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zoom RSS 有馬礼子「舞曲」に古典調律で挑戦

<<   作成日時 : 2012/02/28 19:54   >>

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まだ本の整理が半分ほど残ってるのですが(笑)、引越しで古い楽譜達と久々に再会し、眺めていたら音にしたくなったので、転居後初打ち込みをやってみました。

子供の頃、自分はピアノを習っていませんでしたが、友達からピアノの発表会に呼ばれると、好きな曲発掘のために喜んで聴きに行っていました。
そこで知ったのが、有馬礼子さんの「舞曲」なんですね♪
プリミティブな躍動感がたまらなくカッコ良くて、とても印象に残りました。

もっとも、何とか楽譜を見つけて手にしたのは、大人になってからでしたけど。
今回は押入れのダンボールに入っていた、「現代日本作曲家による発表会用ピアノ小品集」(日下部憲夫 編 ドレミ楽譜出版社 昭和55年発行)を見て打ち込んでいます。
当然、平均律で作曲されてると思いますが、それじゃ当たり前すぎてつまらないので、色々な古典調律を試してみた結果・・・↓↓↓



打ち込む前は、ハ長調で和音中心の曲なので、キルンベルガー第二法か、ひょっとして第一法でも行けるか?と思っていました。
右手フレーズ末尾の全音符やアクセントのついた和音に、キルンベルガー音律で純正な音程が多く、それが平均律よりも有利なんですよね。
しかしキレイに響く和音と、D-A-Eの狭い五度にひっかかる部分(ビミョ〜に濁る)が混在し、文句なしに適合 ──── とは行きませんでした。
(やはり第一法は厳しく、第二法で「可」のレベル)

キルンベルガー第三法やヴェルクマイスターも、特に良いというほどでもないので、五度純正中心の音律はあきらめ、思いきってミーントーンを試してみました。
通常ウルフ位置だと、A♭音が出る箇所で音痴になるので、G#をA♭に調律替えしたミーントーンです。
──── (動画で分かるように)何とバッチリ!

この曲、右手は(平均律が苦手な)長三度や長六度が多く、一方左手は和音の主音と属音が五度音程で鳴っています。
平均律だと全体に鈍く曇る右手和音は、特に長く伸ばす箇所(CEG、GBD、EGBなど)で、ミーントーンはカッチリと決まって爽快ですね。
和音に含まれる純正長三度が効いているんでしょう。

一方ミーントーンの泣き所、五度の狭さですが、幸い左手は同時打鍵でなく、しかもほとんどスタッカートなので唸りも出ません。
──── とまあ、ミーントーンの長所が生きて、短所は目立たないという、願ってもない曲なのでした。

古典調律ができる電子ピアノでは、基音FでA♭-C#ウルフになるので、楽譜が手に入る方はぜひミーントーンで弾いてみてください。
現代テイストの割には譜読みがラクで弾きやすく、最小のテクニックで最大の演奏効果が上がる、超おトクな曲ですよ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
REIKO-REIKOコンビですね。
やはりこの曲も機能和声系でなくてモード系でしょうか?ウルフ位置さえ考慮すれば,ミーントーンで良くはまるのですね。やはり長三度・六度が効いているのでしょうが。きっと平均律やウェルテンペラメント系よりも色彩感が良く出るのでしょうね。
バックのアニメーションもとてもステキです。
Enrique
URL
2012/03/02 16:08
Enriqueさん、

>REIKO-REIKOコンビ
アハハ・・・(^ ^;)そうですね。
昔はまだ女性の作曲家が珍しかったので、それも印象に残った理由かもしれません。
この曲は有馬作品の中でも、特に良く知られているもののようです。

>モード系でしょうか
耳で聴いた感じほどは、現代的な書法ではないんですよ・・・臨時記号も意外と少ないです。
基本的にはハ長調でしかありませんね。リズムも単純なので、譜読みが超ラクです。なのに斬新に聴こえて演奏効果も高いのがミソでしょう。

>色彩感
たいした転調もない(笑)ので、ミーントーンにした場合は色彩感云々よりも、「音がしっかりする」のが最大のメリットだと思います。
平均律は全体に音がふやけるんですよ。
ミーントーンは和音が骨太に決まって、それが曲調によく合っています。

>バックのアニメーション
これはほんとはWindowsムービーメーカーの、タイトルやテロップを流す機能なんですが、文字の代わりに絵フォントを使って「回転&ズームイン」だの「タイプライタ」(←一文字づつ打ち出す)などやってみました。
REIKO
2012/03/02 16:55

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