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zoom RSS ミーントーンピアノでパーセル

<<   作成日時 : 2011/07/16 21:44   >>

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キルンベルガーだのヘンデルのミーントーンだのを研究している間に、最近の電子ピアノにはほとんど音律(スケール)変更機能が付いていることを知って驚いています。
つまり(あなたも?)簡単に古典調律が試せるのです!
◆AMAHAでもRo◆andでもKA◆AIでも構いません、ここ10年くらいに買った電子ピアノをお持ちの方は、取り扱い説明書を隅から隅までよぉ〜〜く御覧ください。
以下のような古典音律がプリセットで用意されてませんか?

●純正律(長調・短調)  ●ピタゴラス律  ●ミーントーン(中全音律)
●ヴェルクマイスター(第1技法の第3番)  ●キルンベルガー(第3法)


さらに以上の音律の「基音変更機能」も、標準装備のようです。
相変わらずキルンベルガーは第2法は無視されて第3法だし、ヴァロッティのような1/6P.C.系音律が無いのは不満ですが、それでもこれだけあれば音律体験には十分。
ですが、各音律について知識がないので使いどころが分からない、バロックを弾かないから関係ない、ピアノの音で古典調律にしても意味が無い、不等分な音律って響きが汚いのでは?・・・などと思う人も多いでしょう。

大丈夫、使いどころは私が教えます(笑)&ピアノの音色や、19世紀作品でも古典調律を試す効果&意味は十分あります。
(当ブログで、べートーヴェンやシューベルトとキルンベルガー音律の関係を述べている通り ─── もっと後のロマン派作品やドビュシーでもOK!)

私は楽器を持っていないので、MIDI音源+打ち込みですが、今回はパーセルの有名な「ロンド」(ブリテンが「青少年のための管弦楽入門」で主題に使ってるアレ)を、ピアノの音&弾き方で試してみました。
★楽譜ダウンロード〜IMSLPのパーセル鍵盤曲集のページ
パーセル・ピアノ小品集(ドレミ楽譜出版社)にも収録

パーセルの作曲音律はミーントーンが基本と考えていいので、平均律と比べてみます。

平均律↓↓↓



ミーントーン(中全音律)↓↓↓



★平均律⇒ミーントーンと聴いて、もう一度平均律で聴くと、違いが分かりやすいです

ミーントーンの方、これなら発表会で弾きたい!と思った人いませんか!(ハイ、私です)
メチャかっこいいですよ、ミーントーンだと!・・・それに比べて平均律は、響きは鈍いし旋律が音痴に聴こえるしで、全くシマりませんね。
理由は簡単、ミーントーンと平均律は全くタイプの違う音律なので、作曲音律と大きく異なる音律で演奏すれば、ボロボロになるのは当然なんです。
パーセルを愛奏しているピアノ好きの人って滅多にいませんが、平均律では無理もないこと。

このように平均律と「相性が悪い」せいで、本来の魅力を十分に発揮できずにいる鍵盤曲が山ほどあるのです・・・古典調律で救ってあげましょう♪♪♪

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
すみません、私の耳が悪いので、ものすごくはっきりした差を感じないのですが、ミーントーンのほうが若干、右手と左手の音があっているような気がします。ウチにある電子ピアノは15年以上昔のものなので平均律のみみたいです。残念。
Mev
2011/07/16 23:37
Mevさん、

>ミーントーンのほうが若干、右手と左手の音があっているような気がします
そうです、そうです♪全くその通りなんです。
平均律は、オクターブ以外の音程は「どれも正しくない」ので。
一方ミーントーンは、長三度が「合って」いて、短三度もかなりイイ線行ってます。
ただし五度はかなり狭いです。
どの音律にも一長一短あって、鍵盤楽器では全ての音程が正しい音律は事実上無理なんですが、だからこそ作曲家が(聞きながら)作曲していた音律で再現することが大事なんですね。
この「ロンド」は、ミーントーンで演奏して初めて、真の姿を現すんですよ。

>電子ピアノは15年以上昔のものなので
壊れたら買い替えの時に期待♪(笑)

★皆様★パソコンのスピーカーは大抵ショボイので、イマイチ違いが分かりにくい時は、ヘッドホン等で聴いていただくと良いと思います。
又は外部スピーカーをつなぐなど。
また、できるだけ静かな場所でお聴きください。
REIKO
2011/07/17 01:23
私も大幅な違いはまだよくわからないのですが、全体的にはミーントーンのっほうが平均してよい感じに聴こえました。
この曲について以前書いたことがあるのですが、最初に聴いたブリテンの「青少年のための管弦楽入門」のイメージが強烈です。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2007-03-21
Cecilia
URL
2011/07/17 05:51
パーセルのロンドは元がシンプルなのでギターでも弾きやすいです。この記事拝見して,早速私の改造ミーントーンギターでも弾いてみて,やはりしっくりと響く(楽器自体も30年来響きの鈍かったのがツーンと響いています)気持ちよさを感じています。やはり,打ち込みでも生でも自分で音出ししてみるのがイチバン差を感じ取れる方法かもしれませんね。
パーセルはこれが余りにも有名で他はあまり聞いてないですが,どれも古くさくなくて好きです。でも古くささも音律のせいで,正しい音律でいきいきと蘇る曲は多いのでしょうね。
Enrique
URL
2011/07/17 08:58
Ceciliaさん、

