「読み」という語が後につくことも)なる妙な表現を、不思議に思っていました。

これ「音名」「階名」ってことと違うの?
音名には日本語なら「イロハ」を使うべきで、「固定ハ」ならまだ分かる(ってかそれ当たり前)けど「固定ド」って何???
ドを「固定」するって、バカじゃね???
「音名」「階名」は、音楽をやっていく上でどちらも必要で、自分の中では両者共存しているのだけれど…???


そしてつい最近、この「固定ド」「移動ド」氾濫の理由が分かったのです!
それは趣味あるいは職業として長年音楽をやっていても、階名という言葉自体を知らないか、知っていても正しく理解していない人が日本には多数いるという、自分にとっては衝撃的な事実でした…!

私は物心ついた頃から音楽を階名感覚で認識(今思うとそう断定せざるを得ない)しているので、階名がなければこの世に音楽が存在しないも同然なんですが…
階名を知らないで音楽ができるの!? どうしてこんなことになっているの!?
手がかりを求めて調べ回っていたら、自分の知りたい&言いたいことがそっくり全部書いてある、すごいサイトを見つけました!

★「固定ド」音感者のための「移動ド」習得・ソルフェージュ講座

(◆◆本ブログの基礎となる七大記事◆◆のいくつかを読んでいただければ、サイトの主旨が分かると思います)

上記サイトではたびたび、何々音感者という言葉が使わてれています。
単に楽譜上の音符の「呼び方」や、それを使い音程をつけて歌う「唱法」の優劣をめぐる「固定ド」VS「移動ド」論争は、多くの場合どちらが「簡単か」「便利か」という表層的なことに終始しています。
そんなことはどうでもよい、重要なのはその背景にある音感の性質ではないですか?
歌は当然のこと、器楽でも階名的な音感がなければ良い演奏はできないというのに!

ところが今や、学校教育を始めクラシック系の音楽メソッド(特にピアノ)は、事実上「固定ド」一色なんだそうです。
まともに「移動ド」を指導できる人がいない、その連鎖ですね。
これでは階名など知らなくて当たり前、音名と階名が区別できないことから来る「固定ド」VS「移動ド」議論(どちらかを「選ぶ」必要があると勘違いしている)が起こるのも当然でしょう。
この問題、諸悪の根源は、階名に使うべき「ドレミ」を、音名に使ってしまう音楽教育が横行していることです────(続く)

クイズの答え:正解は【4】、この曲はヘ長調で階名は「ファ」です

【参考までに】
・私はいわゆる「移動ド」音感者で、絶対音感は全くありません
・どんな調の旋律でも、ドを主音とする階名で認識します(短調も主音を「ド」と認識してしまうのですが、これは目下「ラ」に矯正中)
・楽譜を見てピアノを弾く時は通常、音名・階名認識を経由せず、五線上の音符位置から視覚反射的に弾くべき鍵盤に指を持っていきます
・加線が多いなど視覚的に判断しにくい音は、横にドイツ音名を書き込むことがあります
・音名は、ドイツ語、英語、日本語(イロハ)どれでも使えます
・ピアノで楽曲を演奏中は階名をあまり意識しませんが、主音の位置やドミナント・モーションははっきり感じていると思います
・唱歌や賛美歌程度の旋律なら、階名唱(いわゆる「移動ド」唱)によりどんな調でも初見視唱ができます
・楽譜上の特定の音だけを見て、いわゆる「固定ド」で読むことはできますが、その音を音楽(特に旋律)の一部と考えた時は、「固定ド」に大きな心理的・音楽的困難を感じます
・その結果、調号のある曲で「固定ド」唱をやろうとしても、1〜2小節で止まってしまいます
・記譜と実音の音高が違う楽器でも、演奏に全く支障ありません
・ヘ長調の楽譜を見ながらイ長調で歌う等のことも、困難なくできます

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私たちが小中で音楽教育受けたころは階名で歌うというのが標準でした(私は得意ではありませんでしたが)。
そのため音名と階名は区別されていて当然でしたが,器楽を始めてからは,音名をドレミで呼ぶんだな〜と,最初違和感が有りましたが,それが「固定ド」ということだったのだと今になって思います。分かってやっているのならまだ良いのですが,確かに本来各調の音階音の最初の音であるドが固定したり移動したりというおかしなことですね。
Enrique
URL
2016/07/03 10:03
Enriqueさん、コメントありがとうございます。

おっしゃるように「階名」は、ある程度年配層にはそこそこ知られているようです。
しかし最近は、「固定ド」と対比した「移動ド」という言葉に置き換えられて、単なる楽譜の読み方の問題にすり替わっているか、たとえ「階名」という用語を知っていても、「階名には固定ドと移動ドがあります」(←ピアノの先生に多い)のような間違った解釈をされているなど、ひどい状況になっています。
これを知った時はあまりのショック!で、ピアノを練習する気も失せてしまいました。

>ドが固定したり移動したりというおかしなことですね
全くそうなのです。「固定ド」と「移動ド」は理論的に両立できません。
その結果、どちらが良いかとか(自分は)どっちを選ぶべきか…のようになってしまうのですが、最初から音名と階名に別の呼称を使っていれば、何の問題も起きないんですよね。
しかし世の中はすでに「階名なんて必要ない」「移動ドなんてめんどくさい」としか考えられない人(特に指導者)が多数派になっていて、呼称を使い分けることの重要性さえ理解できない人が普通のようです。
(これでいいのでしょうか…???)
REIKO
2016/07/04 15:51

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