ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱

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zoom RSS なんちゃってヴィルトゥオーゾの派手な曲

<<   作成日時 : 2016/06/13 23:20   >>

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人前でピアノ演奏するんだったら、派手な曲をカッコ良く披露してウケたい、聴いている人を熱狂させてブラーヴォもらいたい…というのは誰しも思うことですね。
まさにその目的で書かれた米国の曲集があるので弾いてみました。
ロバート・D・ヴァンドールの、その名も「Celebrated Virtuosic Solos」シリーズBook 5(難易度別に5冊出ているうち、一番難しいもの)から2曲です。

★旋風 (右手6度、左手5度まで開けばよく、子供の手でもOK)


★トッカータ ヘ短調 (重低音が超迫力、オクターブに届く手が必要)


どちらもケレン味のある曲という表現がピッタリでしょうか。
シリーズ中で一番難しい…といっても学習者向け教育作品で、難易度表示が「Intermediate to Late Intermediate」ですから、日本の「ブルクミュラー終盤〜ソナチネ程度」の人なら弾けるはずです。
少なくとも聴いた感じより簡単なのは間違いありません。
ですが、日本の初級後半〜中級前半の一般的ピアノ教材とは書法が全く違うため、そこをどう攻略するかがポイントになると思います。

具体的に言うと、まず簡単な点は────
・指を超えたりくぐらせたりする運指が全く必要ない
・弾きにくい音型がほとんどない
・曲の構成が単純
・書法がパターン化されていて譜読みが超ラク


難しい点は────
・親指を軸に使わないポジション移動や、大きな跳躍が多い
・(上記との関連で)楽譜から目を離さないと弾けない部分が多い
・使用音域が広い
・強弱の幅が大きい
・パワーと速度がないと曲の面白さが半減


総合的に見ればこの2曲よりずっと手強い(はずの)バッハ「2声のインヴェンション」では、上記の「難しい点」に相当する要素がほとんどありません。
したがって、インヴェンションは得意だけどこういうのはからっきしダメな人、あるいはその逆パターンも十分あり得ることでしょう。
日本ではだいぶ前から、初級レベルでは選ぶのに困るほどの教本や曲集が出ていて、そこで扱う曲の様式も多彩になってきていますが、中級に入ると旧態依然とした(決して「ピアノ的」とは言えない)必修教材とやらがデーンと待ち構えていて、半ばそれらをこなすことが目的化しちゃってるんですよね。
しかしその「それら」の内容に偏りがあったのでは、ついやした時間と労力の割に、レパートリーが限られるという残念なことになってしまいます。

「難しい点」は、中級レベルで派手な曲をカッコ良く弾くために非常に重要なことなのです。
もしかすると「簡単な点」は、「難しい点」の練習に集中できるようにするための措置かもしれません。
似たような音型が並んでいるため、譜ヅラは一見練習曲のようでも、音楽的には発表会ウケ要素も十分の、実によくできた2曲だと思います。
特にトッカータの方、現代的なテイストでありながら大衆性も失わない曲調は、いかにもショービジネスの国だなあという感じがしますね。

★この2曲の演奏で使っている音律についてはこちらの記事で

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