>ミーントーンのほうが平均してよい感じに聴こえました
たぶんミーントーンの方が、「音がハマるところにハマっている」感じがすると思うんですよ。
平均律は、これだけ聴いていると「まあこんなものかな?」と思いますが、ミーントーンの方を聴き慣れてから聴くと、すごく不安定で音痴っぽいですね。

>ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」のイメージ
私もブリテンの方が先で、その頃はまだ「パーセル」ってどこの誰?って感じでしたね。(笑)
REIKO
2011/07/17 21:18
Enriqueさん、

>改造ミーントーンギターでも弾いてみて
ああ!確かにギターも良さそうですね!
(むしろギターの方が良いかも!?)
この曲は運良く、通常ウルフ位置のミーントーンでバッチリだったので、そのまますぐ弾けますね。
パーセルの鍵盤曲、ほとんど初心者向けで音が少なく、そういう意味ではギターでも無理なく弾けるものが多いと思います。
ただミーントーンのウルフ位置は、多少動かす必要があるものもありますね。

>正しい音律でいきいきと蘇る曲は多いのでしょうね
激しく同意です!(^ ^;)
これからもたくさんの曲を「救済」していきたいです。
REIKO
2011/07/17 21:25
流石、今回もグッドジョブですねぇ。 クラシックの鍵盤曲は「救済」対象がほぼ無数にあると考えられるので(爆)、一生がかりの仕事ですよねこれは(汗)。ただ、REIKOさんのようなパワフルな方が今後沢山現れてくれればあっという間に世界が変わるような気もしてます。ちなみに私の個人的状況としては、今年来年は辛抱の年&2013年以降に(世界が未だあれば)救済活動に復帰?しようかなどと考えてます。
(関係ない話ですが、日本の食べ物どうなっちゃうんだろう(汗)。)
koten
URL
2011/07/18 06:20
再生する音響装置によって、聞き分けられるかどうかが違ってくると言うのは確かなようですね。一度やってみようとは思うんですが、Macとアンプを繋ぐのが結構大変なので、いずれ・・・。
ところで、近くの量販店に、Rolandの音律設定可能な電子ピアノが2台あって、時々いたずらに中全音律に設定しておくのですが、試奏する人の中に気が付く人が居るのかどうかは分かりませんが、後日行って確かめてみると、平均律の設定されています。誰か気が付いているのかなあ・・・。
ogawa_j
URL
2011/07/18 11:01
横レス(笑)
>Rolandの音律設定可能な電子ピアノ
・・・私が時々行く某イトー※ーカドー系の店(CD&楽器売り場)にも上記電子ピアノ(40万円クラス)が置いてあったので、良くミーントーンに設定して遊んで&そのままの調律で放置してました(爆)。ミーントーンは慣れないと相当「異質」に感じるんじゃないでしょうかね・・・私も慣れるまでに数年かかりましたし。

本レス(笑)
>パーセルを愛奏しているピアノ好きの人って滅多にいませんが、平均律では無理もないこと。
・・・小生ブログでも前に書いた記憶があるのですが、結局、「バッハ以前」の作曲家(有名どころで、例えばフレスコバルディ、フローベルガー、スウェーリンク、バード、などなど)を愛想するピアニストはほぼ皆無な(アマチュアでもめったにいない)のは、そういうことなんですよね、要するに。やっぱりミーントーンはもっと布教する必要ありそうですよね(笑)。
 今日のブログで書きましたが、やっぱり平均律では多くの(ほとんどの)クラシック曲が「救われない」んだとしみじみ感じます。
koten
URL
2011/07/18 17:04
kotenさん、

>「救済」対象がほぼ無数にあると
そうですね。20世紀モノ以外の鍵盤曲は、ほとんど「平均律以外の」音律で作曲されているはずだし、一般的には時代を遡るほど平均律との違いが大きくなるでしょうからね。
19世紀ものにしても、私の場合は「平均律だと聴く気がしないが、古典音律なら聴く」なので、同様の人が他にもいると思います。

>2013年以降に(世界が未だあれば)救済活動に復帰?
そんなに先ですかあ・・・!?(^ ^;)
もう1年くらい前倒ししてくださいよ〜♪(笑)

>ミーントーンはもっと布教する必要ありそう
全くその通りです・・・これはこれで1つの「世界」を形作ってると思います。
ミーントーンで書かれた曲を無視して、鍵盤音楽は語れないです。
「バッハ以降」だけじゃダメですよね。
REIKO
2011/07/18 22:49
ogawa_jさん、

>再生する音響装置
私は打ち込みの時にはヘッドホンで聴いてますが、ノートPCのスピーカーだと少し違いが分かりにくくなりますね。
(低音が出ないため?)
またその時の体調(耳調?)や気分によっても、差の出方が違うと感じます。
確かに結構微妙な問題なので・・・。

