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zoom RSS 大人の初級者向け「ノクターン」

<<   作成日時 : 2015/05/24 17:40   >>

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ショパンで有名な「ノクターン(夜想曲)」は、アイルランドのジョン・フィールド(1782〜1837)が創始したとされるピアノ曲種です。
アメリカの教育音楽作曲家も、ほとんどの人が「ノクターン」あるいは「何々ノクターン」と題して曲を書いていて、ロマンチックな雰囲気とゆったりした曲調が学習者にも人気なんですね。
今回はその中から2曲弾いてみました。

◆モナ・レジノ「ノクターン」─── こちらの曲集に収録


◆デヴィッド・カー・グローヴァー「ノクターン」─── こちらの曲集に収録

★日本でもかなり以前から使われている「グローバーピアノ教本」の著者で、1988年に亡くなっています

レジノのノクターンは、ブルクミュラー前半程度で弾ける易しさながら、物憂い旋律が魅力的で曲集中ダントツの人気です。
最初Youtubeで耳にした時、聴き覚えがあるような気がしたのですが、後で主題がポピュラー曲の「マスカレード」と似ていると気づきました。
(似てますよね?)
それに続く、セブンス・コードが上手く使われている中間部分も、ありがち?な進行かなとは思います。
しかし、最小限の音しか使ってなくてもその配置が絶妙なのでしょう、楽器がとても美しく響き、音楽的に何か足りないという感じは全くありません。
譜面は驚くほど簡素なんですよ…非常に良く出来た曲だと思います。

もう一方のグローヴァーのノクターンは、レジノよりも難しいというか、少し「弾き辛い」タイプの曲でした。
右手が体の正面〜横切る位置で和音を弾く頻度が多く綺麗な音が出しにくい、拍頭が重音で後打ちが単音…という普通とは逆の左手伴奏型があるなどです。
しかも左右の手が弾く音域が近接している部分が多いせいか、音が多い(レジノ比)割には響きがこじんまりしていて、コスパ悪い(笑)感が少々ありますね。
それでも付点リズムの甘い旋律は魅力的で、中間部分に入る時、ニ長調からヘ長調に短三度上へ転調する箇所は、なかなか気が利いていると思います。

日本の一般的なピアノ教材で習っていると、ショパンを弾く前に「ノクターン」なんて弾く機会がないことがほとんどです。
(グルリット、リヒナーに少しあるくらい?)
これは初級〜中級初め程度で弾ける19世紀以降の「楽曲」が、ほとんど子供向けに書かれていることと関係あると思います。
ノクターンて基本的に大人の音楽ジャンルですから。

しかしアメリカのピアノ教育界では、ピアノ初級者=子供という図式は完全に崩れており、「Elementary」レベルでは子供向きの標題や曲調の作品が多少あるものの、「Intermediate」(日本の初級後半〜中級初め程度)になるとそれらはほとんど姿を消して、大人が弾いても全く恥ずかしくないタイプの曲が大部分になります。
この2曲のノクターンが収録されている曲集の前書きには、どちらも「students(またはpianists)of all ages」という表現が使われています。
どんな年齢の人もこれで勉強したり楽しんだりしてください〜♪ということなんですね!

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