>時々いたずらに中全音律に設定しておく
うわ〜!それは良いいたずら(笑)ですね。
後日に平均律になっているのは、たぶん・・・
★フツーのピアノ曲を試奏したお客さんがウルフに引っかかり、お店の人に「何かこれ音が変ですよ」と言って、平均律に戻してもらった
★ほとんどの機種は、一度電源OFFにして再びONにすると、平均律に戻る仕様になっているから
・・・のどちらかではないでしょうか?
あんまり悪戯し過ぎて「音律変更を試してみたい方は、店員に一言声をおかけください」とか注意書きを出されませんように。(爆)
REIKO
2011/07/18 23:01
早速来ました。面白いです!音源を行ったり来たりすると、本当によくわかりますね〜。私は、ピアノ弾きですから、当然はじめは平均律をまっすぐと感じるんですよ。・・・で、ミントーンに行くと、歪みを感じる。・・・で、もう一度平均律に戻ると、こっちが歪んで聞こえる・・・。行ったり来たりしてるうちに、どっちも歪んで聞こえてきたり・・・。実際の楽器で聞いてみたいです。ピアノだと、うなりが出たりするのかな・・・?

以前、非常に有能な調律師と懇意にしていた頃、色々教えてもらい、色んなところへつm(__)mていってもらいました。実際のピアノでもよく遊んだものですが、一度調律に来た時、「試しに、古典調律にしてみましょうか?」と言うので、「是非m(__)m」と言うと、「ただし、元に戻して後で平均律に直すから、料金は二倍ですよ」と言われ、涙を飲んだんです・・・(^^;)。
ちょっと、ゆっくり見せていただきたいので、また伺いますね!
miwako
2011/07/26 13:38
miwakoさん、こちらへもようこそ♪(^-^)

>どっちも歪んで聞こえてきたり
厳密にはそれが一番正しい聴こえ方ですよね。
結局1オクターヴに12の鍵盤では、どこかにごまかしがあるわけです。
それが「どこに」「どういう風に」出てるかで、色々な音律があるんですよね。

>ピアノだと、うなりが出たりするのかな
上にコメント書いてらっしゃるkotenさんは、以前アップライトピアノをミーントーンに調律して弾いておられました。
kotenさんのブログの「純正ミーントーン」カテゴリには、演奏を録音した音源もアップされています。
でミーントーンの場合、狭い五度も純正長三度と一緒に使うと、誤差が吸収?されるのか、気にならなくなるんですよ。
平均律の問題点は「どこにも純正音程が無い」ことじゃないでしょうかね・・・・。

1台しかない自宅ピアノを古典調律(モノによりますが)にしてしまうと、弾く曲により不都合な点も出てきます。
2台あれば、平均律と古典調律で冒険?できますが、現状で現実的なのは電子ピアノでしょうね。
一部の廉価モデル以外は、記事に書いたようなプリセットが付いてるのが普通で、カスタム設定ができる上位機種もあります。
一般的なピアノレパートリー(19世紀もの)だと、ショパンなどの調号の多い曲が、キルンベルガー音律でバッチリなんです!
(今後そういう記事もアップしてきますので、お楽しみに)
REIKO
2011/07/27 05:46
はじめて、コメントさせていただきます。(しかも非常に古い記事に...)
パーセルのロンドは、自分でもいくつかの楽器で弾きますが、ピアノが一
番しっくり来ないと思っていたら、長三度の汚さが一つの原因なのですね。
リンクいただいた、IMSLP の楽譜を見ながら youtube の上の演奏をいろ
いろ聞いてみましたが、四小節目の D と F などの長い三度でピアノだと
明らかに不協和ですね... 意外なのは、ハープシコードの演奏ではここを
トリルしているものも多いのに、逆に (平均律の) ピアノだと楽譜通りに
ひいてる方が多いことでした。自分のやる楽器で言えば、伴奏付けてフルー
トでやる時は、最初の正念場 (フルートは管楽器だから自分で音程を作れ
る楽器ですが、黙ってるとほぼ平均律になるので...) なので、気になる
のかもしれません。(3 小節目の最初の音で、一応合わせておくとかやり
ますが...)
そういえば、サンプルの MIDI からのものは、この部分の二回目の繰り返し
(20 小節目) 以降では、同時に鳴らさずにトリルしているので平均律でも
そんなに目立ちませんね。
知ってるつもりの曲でも、細かく見ると面白いもんです。
シロウサギ
2015/05/12 15:34
シロウサギさん、いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。古い記事でも全然構いませんです。

>ピアノが一番しっくり来ないと

はい、これ以外のパーセルの鍵盤曲でも、平均律のピアノで弾くと「どうもシマらない、しっくり来ない、何が面白いんだろ?」なものがたくさんあります。
記事中にも書いたように、作曲時と大きく異る音律で演奏すると、そうなってしまう可能性が大きいと言えます。

>トリル

装飾音は「マズい音程をカモフラージュ」する働きがあるんですね。
バロックの鍵盤曲で、フレーズの終わり、導音の箇所にトリルが良く入っているのはその意味もあるのかと思います。
(音律や調によって、導音が高すぎたり低すぎたりする時があるので)
REIKO
2015/05/12 17:57

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